ジナパパ一家の何てことない日常

ペットの事。家族・育児の事。趣味のギターの事。日常の何てことない事。とにかく一貫性のないブログになってきました(笑)

カテゴリ:楽器 > ギター

某日、隣の隣の市のハードオフで見つけたグレッチデュオジェット
グレッチの知識に乏しすぎて、グレードはどれくらいの物なのか、製造国がどこなのか、パーツ交換や改造はあるのか、そもそもこの価格は適正なのか etc…なにもかもがわからず、いいなぁと思いつつも眺めるだけで帰ってきました。

帰宅してからゆっくり調べると総合的に「なかなか “ 買い ” な個体かも」とわかり、1週間後に再びそのハードオフに行くとまだあったので連れて帰ってきちゃいました(^^)
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Gretsch DUO JET G6128-62です。
2001年製
デュオジェットにはレスポールシェイプのようなシングルカッタウェイタイプと、SGシェイプのようなダブルカッタウェイタイプがあるそうです。ご覧のように僕のは後者。


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メイプルトップマホガニーバックというウッドマテリアル。
誕生した1952年当時は『ソリッドボディシリーズ』として発売されたそうですが、厳密にはバックのマホガニーをくり抜いた(Fenderシンライン的な)構造です。でも「ホロウボディ」とはしなかったのは、グレッチの他の主要モデルがアコギやフルアコのようにトップ・サイド・バック材を個別に貼り合わせた完全なホロウボディだったから、それらと混同しないように「ソリッド」としたのかもしれませんねー(憶測)。

チャンバーの恩恵で本体重量は3.3kg(体重計での測定)。
重いビグスビーユニットが載っててこれですから、もし無かったら3kg割ってるでしょうね。


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フロント・リア共にピックアップはフィルタートロン
エスカッションは飾りのようなもので、ピックアップ自体はボディに直付けです。構造的に細かい高さ調整はできないので、12本の可動式ポールピースの出っ張り具合を細かに調整してバランスを追い込んでやります。
リアは難なくいい感じになるのですが、フロントの調整がなかなか難しい(汗)
巻き弦の音をブライトにするため、フロントPUのブリッジ側ボビンのポールピースだけ高くしましたが、それでも僕の好みとしてはもっとブライトな張りが欲しいところ。

よく、片側ボビンのポールピースを抜いてシングルコイル風にしたり、ピックアップ自体をTV JONESに交換したり…といった改造がなされる理由がわかります(笑)

※ ただ、後日エレキ堂さんでフロントのことを相談しましたら、僕のデュオジェットを鳴らしながら村井店長は「このままで十分いい音じゃん」的なご反応だったので、きっと僕が普段シングルコイル使いなのでハムバッカーのフロントが苦手なだけなんだと思います(苦笑)


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トグルスイッチが2つあり、1つはピックアップセレクター、そしてもう1つはトーン切替スイッチです。一般的なギターのトーンはポットで連続可変的に調整しますが、これは3段階の切り替え式なのです。
一般的なポット式のトーン回路はつまみマックスでもポットとコンデンサは通るのに対し、このグレッチのスイッチ式のトーンはバイパスのポジションがあるというのが面白いですよねー!


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トレモロユニットはGRETSCHのロゴ入りBIGSBYです。
基本的にはBigsby B3と同じ、テンションバーが無いタイプと同等品ですね。

これまでビグスビー搭載のギターはそこそこ所有してきましたが、アーミング後のチューニングのズレには決して強いとは言えず、実用的というよりはルックス重視なトレモロユニットという印象もあったのですが、、
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デュオジェットのブリッジはローラーサドルになっているためか、アーミングしてもチューニングがほぼ狂いません!ビグスビーがこんなに実用的だと感じたのは初めてかも!笑

ちなみにこのブリッジはボディに固定されておらず、弦のテンションでボディに押さえつけられているだけです。なので簡単にズレますw
現行モデルはブリッジのダボがボディの穴に入ることでズレないようになっているらしいです。


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スリムなヘッドストック。そして0フレット仕様です。
指板はローズウッド。1962年当時のオリジナルが何の材だったかはよくわかりませんが、2003年にグレッチがFenderに買収された後はエボニー指板になるようです。


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ヘッド裏
ヘッド先端からネックエンドまで真ん中に黒いラインがありますが、このラインを境に2ピースになっているんでしょうか??


