ジナパパ一家の何てことない日常

ペットの事。家族・育児の事。趣味のギターの事。日常の何てことない事。とにかく一貫性のないブログになってきました(笑)

カテゴリ: 楽器

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ハードテイルブリッジだったZodiacworksのギターにシンクロナイズドトレモロを搭載するモディファイをしていただいたことは、弊ブログでも紹介しておりました。
その時の記事はコチラ↓↓↓



トレモロを搭載すると音が変わります。まぁ当たり前ですね(笑)
単純に弦が触れるパーツが変わるという物理的な要因はもちろん、そのブリッジの仕組みによってはボディとの接地面積が変化しますし、そのブリッジを何本のビスで固定するかも関係してくるでしょう。

そして、何より大きい(?)のはバネが付くこと!
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今までは無かったバネが付くことでスプリングの鳴りが加わります。
これがデカいですね!
ストラトの音はバネの音、と言っても過言ではありません(ホントか?w)。


で僕のZodiacですが(バネ云々は抜きにして)サウンドがシャラ〜ンキラキラっとしたキャラです。これが良いとか悪いとかではないんですが、我が家にある他のギターとの棲み分けを考えた時、もう少し中低域に厚みのあるキャラになればなぁと思っていました。

そこでトレモロスプリングに目をつけた訳です!


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現状は、トレモロユニット(Gotoh 510TS-SF2)に付属してきたバネです。
これを別の物に交換してみましょう!


有名どころはやっぱりRaw Vintageですかね。僕も以前ストラトに載せてみたことがあるのですが、リバーブ感がちょっと好みよりも強すぎたので、今回はこれを選んでみました!
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ESPトレモロトーンスプリング Type1です!
タイプ1と2が売られているようなのですが、タイプ1の方が中低域に深みや柔らかさが出るというレビューが多く見られた気がしたので、タイプ1にしてみました
他のバネと混ぜて使ってもいいそうで、実際 混合して使ってる人も多いみたいです。


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1本ずつ個包装になっています(^^)


まずは普通に5本フルに掛けてみました。
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バネ1本が非常に柔らかくて張力も弱いので、今までの3本から5本に増えたにもかかわらずブリッジが結構フローティングします。なので、スプリングハンガーの2本の木ネジを締め込みました。

あくまでも僕の印象&このギターとの相性でのレビューですが、まずリバーブ感はヤリ過ぎ感が無くてほど良いですね!そして弦の鳴りにホワンとした柔らかい響きが加わることによって音全体の温かみが増したように感じます。
操作感でいうと、アーミングでビブラートをかける時のスムーズさ、ヌルヌルさが増しますね。
総じて、かなり好印象です!


さて、ここからはタイトルにも書きました「バネの共鳴」についてです。。
家で弾いてる時はさほど気にならない(支障が無い)んですが、ライブでデカい音となるとエレアコが特定の周波数でブォ〜〜ンと鳴りだすようにハウったり、またはベースの重低音によって共鳴しだしたりすることがあるんですよね。

交換前のバネ(Gotoh 510TS-SF2純正品)の時は、Bの音で共鳴しておりました。
それを今回前述のESPのバネに交換しますと、、、
Bでの共鳴は無くなったものの、G#で共鳴するように(苦笑)

そこで今までもストラト系のギターでやっていたように全てのバネの下にスポンジシートを挟んだのですが、せっかくのESPトーンスプリングの豊かな鳴りまで抑えられてしまいます…。
そんな時、上のツイートのリプ欄から「全てではなく、特定のバネにだけスポンジを挟む」というお話をお聞きしました!

これは良さそう!

共鳴するG#を弾きながらバネを指で触っていき、共鳴が止まるポイントを探します
すると3本ずつまとめて触ると共鳴しないことがわかりました(^^)
「低音弦側から3本」「高音弦側から3本」という2パターンに分けてバネ下にスポンジシートを挟んでみたところ どちらも共鳴はしないのですが、サウンド的には低音弦側にスポンジを挟んだ方がプレーン弦の柔らかいリバーブ感を活かしたまま共鳴を抑えられると感じたので、、、
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このようにスポンジシートを挟んで完成です!

他にも「バネの中に細く切ったスポンジを通す」「ビニールテープをバネに貼る」「ティッシュを挟む」「スプリングの張力(本数や掛け方)を調整する」「他のバネを混ぜる」などなど、過去に僕がやってた方法も含めていろんな対策をお聞きすることができました。ありがとうございました!

