
ハードテイルブリッジだったZodiacworksのギターにシンクロナイズドトレモロを搭載するモディファイをしていただいたことは、弊ブログでも紹介しておりました。
その時の記事はコチラ↓↓↓
トレモロを搭載すると音が変わります。まぁ当たり前ですね(笑)
単純に弦が触れるパーツが変わるという物理的な要因はもちろん、そのブリッジの仕組みによってはボディとの接地面積が変化しますし、そのブリッジを何本のビスで固定するかも関係してくるでしょう。
そして、何より大きい(?)のはバネが付くこと!

今までは無かったバネが付くことでスプリングの鳴りが加わります。
これがデカいですね!
ストラトの音はバネの音、と言っても過言ではありません(ホントか?w)。
で僕のZodiacですが(バネ云々は抜きにして)サウンドがシャラ〜ン


そこでトレモロスプリングに目をつけた訳です!

現状は、トレモロユニット(Gotoh 510TS-SF2)に付属してきたバネです。
これを別の物に交換してみましょう!
有名どころはやっぱりRaw Vintageですかね。僕も以前ストラトに載せてみたことがあるのですが、リバーブ感がちょっと好みよりも強すぎたので、今回はこれを選んでみました!

ESPのトレモロトーンスプリング Type1です!
タイプ1と2が売られているようなのですが、タイプ1の方が中低域に深みや柔らかさが出るというレビューが多く見られた気がしたので、タイプ1にしてみました

他のバネと混ぜて使ってもいいそうで、実際 混合して使ってる人も多いみたいです。

1本ずつ個包装になっています(^^)
まずは普通に5本フルに掛けてみました。

バネ1本が非常に柔らかくて張力も弱いので、今までの3本から5本に増えたにもかかわらずブリッジが結構フローティングします。なので、スプリングハンガーの2本の木ネジを締め込みました。
あくまでも僕の印象&このギターとの相性でのレビューですが、まずリバーブ感はヤリ過ぎ感が無くてほど良いですね!そして弦の鳴りにホワンとした柔らかい響きが加わることによって音全体の温かみが増したように感じます。
操作感でいうと、アーミングでビブラートをかける時のスムーズさ、ヌルヌルさが増しますね。
総じて、かなり好印象です!
さて、ここからはタイトルにも書きました「バネの共鳴」についてです。。
家で弾いてる時はさほど気にならない(支障が無い)んですが、ライブでデカい音となるとエレアコが特定の周波数でブォ〜〜ンと鳴りだすようにハウったり、またはベースの重低音によって共鳴しだしたりすることがあるんですよね。
交換前のバネ(Gotoh 510TS-SF2純正品)の時は、Bの音で共鳴しておりました。
それを今回前述のESPのバネに交換しますと、、、
Bでの共鳴は無くなったものの、G#で共鳴するように(苦笑)Bの音でバネが共鳴するのでESPのトレモロスプリングに交換!
— ジナパパ (@zinapapa_guitar) November 18, 2023
Bの共鳴が無事に収まり、代わりにG#が共鳴し始めました! pic.twitter.com/ZUcHG5lFS4
そこで今までもストラト系のギターでやっていたように全てのバネの下にスポンジシートを挟んだのですが、せっかくのESPトーンスプリングの豊かな鳴りまで抑えられてしまいます…。
そんな時、上のツイートのリプ欄から「全てではなく、特定のバネにだけスポンジを挟む」というお話をお聞きしました!
これは良さそう!
共鳴するG#を弾きながらバネを指で触っていき、共鳴が止まるポイントを探します。
すると3本ずつまとめて触ると共鳴しないことがわかりました(^^)
「低音弦側から3本」「高音弦側から3本」という2パターンに分けてバネ下にスポンジシートを挟んでみたところ どちらも共鳴はしないのですが、サウンド的には低音弦側にスポンジを挟んだ方がプレーン弦の柔らかいリバーブ感を活かしたまま共鳴を抑えられると感じたので、、、


このようにスポンジシートを挟んで完成です!
他にも「バネの中に細く切ったスポンジを通す」「ビニールテープをバネに貼る」「ティッシュを挟む」「スプリングの張力(本数や掛け方)を調整する」「他のバネを混ぜる」などなど、過去に僕がやってた方法も含めていろんな対策をお聞きすることができました。ありがとうございました!
いやぁ〜トレモロスプリングも突き詰めたら深い世界なんでしょうねー汗
![]() | ESP TREMOLO TONE SPRINGS Type-1 (5本セット) スプリング 価格:2480円 |