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ボディーバック
ダブルカッタウェイなのでハイポジションがめちゃくちゃ弾きやすいです!!ネックを握り込んだフォームのままで最終フレットまで難なく押さえられます!
と言っても、ハイポジションでピロピロとギターソロを弾くといったイメージのギターではないですけどね(笑)


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バックプレートにシリアルナンバーが入っています。
最初の2桁が製造年。
次の1桁が製造月(10〜12月は2桁)。
次の3桁が型番(G6***)。
ハイフンを挟み、通し番号。
だそうです。
つまりハイフン前の数字は同じ物がたくさん存在するということですね。

僕の個体を解読すると、、、
20015月製のG6128で、2912本目の製造ということになります。
(この解読方法は2003年にフェンダーに買収される以前の日本製モデルに当てはまるそうです)

グレッチは1989年以降、主要モデルは日本製(寺田楽器製)になるとのことなので、僕のデュオジェットも例に漏れず日本製ということになります。


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ダブルカッタウェイのDUO JETと言って思い浮かぶのはAC/DCのマルコムヤング…と言いたいところですが、僕の中ではラルクのhydeさんです!HEAVEN'S DRIVEのPVやライブでデュオジェットを掻き鳴らしながら歌うhydeさんの姿を見て、若かりし頃のジナパパ少年は目を輝かせていたのでした!




という訳で、、、
お耳汚し、失礼しましたー
最後のシャラ〜ン&ビグスビーがグレッチっぽくないです?^m^

このようにリアのフィルタートロンは一般的なギブソンタイプのハムバッカーに比べて暑苦しさが無いので僕的には非常に扱いやすいです。ただフロントのフィルタートロンピックアップは、ちょっと垢抜けない感じがクリーンだとより気になってしまうので、僕的には歪ませた方がエッジが立って使いやすいです!


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現状では特に改造点は無いんですがピックガードとストラップピン1つが欠品しています。どちらも純正品を購入するとなかなかお高いのですが、ストラップピンは汎用品でもいいですしピックガード無しも硬派な雰囲気で悪くないので、このままでいいかなと思ってます。


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リアの音は特に不満は無いですが、フロントピックアップはTV JONESなど他の物もちょっと試してみたいです。あと、新品販売されていた2000年前後で定価27万円もしてたギターのわりにはポットがミニサイズなのがちょっと萎えポイント(失礼!)なので、気持ち的には普通サイズのポットに交換したいですねー。


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という訳で、2001年製GRETSCH DUO JET G6128-62でした!
誤解を恐れずに言うとちょっと色物扱いとして見ていましたが、普通に実用的なギターであることがよくわかったので、ライブでまたギタボやることがあったら使ってみたいです


※ 2023.04.29 追記
フロントピックアップを交換してみました!





以前紹介していました、Epiphone 1958 Korina Flying V Inspied by Gibson custom shop
セカンド品(キズ物として出荷された物)で5万円引きで買いました。

このままで十分カッコ良くて大満足なんですが、購入時から塗装にツヤを出したいと思っていました。オリジナルはツヤ無し塗装なのです。

ツヤ無しは「サテン塗装」「ウォーンフィニッシュ」「フェイデッド」etc…カッコいい呼び名がつけられていますが、言ってしまえば水研ぎやバフ掛けといったツヤ出しのための工程を省くことでコスト削減するための塗装でもあります。(もちろんコストカットだけじゃなく演奏性や質感から意図的にツヤ無しにされるギターもありますよ)


まずは磨く前のオリジナル状態の艶なし塗装から見てください。
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ヘッド。黒いから艶なしなのがよりわかりやすいですね。
3本のピンで挿してあるだけのEpiphoneレイズドロゴ、そしてロッドカバーは外してます。


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ボディ。
艶が無いだけじゃなく、全体的にボヤっと白濁しているようにも見えてしまいますねぇ。。

初めてバラしましたけど、ネックはフロントピックアップよりも更に深いロングテノンになっていました。58年製オリジナルやカスタムショプ製のGibsonコリーナVは更にもうちょっと深いディープジョイントだったと記憶していますが、それでもEpiphoneでここまで再現したのはお見事です。さすがギブソンカスタムショップ監修!