いやぁ〜トレモロスプリングも突き詰めたら深い世界なんでしょうねー汗

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JUN TONE PICKUPさん
からサンプルを送っていただきましたF/G double coilという、ポールピースが磁石(アルニコロッド)でできたハムバッカー。

ピックアップ自体の説明と、ギターに載せるまでを書いた記事はコチラです
↓↓↓


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1964年製、KAPAのchallengerというUSAビザールギターに搭載してみました


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このギターの生鳴りは「That'sビザール」という感じ(笑)。ピックアップのレビューをするならもっとオーソドックスでクセの無いギターで試すべきだと思ったのですが、JUN TONEさんから「KAPAの2ハム化は魅力的なアプローチで夢が広がるので、ぜひKAPAで試していただきたい」というお言葉を頂戴しまして、まずはこのギターに載せてみたという訳です(^^)


まずはフロントに載せたタイプ1から!
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こちらは直流抵抗約6.8kで、ポールピースはアルニコ5のロッドマグネットだそうです。

「シングルコイラーも使いたくなるハムバッカー」が僕のテーマなのでそういう視点でのレビューになってしまいますが、面白いことにピックアップ自体の高さ調整次第で、あるポイントを境にシングルコイルっぽくもなりハムバッカーっぽくもなりという感じです!全体的な高さもさることながら、6弦側と1弦側の高さのバランスによって「プレーン弦はシングルコイルっぽいけど、巻き弦はハムバッカーっぽい」みたいな感じにもなり、この辺りは調整し甲斐がありつつもなかなかシビアで難しくもあります。

そもそもこのピックアップは普通のハムバッカーやシングルコイルとは違う物を求めている人へアプローチする商品だと思いますので、そういう意味ではただポンと載せただけで完結するようなピックアップじゃない気がしますね。実際に僕も、搭載1日目にはスイートスポットを見つけられず、日を改めて耳をリセットしてから高さ調整をもっと詰めた結果「これだ!」というポイントに辿り着けました


続いてリアに載せたタイプ2です。
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こちらは直流抵抗約11.7kで、ポールピースはアルニコ5のロッドマグネットだそうです。

直流抵抗値が高いこともあってか、タイプ1よりもハムバッカー味が強いですね。ただ、我が家のGRECOレスポールモデルと何度も持ち替えて比較すると、ミッドのホットさやジャジーなポクポク感が少ないです。低音も “ 弱い ” というんじゃなく “ スッキリ ” していますね。あと、普通のハムバッカーって歪ませた時に「ジャ行」のエッジがすごく出てくるのが特徴だと思う(主観)んですが、その点このピックアップは高音のピークがシングルコイルっぽいクリンとした帯域にあるので、そこがシングルコイル味を感じさせる要因かなと思います(^^)


とは言え、どちらのモデルもJUN TONEさん的には「シングルコイルの音を追求しまくったハムバッカー」という物ではないらしいので、「どれだけシングルコイルの音に肉薄してるか」という観点だけじゃなく、「これはこれ」とニュートラルな気持ちで音を聴いた方が、どういう方向で活きるピックアップなのかが見えてくると思います!!


・・・とウンチクを並べましたが、動画を撮ったので見てみてください!
これはフロントとリアのMIXで弾いてみました。
低音弦がブーミーにならずしっかりキレがありますよね!シングルっぽさという意味では、低音弦のストロー感やゲロゲロ感が出ればもっとシングルっぽくなりそうで、JUN TONEさんもそこはバリエーション違いのモデルとして今後追及してみたいとおっしゃっていました。
が、それはそれとして現状でこの音はめちゃくちゃ好きです!
正直、帯域云々とかはわからないですが、純然たるハムバッカーではないしシングルコイルでもない。とは言えP90でもクニフェでもない。みたいな絶妙で独特な線を突いてくるピックアップだと感じました!!

今のところまだ歪ませての動画しか撮っていないので、クリーンでも撮ったら追記します(^^)


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JUN TONE PICKUPS F/G double coilピックアップとはまだまだ付き合いが浅く、日を追うごとにどんどん新たな気付きがあると思うので、その都度追記していきたいと思います!

JUN TONEさん、この度は貴重な発売前のピックアップを試させていただき、本当にありがとうございました!!




