きっと皆様にとっても、ずっと憧れ続けている楽器があると思います。

20歳そこそこの頃の僕は、The BEATLESにドップリはまりました。
その頃はちょうど日本の古いコピーギター(巷で言うジャパンビンテージというヤツですね)にもハマっていたので、ビートルズが使っていたリッケンバッカーやカジノ、ヘフナー等のコピーモデルをいろいろ買い漁っていた時期でもありました。
BEATLES GEARという分厚い書物に掲載された彼らの楽器の写真を見ながら「ここが違う。ここは似てる」などと日々研究(?)してたものです。

でもやっぱりいつかはコピーではない本家の物を。
中でもポールマッカートニーが使っていたRickenbackerのベースを。
というのが、20歳過ぎから現在まで20年以上抱き続けた僕の憧れです(^^)

そしてついに20数年越しに、、、
リッケンバッカー 4001 V63をゲットできました!
厳密にいうと4001 V63はポールマッカートニーが使っていたモデルとは違うのですが、ドンズバを求めたら手も足も出ないので(笑)

ベーシストではない僕がベースを買った理由。
それはひとえに、前述のとおり「ポールへの憧れ」だけです。
録音にも使えるし。なんていうのはただの口実で、ほんと憧れオンリー。
もちろん、バイオリンベースではなくリッケンベースに憧れるのには、リッケンのルックスへの憧れもあります!

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いやぁもう眺めているだけで酔えます。。。
なんて芸術的なフォルムなんでしょう。。。


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色はファイヤーグロー
ポールが手に入れた時もファイヤーグローでしたが、彼はのちに自らサイケペイントを施し、その後さらに塗装を剥がしてナチュラルにし、角の出っ張りも削ります。
本当を言うとそのナチュラル状態のリッケンベースに一番憧れているんですが、ファイヤーグローも実物を手に取ってみると鮮やかで非常にカッコイイです


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リアピックアップはマウントリングも含めて交換されています。Seymour Duncanだそうです。


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リッケンバッカーはローズウッド指板でもクリア塗装されているのが特徴ですよね!
購入時かなり弦高ベタベタだったのですが、バズってしまうので見よう見まねで少し上げてみました。現状12フレット上で6弦2.5ミリ、1弦2.0ミリくらいです。が、ベースのことはホント全然わからないので、適正値なのかどうか自分で判断できていません(汗)


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ヘッド。このヘッドがまたカッコイイんですよねー!!
メイプル材の両端に貼られた材(色が濃い部分)はたしかウォルナットという記憶が僕の中でずっとあったんですが、この4001V63はマホガニーだそうです。
ポールの実機と違って0フレットもありません
この0フレットまで再現されたFernandesのコピーモデルをかつて持ってました。


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ヘッド先端からボディエンドまで1本メイプル材が走るスルーネック構造です。
ボディ材もメイプル
さぞかし重いでしょうと思ったんですがこの個体は3.9キロと、ギタリストの僕でも重さを感じずに持てるような重量です。


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クラックが出てるところもあります(^^)
使用感は結構多め。前述のパーツ交換もあることから相場よりかなり安かったので、ギタリストの僕でも購入する踏ん切りがついたのです。金策のためギター1本売りましたけどね(笑)


入手した日、ろくに弾けもしないのに新鮮で楽しくてずっとスケールをボンボンなぞりながら即席で考えたフレーズを翌朝撮ってみました!
いやーもうホント何から何までわからないことだらけなので、今度ベーシストでもある高校時代の同級生にちょっと習いに行く予定です。指でボンボン(2フィンガーっていうんですかね)弾けるようになるのが目標です!!


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という訳でRICKENBACKER 4001 V63の紹介でした!
自分にとっての目新しさのせいか、ベースは弾き始めると際限なくずっと弾き続けてしまいます。新鮮ですごく楽しいです!