フロントピックアップキャビティには李さんのサインが入っています。エピフォン中国チンタオ工場の職人さんでしょうかね?


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アップにするとこんな感じ。
ちなみに、ブーメラン型のテールピースはネジ留めではなくリベット留めなので外すことができず、装着したままです。


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さて、艶を出す方法はシンプルに「コンパウンドで磨く」です!
機械に頼った方が早いだろうと思って最初は電動ポリッシャーを使ったものの意外と艶が出ず、コンパウンドを付けたメリヤスウエスを使って手で磨いた方が早かったです。ちなみに楽器専用のコンパウンドは高いので、昔から車用を使ってます。


ただひたすらウエスで磨くだけなので作業中の写真はありません。
磨き後のアフター写真は以下の通りです!
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オリジナル状態は白濁しているようにも見えると前述しましたが、磨いたあとは黄色いコリーナカラーがよりキレイに発色したと思います(^^)
ヘッドも黒々として端正な顔立ちに。
品の無い言い方かもしれませんが「高いギターみたいになった」っていう感じ(笑)


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ネックやボディバックもいい感じになりましたよ。
コリーナの木目?導管?もより浮き立って、木の質感が増しました。


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ヘッドの細かい線傷のような磨き跡がある感じは、以前所有していたヒスコレのVOSフィニッシュにも見えなくもないような…^m^
質感がアップしたこともあり、ロッドカバーが3点留めであることが余計に惜しく感じます。エピフォンロゴを外したついでにGibsonロゴを付けたくなりま・・・ゲフンゲフン。


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ツヤ出し作業と同時に、フロントピックアップをDuncanのAPH-1nに交換しました!いわゆるアルニコ2プロと呼ばれるこのピックアップは、ハムバッカーらしさの中にもプレーン弦のプリ!キラ!っとした響きを拾ってくれるので好きです。


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リアピックアップは純正(Gibson Burstbucker3)のまま。電装系パーツも純正でCTSやスイッチクラフトが奢られているので、特になにも交換していません。


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「バラし→磨き→ピックアップ交換→組み込み」で計6時間くらい要しましたが、頑張った甲斐がありましたねー(笑)


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いやぁー、手前味噌ですがホントいい感じになりました。
お金をかけずにこれだけ雰囲気が良くなれば文句なしでしょう!




コチラの記事↓↓に書きましたように、現在RoccaforteキャビにはCelestionのG12 EVHエドワードヴァンヘイレンモデルのスピーカーを載せています。

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せっかくキャビが2台あるのに、実は現状片っぽのキャビにはスピーカーが載っておりません。1台はカラッポのままというのも勿体ないので、とあるスピーカーを載せて遊んでみました。


そのスピーカーというのは、下の写真のキャビに搭載されているスピーカーです。
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このキャビはGuyatone GA-950というスタックアンプの専用キャビです。
実はヤフオクに出してたんですが、ウォッチ登録も伸びないし入札も入らないので出品を取り下げました。まぁ需要が無いモデル(てか知られてないモデル)とはわかっていたことなんですけどね(苦笑)

売れないならこれに載ってるスピーカーをロッカフォルテキャビに移植してみよう、という訳です。


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このキャビは以前からホント大好きで、当ブログには過去にたくさん関連記事を書いているので、ググっていただくと僕のブログがたくさんヒットします(笑)
画像のように、2種類の異なるスピーカーが純正で搭載されています。


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こちらのマグネットがむき出しのスピーカーは、ジャリ感が強調されたかなり特徴的なキャラ。紙っぽい音がJENSENのアルニコを彷彿とさせますが、それをもっと強烈に助長した感じです。


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こちらのベルカバーがついたスピーカーは、上のスピーカーよりファットでハイが控え目なのですが、ハイミッドの明るいギャリ感で輪郭を作り出しているタイプ。


このベルカバー付きの方をロッカフォルテのキャビ1台に載せて遊んでみました
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Celestion G12 EVHはグリーンバック系のハイミッドのヒリヒリした緊迫感みたいなものを感じますが、このグヤトーンスピーカーはそれを全体的にちょっと下の帯域にシフトさせたような音です。ハッキリ言ってこれはこれでめちゃくちゃ良いです…!!