突然ですが、まずはこの動画を観て(聴いて)ください。



ご覧の通りハムバッカーが載ったギターなのですが、シングルコイルっぽい音だと思いませんか?
「音」もそうですし、弾いてる本人としてはピッキングのアタックや強弱の反応など「弾き心地」もかなりシングルコイルっぽいんです。

実はこれ、JUN TONE PICKUPペイズリーというハムバッカーが載っています。
↓↓↓

ペイズリーというピックアップは一般的なGibsonタイプのハムバッカーとは異なり、いわゆるFENDERシングルコイルと同じようにポールピース自体がマグネットになっているハムバッカーなのです。なので、ハムバッカーでありながらシングルコイルのようなサウンドが出ます(私感)。

ペイズリーはオリジナル状態のままでかなり好きな音なのですが、低音弦のニュアンスをさらにシングルコイルっぽくするべく、まずカバーを外し、5〜6弦のポールピースだけ抜いてみたり、弦ごとに磁石の種類を変えてみたり(例 : アルニコ2からアルニコ3へ)などといろいろ試行錯誤し、で、最終的に上の動画の音になったという訳です。

※その実験のようすはコチラ↓↓↓




「シングルコイラーも好きになるハムバッカー」という意味ではこれで結構満足したんですよ。
僕的には。


ところがJUN TONE PICKUPさんは時を同じくして…いや もっと前?から、ポールピースがアルニコマグネットになったハムバッカーの新作を開発しておられたんですねー。
いろんなバリエーションを発表する予定とのことですが、まずはタイプ1とタイプ2のサンプルが出来上がったという吉報を受け、さっそく試させていただけることに!
名前はF/G Double Coil(FオンGダブルコイル)というそうです!

どちらもポールピースが磁石になっているという点で共通ですが、タイプ1はコイルの種類や巻き方などがGibsonハムバッカーに近いらしく、タイプ2は前述のペイズリーに近いそうです。
さらに、タイプ2は2つのコイルそれぞれから配線が出てるため、単純にシングルコイル2個として使ったり、直列でハムバッカーとして使ったり、また並列で使ったり…といったバリエーションを楽しめるようになっています!

いやぁ…これは夢が膨らむ一方で、その高い自由度がかえって沼を生む可能性も…w


さて、このF/G Double Coilを載せるギターはコチラです!
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1964年製のアメリカンビザール、KAPAChallengerというギターです!
このKAPAはたしかブログに載せるのは今回が初めてだったような…。でもこの記事でギターの説明まですると情報過多になるので、今回は端折ります。

「冒頭の動画のファイヤーバードに載せた方がペイズリーと比較できるじゃないか」というお声も聞こえてきそうですが、あのファイヤーバードはもう売っちゃったのです(笑)


さて、
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KAPAのギターには、バイオリンベースで有名なHofner社のピックアップが搭載されています。こいつはこいつで良く言えば味がある音ですが、悪く言えば分離が悪くダンゴのような音、そしてギターボリュームを絞るとモッコモコでとてもじゃないけど使えるクリーンにはなりません(汗)

なので、このギターは正直どのピックアップに交換しても今より悪くなることは絶対にないですw


そして、、、
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おわかりでしょうか?
このギターには普通のギターなら絶対にあるはずのピックアップキャビティが掘られていないんです!この写真を見てから1つ前の写真に戻っていただくと、なぜHofnerのピックアップがビスではなくテープで固定されているかお察しがつくと思います…(笑)

こんな謎仕様のビザールギターなので、まずはボディにピックアップキャビティを掘り、同時にピックガードにハムバッカーサイズの穴を開けなければいけません。。。


という訳で、
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とあるリペアマンに依頼し、ハムバッカーを搭載できる状態にしていただきました!
・・・って、ツイッターを見てくださってる方はご存知のように 実はこの作業においてちょっと問題が勃発したのですが、この記事にそれも書いてしまうと情報過多になりすぎるので、今回は触れないことにします(苦笑)。


一気に飛んで、JUN TONE PICKUPSF/G Double Coil 搭載後がコチラです!
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ネック側にタイプ1(直流抵抗6.8K)、ブリッジ側にタイプ2(直流抵抗5.9K+5.8k)を載せてみました!ブリッジ側のタイプ2は直列接続で普通のハムバッカーになるよう配線してみました。なので、直流抵抗は5.8+5.9=11.7kΩとなります。僕は「シングルコイラーも好きになるハムバッカー」がテーマなので、まずはハムバッカーで使うのが当然の成り行きです

ちなみにポットやコンデンサは一般的なハムバッカー用の数値の物を載せました。ここは結構音に違いが出るポイントだと思うんですが、JUN TONEさんにお聞きしましたら「まずはハムバッカー用でお試しください」とのご回答をいただいたためです。