もうね、このスピーカーをあと3本ほど予備で欲しいくらい(笑)


ところがG12 EVHと並列接続して2本同時に鳴らすと、お互いの良いところが活きないのです。異なるスピーカーの合わせ技ってほんと難しい。。。
例えばギターのハーフトーン(並列接続)って単純に2つのピックアップを足し算した音にはならないじゃないですか。ある帯域が相殺されたり助長されたりすることで特徴的な音となるハーフトーンですが、スピーカーの並列接続でも似たような現象が起こっているんじゃないか?と(専門知識は無いので憶測です)。

だからこそ合わせ技でミラクルが生まれることも稀にありますけどねー。

あと余談ですが、異なる複数のスピーカーを同時に鳴らす場合は2本の能率(感度)を同じくらいの物で揃えることも結構大切な気がします。僕の経験上、能率が大きい方の音に引っ張られる気がするのです。


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という訳で、それぞれ単体はとても良かったんですが、合わせ技ではミラクルは起きなかったこの組み合わせは残念ながら却下に。んー、正直かなり名残惜しいです。


最終的には無難にG12 EVHを2本揃えました(笑)
まぁこれが間違いないのは初めからわかりきってたことなんですけどね。
同じ銘柄が2本なので、基本キャラはそのまんまで低音の量感や音圧が増しました

1本のみで満足できる音のスピーカーに出会えれば、あとは変に冒険して合わせ技に期待するよりは、同じスピーカーをもう1本買うのがもっとも沼ハマせずに済みますw


ところで、我が家のロッカフォルテキャビには裏面にパラレル接続用ジャックがあります。
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例えば8Ωのスピーカーを載せた2台のキャビを並列接続した場合
(スピーカー1のΩ × スピーカー2のΩ)÷(スピーカー1のΩ+スピーカー2のΩ)=合計のΩ
の式に当てはめると、合計のインピーダンスは4Ωとなります。
同様に16Ωのスピーカーを2本並列ならば合計は8Ωですね。

しかし、僕のアンプヘッドVOX AC30 6TBのスピーカーアウトは16Ωのジャックが1つのみ。
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並列接続で合計16Ωにするためには1本あたり32Ωのスピーカーを2本用意しなければいけない計算になるんですが、ギターアンプ用で32Ωのスピーカーなんぞ売っていません。8Ωスピーカー2本を、並列ではなく直列で接続すれば16Ωにはなりますが、前述のように2台のキャビは並列接続しかできません。

そこでVinetoneさんに相談しましたら、オリジナル状態のAC30 6TBは出力トランスから延びている配線のうち16Ωの配線がアウトジャックに繋がっているので、それを8Ωの配線と繋ぎ換えればスピーカーアウトが8Ωになる、と教えていただきました!
無事にAC30 6TBのスピーカーアウトを8Ωにすることができました(^^)
現状、16ΩのG12 EVHを2本並列で繋いでいるので、これでアンプとスピーカーのマッチングがとれたことになります




先日スタジオに持って行って衝撃を受けたアンプ、日本ハモンドMicro Jugg
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名が示すようにJuggBoxシリーズの中でもマイクロな機種ですが、パワーアンプには真空管が使われていて(プリアンプはソリッド)、40ワットの出力を誇ります。
ヘッドルームが広くクリーンなまま生ドラムにも負けないような爆音が出せ、しかも小さな筐体なのに箱が共振・共鳴してビリビリ鳴っちゃうことも無く、余裕のある鳴り方をするということで大いに驚かされたアンプです!