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一般的なハムバッカーはカバーから出ているポールピースがアジャスタブル(ネジ)ですが、このピックアップはFenderシングルコイル同様にポールピース自体がマグネットになっているのがルックスからわかると思います。ここはまぁ好き嫌い分かれるところでしょうね。僕は全然嫌いじゃないです(^^)


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という訳で「準備編」はここまでです!
しっかりレビューできるまで弾き込んだり動画を撮ったりしてから「サウンド編」を書きますので、もう少々お時間を頂戴します(^^)


2023.11.18追記
サウンド編、アップしました!↓↓








これまで買っては売ってを繰り返し、今回の個体で3台目というペダルがあります(笑)
MAXON OD-808っていうんですけどね。。。
チューブスクリーマー(チューブスクリーマー系)って世の中に溢れかえっていて、現行品、ビンテージ、他社製コピー品やモディファイ物、当時の開発者が再設計したモデル…などなどいろいろ試す機会があったんですが、その結果「新品の現行モデルで十分じゃん!」という結論に達したんです。

・・・いや

・・・達した “ はず ” だったのです…w

このチューブスクリーマーというペダル。Fenderアンプだとそれはそれは素晴らしい音で鳴ります。それがビンテージともなれば1日中ギター弾き続けられるんじゃないかっていうような素晴らしいサウンド。。。テキサスブルースがお好きなストラト使いの方々は特にわかってくださるのではないかと(笑)
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今年からまたFenderアンプに戻ったため、もう一度ビンテージの808を鳴らしたい!という衝動に駆られてしまったのです。


さて前置きがちょっと長引きましたが、ここからはレビューに移りたいと思います!
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あ、この時期の808と一口に言っても個体によって載ってるオペアンプが数種あります。なので買う前にオペアンプは何かお店に聞くとよいでしょう。好みは人それぞれなので、オペアンプ選びに正解なんて無いのですが、とはいえ個体数や人気による値段の違いはあります。
ちなみに僕の個体はRC4558Pというオペアンプ(通称マレーシアチップ)が載っています。一番最初に買った808はJRC4558D、そして2台目と3台目はRC4558Pです。特に狙ってはなく、その時に出会った808のオペアンプがたまたまそうだっただけですw

ビンテージ808のマレーシアチップの素晴らしい点は、ズバリ「ギラッとしたキャラが、ブースターのみならず単体の歪みとして使える!」という点にあると思います(私感)
一般的にはTSは高域を持っていかれると言われますが、マレーシアチップのは僕的にはむしろTONEを下げ目にするくらい(上の画像参照)。一方、JRC4558Dが載った個体は、比較的中域ムッチリ系の音でした。とは言ってもキャラが180°違うってほどではないです。

やっぱりよく言われるように低域は持っていかれる傾向にあるので、僕はTONEを絞ることで相対的に低域を目立たせるという意図もあります


また、歪んだアンプや他の歪みペダルのゲインブースターとして使った時もサイコーです!


これは先日アップしたRAT2紹介記事と、その記事内に載せた動画です。
ジャキ!!っとしたRATが808を踏んだ途端にウェットでクチュ!キュム!っとした甘いリードトーンになるのは808ならではです(^^)
我が家には現行品(と言ってもTS9のいわゆる1stリイシューっていうヤツ)もあるのですが、そちらは正直ちょっと固さ?キリキリ感?があります。


というわけで、80年代初期ラージボックスのMAXON OD-808でした。
この時期のMAXON OD-808(IBANEZ版TS-808も含む)は、今や楽器店では15万円以上はつけられています。さすがにそんなお金は容易く出せませんし僕も買えませんが、もしも「これならまだ手が出せる」という掘り出し物を見つけたらちょっと無理してでも買っておくべきだと思うのです。もちろん転売目的じゃないですが、ビンテージは売る時にはほぼ確実に買った時より値段は上がってるんですよ。だから思い切って買った方がいいです!(キリッ)



久々のRATです!
ちなみに数年前にRATを取り上げた時の記事はコチラです↓↓



この時は86年製のRAT1と、91年製のRAT2を比較しました。
RAT1はいわずもがな、RAT2も初期の物は高騰してきましたねぇ。。。

そして今回は、
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1988年製RAT2です!
いやまぁ正直に言いますとRATを探していた訳でもなければ興味を持っていた訳でもないんですが、安価で見つけたのでこのド定番ディストーションを今一度しっかり試すべく購入するにいたりました(^^)

一口にRATと言ってもいろいろあるのは皆様もご存知と思いますが、この個体に関して言えばRAT1にオンオフを示すLEDが搭載されたRAT2の初期の個体。87〜88年は過渡期で、まだ1と2が混在していたようです。

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裏面に電池ボックスを留める2つのリベットがあることが、初期個体であることを判別する材料にもなっていますね。
こういう細かい仕様に関しては、当記事よりも冒頭のリンク先の方が詳しく(?)書いてます。


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そしてオペアンプモトローラ社製のLM308Nが載っております。


さっそくですが、音を聴いてみてください!
Tube Screamer(MAXON OD-808)を前段に繋いでゲインブーストすると、ピッキングのクチュクチュ感やウェッティーさが加わって、めちゃくちゃ気持ちいいです!!

DISTORTIONツマミを1時以上にすると低音がブーミーに潰れてFUZZのようになっていくため、純粋にディストーションのままでゲインを上げたいなら動画のようにRAT単体の歪みはほどほどにしておいて ブースターでゲインアップした方が扱いやすいと僕は感じました(^^)

あと、ゲインが低いほど低音が弱いです。ゲインアップしていくと徐々に低音が出てくるので、ある程度の低音とゲインが保たれたポジションを見つけるのがキモかな?と思います
もちろんそこにトーンを決めるFILTERツマミの設定も絡んできます。


一方、これはRAT単体で歪ませた動画です。
Distortionつまみは1時くらいだったと思います。1つ前の動画はDistortionつまみ11時くらいなのですが、それに比べて低域がブワっと持ち上がったのがおわかりいただけるでしょうか。
ファズっぽく潰れるか潰れないかのギリギリあたりのゲイン設定ですね。


最後に、Distortionつまみ12時くらいでの動画です。 これはピックアップのレビュー動画なのですが、RAT単体で歪ませたので参考までに載せます


ところで、、、
RATって文字盤が蓄光になっていたのですね!!知りませんでした!
暗闇でもツマミがどこを向いているかわかるので、これはライブで便利ですね!
※スイッチ周りの円形の光は、後付けの蓄光シールによるものです。


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いやぁー思っていた以上にハマってしまいまして、マクソンのOD-808と共にスタメン入りさせることとなりました^m^
この2台の合わせ技で作る歪みは、ギターボリュームを絞った時のクランチもイケてます。アタックのジャキっとした部分がしっかり残ってくれるんですよね


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歪みは共に80年代、ディレイはエレハモのデラックスメモリーマンが基になっていることもあって、なかなかにトラディショナルなサウンドのボードとなりましたね^m^

僕はサポートでギターを弾いてるので、汎用性の高さも重視していつもペダルを選んでいますが、今回はとにかく「1人で弾いてて自分が気持ち良くなれる!」というボードにしてみました!まぁとは言っても、どちらの歪みもド定番商品なのでいろんな曲でマッチしてくれるはずです(^^)


あ、最後に、
RATはDCジャックがセンタープラスなので、このようなアタッチメントが必要です。
僕はTRUETONE1SPOT C35という物を選びました。

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途中ブランクがありながらも20数年続けてきたギター生活の中で、いったい何度の「弦交換」をしてきたことでしょう・・・
Fender系のギターによく使用される、ポストの上から弦を挿し込むタイプのクルーソンペグ。
実は、その1〜2弦の弦交換をいまだにかなりの確率で失敗します。。。

具体的に言うと、穴に挿し込んだはずの弦がスルスルと抜けてきてしまうのです。巻いては抜け、巻いては抜け…なのでいつまでもチューニングが上がらないという。。。
巻き弦(4.5.6弦)は引っ掛かりがあるので抜けてこないんですが、プレーン弦、中でも特に細い1〜2弦はいまだに高確率で失敗します。。。

弦交換のたびにストレスなので、思い切ってKANJIの1・2弦ペグだけGOTOHのマグナムロックに交換してしまいました!これで弦交換のストレスから解放されます(笑)
で、上のツイートをしたのですが、同じ悩みを持ってる方や いろいろ工夫をしながら弦交換している方の多いこと!!「自分だけじゃなかったんだ」と嬉しくなってしまいました(^^)

もっと早くこのツイートをしていれば、このようにリプでいろいろ教えていただいて マグナムロックに交換せずに済んだかもしれないですね ^m^
※ もし僕と同じ悩みを持っている方がいらっしゃったら、上のツイートのリプ欄をぜひ開いてみてください。非常に参考になるご意見をたくさんいただいております!