ちなみに僕はこのアンプの存在は昔から知ってはいたものの、本格的に気になり出したのは濱田製作所のYoutubeを見たのがきっかけです↓↓↓






そんなこんなでハードオフから我が家にやって来たMicro Jugg。
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縦横38センチ四方12kgちょいという片手で持てる可搬性の良さも魅力です。こんな手軽に持ち運べるアンプがバンドでも十分に使えちゃうというクオリティ!こんなアンプは探しても意外と無いんじゃないでしょうか。


ただこのアンプ、小音量では真価を発揮してくれないという点がやはり古い設計の真空管アンプらしいところ(笑)
マスターボリュームが付いてるので小音量にはできるのですが、家でちょっと鳴らすような音量ではプレゼンス成分が不足気味(私感)で、マスターを上げていくとあるポイントを境に突如キレのあるエッジとスピード感が特出してきます!しかしそれくらいマスターを上げた時には既に家で鳴らすには厳しい音量に…(汗)


なので、スタジオで大音量で楽しむべきアンプと割り切った上ですが、しかし今よりほんのちょっとでも家で気持ち良くなれれば…という願いのもとスピーカー交換を決行!!
(スピーカーで解決することなのか否かはおいといて)


まず、純正のスピーカーがコチラです。
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既に外された状態の写真ですが(笑)Jugg Boxオリジナルのスピーカーです。
サイズは10インチ、インピーダンスは8Ω、耐入力は50Wです。
10インチとしてはなかなかの重量感(2.3kg)。

余談ですが、このシリーズの12インチ版を過去に中古で見つけて使用したことがあるのですが、サウンドは非常に好印象でした。

今回、純正スピーカーからこちらのスピーカーに交換します↓↓↓
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JENSENN10/100 TRです!
なんだかよくわかりませんがこのスピーカー、見るサイトによって「Tornado Classic 100」だったり「JN10/100」だったりといろんな呼称があります(笑)
スピーカー本体のどこにも「TORNADO」とは書かれていませんしね。。

サイズは10インチ、インピーダンスは8Ω、耐入力は100Wです。ネオジムマグネットでユニット重量は1.7kg。純正スピーカーより600gの軽量化ですね。
サウンドハウスさんで特価でかなりお安くなってたのですが、僕がポチったら品切れになって価格表示も通常価格に戻ってました。ギリギリセーフ!


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「カーーン」と耳にくるハイミッドの固い部分がいくらか柔らかくなり、「ジャ行」の音も小さじ1杯分くらい足されました。なにより一番わかりやすい変化は低音がタイトになった点で、「ボム」だった低音が「ズンッ!」になりました!
一聴すると10インチとは思えないようなワイドな鳴り方をしますね!
ていうかこのスピーカーはかなりヘヴィな音楽に向いてるのでは?という印象。ザクザク鳴るようなキャラのモダンハイゲインアンプにも合いそうだなぁ。

良くも悪くも、よくFENDERアンプに搭載されている一般的なJENSENに抱くイメージとは全然キャラの異なるスピーカーなので、購入を検討される方は固定観念に引っ張られない方がいいと思います。


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正直、「小音量でもエッジとスピード感を」という希望こそは満たされませんでした。。。
でも、相応の音量を出した際のサウンドは2ランクUPした印象です!

耐圧の小さなJENSENのアルニコなど、紙っぽいサウンドのスピーカーであれば小音量でもジャギ!っと鳴るのはわかっているのですが、このアンプはもう大きい音を出してナンボと割り切った方が幸せになれる気がしたのでした(^^)


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ピロさん、デリさんと、久々にスタジオで遊んできました!


僕が持って行ったギター。
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Zodiacworksのギター。
大音量で鳴らしたのは実は初だったりします。
いい感じでしたー(^^)


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KAPAのコンチネンタル
こちらもスタジオに持って行くのは初めて。
いい感じでしたー(^^)

…って「いい感じ」しか感想が無いんかいって感じですが、昔のように細かいことがあまり気にならなくなってきたせいか、特に書いておくべき感想が見当たらないw
まぁどちらのギターもピックアップ交換したばかりなのですが、狙った通りの音になっていたことを確認できて良かったです。
KAPAはデリさんにめっちゃ気に入ってもらえた(ルックス)ことが嬉しかったです


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一方でアンプはやっぱり好きな分野なので饒舌になると思います(笑)
今回持って行ったアンプは、日本ハモンドのMicro Jugg
Jugg Boxシリーズの中でもその名の通りマイクロな機種ですが、出力は40ワットあります。