『おまけ』
一番最新のKanjiの動画です(^^)



今年に入ってからナゼか急にドライブの楽しさに目覚め(笑)、毎週休日には1人で遠出をするのがお決まりのパターンになっておりました。しかしこれから北海道は厳しい冬に入ります。しばらくは雪が無い季節のようにドライブする機会は減るでしょうから、なにか家の中でできる楽しみを見つけなきゃいけません。

というわけで僕が行なってきた過去の自由研究を振り返ってみますと…
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Gibson Les Paul Tributeにコンターとヒールカットを入れてみたり、


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4発キャビを縦に真っ二つにしてみたり、


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あるいは横に真っ二つにしてみたり(これだけは作業は業者さんに頼みました)。

こんな感じで今年の冬も久々に工作に挑戦してみようかと(^^)
というわけで、、、


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素材を買ってきましたよ!Marshallの4発キャビ、1960Bです!
軽自動車にも意外と積めるもんですねー(笑)
いままで真っ二つに切ったキャビはいずれもAキャビでしたが、今回は初のBキャビです。

これで何をするかと言いますと、、、実は何も決まっておりません(笑)
決まってないのに「安かった」という理由だけで買ってきてしまいました。「買ってから考えればいいじゃん」はもはやギタリストの常套句。。。


とりあえず、このままではめっちゃ重たい(カタログスペックで約37kg)ので、車に積んだままでバラしていきますw
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バックパネルを外して中を見てみました。
スピーカーはCelestionのG12T-75が4本入りです。
なにも決まっていないながらも4発キャビとして使うつもりは皆無ですし、正直このスピーカーの音は僕の好みではないので、これは後に放出します。


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めちゃくちゃキレイな状態ですねー!


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スピーカーを全部外しました。
G12T-75はカタログスペックで1本あたり3.5kgなので、4本合計で14kg軽くなりました。これでやっと車から降ろす気になれる重量になりますww


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家に運び込む前に、いったん外でパシャリ。
シリアル的には製造から15年ほど経っているキャビなのですが、部屋の中だけで使われてきたのか非常にキレイで新品じゃないかと思うくらいです。これが2万円台で買えたとは、工作の神様がくれた贈り物としか思えません。。。

ちなみに、スピーカーを外してからさらに純正キャスターとバックパネルを外した状態…つまり箱だけで約16kgでした。思ってたより軽いんですね!


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さて、、、いったいどのように料理してやりましょうかね(笑)

ちなみに、過去の自由研究でキャビを真っ二つに切った時は、完全に「実用レベルに値する物」を目指して作りました。しかし、今またその主旨で工作したとしても、、、
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この小さなロッカフォルテのキャビに、実用的に優るものは作れないと思うのです。

だったら、もう思いっきりギャグ的な要素に走るか、もしくはこの世に存在しない(バカらしくて誰も作ろうとしない)ようなキャビにするか、っていう2択かなと。

まぁ、この世に存在しない物という意味では、、、
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横にぶった斬って、2発キャビとしても使えるし 積めば4発キャビの見た目になるというこのキャビは、発想としてはかなり面白かったなと自分でも思います(自画自賛)

でもまた同じことをやっても面白くないので、じっくり考えていきたいと思います!




まさに「待ちに待った」というべきペダルがついに発売されました!!
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Free The Tone CUSTOM SHOPOVERDRIVELANDです!!
数年前からラルクのkenさんがずっとプロトを使用されているのですが、一般発売はされていなかったのです。僕にとって尊敬するギタリストが使っているペダルですから否応にも気になります!

このオーバードライブランドには僕が買ったカスタムショップ版の他に通常版があります。通常版は12月発売だそうです。


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フリーザトーン代表の林さんが所有するDUMBLEアンプを参考に作られたペダルとのことですが、僕は幻のアンプとも呼ばれる本物のダンブルを弾いたことも見たことも無いので、それとの比較という趣旨のレビューは一切できないことをまずはお伝えしておきます(汗)


このペダルを使うにあたってまず知っておかなきゃいけないことは、NORMALチャンネルとDRIVEチャンネルは連動しているということです。完全に別回路の2つのチャンネルを行き来するという物ではなく、DRIVEチャンネルを選んでいる時も常にNORMALチャンネルを通過してからアウトプットされます。ダンブルアンプのパワーアンプ部の押し出し感は、DRIVEチャンネル→NORMALチャンネルという接続順にすることでペダルでも再現できたとか。


さて、まずはNORMALチャンネルから。
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インプットから入ってGAIN→TONE→NOR LEVELの順に流れます。そしてGAINにはROCK/JAZZスイッチ(読んで字の如くな効き方w)が、TONEにはEQ ON/GLASSスイッチ(TONEつまみを通るかバイパスするかの切り替え)が付帯しています。
基本的にはクランチサウンドを作るチャンネルという受け取りで良いとは思うのですが、ハムバッカーではハードロックのバッキングを弾けるくらいには歪みます。GLASS側にするとかなりジョリンジョリンなサウンドまでいけますね!


続いてはDRIVEチャンネルです。
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インプットから入ってDRIVE→HI CUT→PUSHの順に流れます。ただここで注意しなきゃいけないのが、前述しましたようにNORMALチャンネルと連動しているということ。つまりPUSHのあとにNORMALチャンネルのGAIN→TONEを通過して、最後にDRV LEVELを通ってアウトプットされるのです。
なので、信号の流れ的に言うとDRIVEチャンネルはNORMALチャンネルのプリブースターってことですね。後段のペダルほど出音としてより色濃く表れやすいので、基本キャラはNORMALチャンネルで作った音に大きく依存すると言いますか、NORMALチャンネルの音は常に存在するということです。この辺の感覚は実際に使ってみないとなかなか難しいかもしれません。

あとDRIVEチャンネルのDRIVEつまみですが、単純な歪み具合の調整ではなく、サチュレーション感というかピッキングのアタック感というか…そういう所を調整するツマミです。歪み具合(一般的に言うところのゲイン)を調整する主なつまみはPUSHつまみになります。ここを理解しておかないと「DRIVE上げても歪みが深くならないじゃん」ってことになります。


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あとは側面に電圧可変がついています。基本的な挙動は我々のイメージ通りですね。9Vだと押し出し感はほどほどだけどよく歪み19V側にするほど歪みは浅くなっていくけど押し出し感や明瞭さは増していくという感じです。これはギターボリュームを絞った時も込みでかなり音が変化するので、このペダルのキモと言ってもいいかと思います!

さて総合的な感想ですが、まず弾きやすいペダルではないです。マケてくれるペダルにはある、いわゆるコンプ感とかヌルヌルいける弾きやすさみたいな要素がありません。9Vにすればまだ弾きやすくは感じますが、にしてもっていう感じ。僕程度の腕のギタリストでは、残念ですが「いい音!ひゃっほーい!」と浮かれながら弾けるペダルではなかったですね(汗)
そういう意味ではこれはペダルっぽくないな、と。もはやタッチセンシティブなアンプですね!

サウンドは総じてジョリン!としたキャラです。いわゆるダンブル系と呼ばれるペダルをこれまでいくつか使ってきて それらはどっちかと言うと太くて丸い音の印象だったのですが、そのイメージを持ったままでOverdrivelandを鳴らすと「意外とハイ上がり」だと感じました。
そして深く歪ませると(誤解を恐れずに言うと)ファズっぽいブリっとした成分が加わってきます。ミドルが飽和していくというんですかね。感じ方は人それぞれだとは思いますが、これはフーチーズの動画やFree The Toneの公式動画でも僕は同じように感じましたね。

咆哮すると言いますか、その複雑な倍音は仮にシングルノートを弾いても複数種の音が同時に鳴って絡み付き合っているように感じます!


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というわけでFREE THE TONE CUSTOM SHOPのOVERDRIVELANDのレビューでした!
ツイッターにも書きましたが、テキトーにつまみをいじってもポンといい音が出てくるようなマケてくれるペダルではないと感じます。
また、指のタッチにセンシティビティすぎる点は巧いギタリストにとっては武器にできるんでしょうけど、僕程度のギタリストにはもっと寄り添ってきてくれるペダルじゃなきゃ演奏の粗が目立つだけだなぁと(汗)

以前ビンテージMarshallを数台所有していた時に感じた、アンプ直だとピッキングのコントロールがめっちゃ難しい!みたいな。なのでチューブスクリーマーでレンジを狭めてやると非常に弾きやすくなるんですが、このペダルにもまったく同じような感覚を覚えましたね。これは使うとうまくなれるペダルだと思います!!