プリ部がソリッドということもあってかヘッドルームが広く、クリーンサウンドのままに生ドラムに負けないような音量を出せるという、まさに小さな巨人というアンプ。しかもこの小さな筐体なのに大音量を鳴らしても共振で箱がビリビリ言っちゃうようなことも皆無で、ヒィヒィと必死に頑張って鳴ってる感が無くとても余裕を感じる鳴り方をします!
濱田製作所で言ってた通り、これは名機ですね…!!
キャラ的には「クリン」としたハイが特徴で、マーシャルアンプ等のようなエッジ感のあるジャ行の音は控え目だと思います。ですが、スタジオで鳴らすような大音量を出せばエッジ感も増してきます。つまり、マイクロなのに家ではあまり本領を発揮させてやれないアンプと言えます(苦笑)
縦横38センチ四方で約12キロという片手で持てるほどの可搬性でこのサウンドは素晴らしい


続いてピロさんのギターです。
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ピロさんが全てパーツを集めて組まれたコンポーネントギター
ネックやボディを含めて素性がわかっているパーツはほぼ無いそう(つまりほとんどがノーブランド物)ですが、これがなかなかどうして良い音がしちゃうのです


そしてデリさんのギター。
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BucchusのビンテージシリーズBST-64V
以前リフィニッシュされたボディに細かなウェザーチェックが入ってきて、とてもいい感じにエイジングされてきてました(^^)


そしてデリさんのペダルボード。
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10か月前に遊んだ時と変わっていないのは、それだけお気に入りであることの証ですね!


さて、ここでデリさんとはお別れですが、ピロさんと2人で先日オープンしたばかりのギターショップMR.GAKKI LABへ行ってみました!
「273日後に楽器屋さんになるアカウント」というツイッターで、オープンまでの過程を随時ツイートされていたので、知っている方も多いんじゃないでしょうか?

通称ガキラボさんです(^^)

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PRSの正規取扱店
とのことで、特にPRSがいっぱいありました!
アンプ好きとしては、PRSのジミヘンモデルのアンプが非常に気になりましたねー。
そして2階には中古のストラト(USAもMEXCOもJAPANも!)がいっぱいで、10万円前後という最も層の厚い価格帯で中古のストラトを探そうと思ったら、この辺ではガキラボさんが一番選択肢がありそうってくらい多かったです!
新築ということもあって外装もインテリアもとてもオシャレで、居心地の良いお店でしたー!


続いてはハードオフでピロさんが掘り出し物の真空管アンプを購入
その後はご飯を食べながら、ほんと久しぶりに数時間ずっとしゃべりまくりましたー!コロナ禍の制約が緩和されてきたこともありますが、やっぱりこうしてゆっくり人と接する時間は僕にとって貴重です!

そうそう、実はここのところライブ活動も休んでたんですが、1年ぶりにライブやることにもなりそうなので、ちょっとずつ演奏熱も上げていきたいと思います(^^)



エピフォンがギブソンカスタムショップと緊密に連携して作られるというinspired by Gibson custom shopシリーズから今年発売されたばかりの、コリーナVを購入しました!
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素敵なハードケースに入っています(^^)


上のツイートにも書きましたが、メーカー出荷の時点でいわゆる傷物として出荷販売された個体なので、新製品なのに約5万円も値引きされていたので飛びついちゃいました^m^


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シリアルナンバーの下にある「2」の刻印が「2nd品」であることを表しています。
演奏上の支障や強度・耐久性に問題があるようなキズや不良ではないので、それで5万円も安く買えるなら全然いいです


エピフォンのコリーナVというと、僕が記憶する限りでは2000年前後あたりから発売されていました。…が、ネックがコリーナじゃなくメイプルだったり、ボディは表面と裏面に薄いコリーナ化粧板が貼られているだけで中はツギハギ(しかもコリーナじゃない説も…)という仕様でした。

それが今回発売されたコリーナVは、
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この写真でトップとサイドの木目が繋がっていることからもわかるように、ソリッドの2ピースコリーナが使用されております!


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この58年のオリジナルコリーナVに準じたネックジョイント方式も嬉しい点ですね!
80年代頭に本家Gibsonから出ていたヘリテージシリーズのコリーナVや、後にOrville by Gibsonから発売されたコリーナVは、このジョイント方式までは再現されませんでした。


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1958年のオリジナルのようにV字に木取りされている点もファンには嬉しいポイントじゃないでしょうか(^^)
ネックもコリーナ
です。


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ギブソンカスタムショップとエピフォンのコラボを示すロゴが入っています。
エピフォンの他の製品もそうですが、ヘッドとネックが貼り合わせなので継ぎ目がちょっと…いやかなり気になりますね(汗)
ネックの握りは結構ガッシリ太く、僕好みです!