ギターアンプ用スピーカーとして有名なCelestion Vintage30というスピーカー。
意識しなくても、ギター弾きならきっとどこかで一度はその音を聴いていると言っても過言ではないほどのド定番スピーカーです。

そのVintage30は、サイズは12インチ。
そのワンサイズ下の10インチには、G10 Vintageという弟がいます。

そしてこのたび、更に小さいサイズのVintage8というスピーカーを見つけてしまいました!
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片手で軽々持てるサイズが超カワイイです!
8インチスピーカーを使う予定も、そもそも8インチスピーカーを載せるキャビやアンプを所有してもいないのに、あまりにかわいかったので買ってしまいました(笑)


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僕はそもそもVintage8というスピーカーが存在することすら知りませんでした。ググってみても情報はほとんどありません。
一体どんなアンプやキャビネットに使われていたんでしょうね?(^^)


ちなみに、、、
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元箱つきです!
箱があるってことは、単体で発売されていたか、もしくは故障した時のためのアフターサービス用として存在していたということでしょうね。
Tナンバーは、T4495だそうです。


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横から見ると、口径のわりにはマグネットが大きいのがわかりますね。
その分、重量もサイズから想像するよりズッシリしています。

冒頭に書いたようにセレッションのVintageファミリーにはいろんなバリエーションがあります。
まず12インチのVintage30
Marshall STUDIO15というアンプに純正で搭載されたG12 Vintage
10インチのG10 Vintage
そして今回初めて知ることとなった8インチのVintage8
(他にもあったら教えてください!)
一度、これらを全て揃えて比較動画を撮ってみたいところですねー!(^^)




『ワールドスタンダード!世界基準の定番商品!』
…って言われてる機材なのに全然自分の好みじゃなかった。自分の耳は世界基準から逸脱しているのか!?みたいな経験、ありませんか?

良い音・悪い音の確固たる定義なんて存在しないし、好みは人それぞれなので、「みんなは良いって言ってるけど自分にとってはイマイチだった」っていうことは全然ありえる話ですよね。

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BELDENの9497、通称「ウミヘビ」です。
ギターアンプのスピーカーケーブルとしてはド定番ですね!僕も使っております!
ただ正直、僕はこのスピーカーケーブルを「音が好き」と思って使っている訳ではありません。まぁ別に嫌いとも思ってないんですが。。

僕はギターを始める前は元々オーディオ好きで、それこそウン万円のケーブル等も買いました。なのでギターでもケーブルにお金をかけること自体そこまで抵抗はなく、いくつか試してきました。ただ、オーディオ用と違ってギター用ケーブルは付けたり外したり持ち運んだり…を頻繁にする物。なので音の良さだけじゃなく、巻きやすさや取り回しの良さが意外と重要です。しかし高いスピーカーケーブルはだいたい太いので巻きにくいし重たい(電源ケーブルもそうですよね…)!

そんなこんなで「まぁ定番使っときゃいいか」みたいな感じで結局 前述のベルデン海ヘビに戻ってから早数年…(汗)


そんな、ある意味スピーカーケーブルに重きを置かずに今日まできてしまった僕ですが、このたびスピーカーケーブルを購入しました!
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Free The ToneのCS-8037というスピーカーケーブルです!
そこそこ太さのあるケーブルですが、先日スタジオに2本持ち込んだところしなやかで巻きやすいのでバッグやギターケースのポケットにも難なく収納できて可搬性は文句なしです(^^)

ちなみに、2本購入した理由は、、、
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キャビを2台使っているからです。同じケーブルじゃなきゃ正当な評価は難しいですからね!

さて、サウンドです。

このスピーカーケーブルの前に、まずは前述のBELDEN 9497の印象を。。。
9497の世評は大まかに「高域特性に優れている」というものだと思います。たしかに明瞭で元気な印象は僕も感じるんですが、ちょっとハイミッド〜ハイのカーーンと来る帯域がピーキーになりがちだとも思います。もちろんエレキギターとして前に出るか引っ込むかを決める大切な帯域ではあるんですが、定番なわりには意外とアンプを選ぶなぁという印象。

そのベルデンと比較してFree The ToneのCS-8037はどうかと言うと、特別出たり引いたりする帯域は無い印象です。かと言ってフラットか?と問われるともっともっと沢山のケーブルと比較しなきゃ何とも言えませんが、少なくとも全帯域で満遍なく情報量が増しているとは言って良いと思います。まったく聴き疲れせず、耳触りが良くて、量感が増したという感じですね!


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ベルデン海ヘビの支持層が多いのは、いまいちパッとしないアンプでも明瞭で元気な音にしてくれるという理由もあると思うんです(私感)。ただ、使ってるアンプやキャビだけで既に不満が無くケーブルのキャラによる手助けを必要としていない環境なら、ケーブルに個性的なキャラはむしろ求めない方が良いと僕は思うんですよ。そういう意味ではフリーザトーンのスピーカーケーブルは大きくキャラ変させることなく、量感や芳醇さだけ底上げしてくれると感じます!


Free The Tone 《フリー・ザ・トーン》Speaker Cable CS-8037 (1.0m)

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