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Epiphoneのヘッドロゴは、GibsonのコリーナVのように立体的なレイズドロゴです。
カッコイイですねー!
これまでのEpiphone製品に倣ってロッドカバーは3点留め。これをギブソンと同じ2点留めにするだけでも印象と評価はかなり変わる気がするんですけどねー(笑)

指板材はローズウッドではなく
インディアンローレルという木材です。最近のエピフォン製品の指板材としてはポピュラーな木ですね。

ナット幅は43ミリ、ナットの材質はグラフテックです。


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Vはボディにくびれが無く、膝に乗せて座って弾くとスーっとボディが滑り落ちてしまうため、それを防止するためのゴムの滑り止めが付いています。「ほとんど意味ない」という評価も多いこの滑り止めですが、Vはやっぱり両足の間に挟んで弾くのが一番安定しますね


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実はまだ中を開けて見ていないので公式サイトのスペック表の受け売りですが、ピックアップはギブソンのバーストバッカー2(フロント)とバーストバッカー3(リア)、コントロール類はポットがCTS製トグルスイッチとジャックはスイッチクラフト製、そしてマロリーコンデンサとのことです。
僕的には電装系に関しては弄るとこ無いじゃん、という感じですね!まぁピックアップに関しては好み次第ですけどね。フロントはもうちょっとブライトなタイプに替えたいかな。


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ちょっとマニアックなポイントかもしれませんが、僕的にはピックガードとジャックプレートをしっかり4プライ(表面から白黒白黒)にしてくれた点が非常に評価できます!
コピー品はストラト等に使われるのと同じ3プライが使われることも多いこのコリーナVのピックガードですが、4プライだと黒の層が1つ増えてグッと締まって見えます
そして4プライのピックガード材って意外と売ってないので手に入りにくいんですよー。


さてサウンドですが、まだアンプに通して撮っていないのでまずは生音だけ(汗)
2.4キロという軽量なボディのせいか良く鳴るのですが、軽い材特有のポコポコした空洞っぽい音質に比べてシャリーーンとしたソリッドな生鳴りだと思います(^^)
その点は、このシュっとしたV字型の形状が相まってのことなのかもしれませんねー(^^)


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Epiphone 1958 Korina Flying V Inspied by Gibson Custom Shopの紹介でした!
なによりこのルックスで非常に所有欲が満たされるギターであるフライングV
アンプに繋いで撮ったら、この記事に動画を追記したいと思います




SNSやYOUTUBEをチェックしている方ならご存知かと思いますが、ここ最近デジテックのバッドモンキー界隈が熱を帯びています。どうやらJHSの公式ユーチューブチャンネルがバッドモンキーとあのCentaurの比較動画をアップしたことによって「似てるじゃん!」と広まり、バッドモンキーの中古市場価格が高騰し海外を中心に安くても2万円以上の値がついているようなのです。。

箇条書きにすると、、、

・ケンタウルスとは90年代後期くらいに6万円で発売された高級ドライブペダル
 ↓↓↓
・後に生産終了となったケンタは今や100万円超えの個体もあるほどのプレミア価格に!!
 ↓↓↓
・中古3千円くらいで売ってるデジテック バッドモンキーがケンタに似てると話題に。
 ↓↓↓
・バッドモンキーの中古価格が高騰中(現在2万円超えも…)←今ココ

と言う感じ。超乱暴ですな(笑)


さて、デジテックのバッドモンキーは新品でも5000円ほどで売られていたごくごくフツーのTS系オーバードライブペダルです。ごくごくフツーとは言っても僕個人的には以前からめちゃくちゃバッドモンキーが好きで、
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8年前のブログ記事を見返したら『バッドモンキー最強説』を唱えてましたw

こちらのTS系ペダル弾き比べ会の時の記事では、、、IMG_E9861

ビンテージTSや高級モディファイ物などと比較してもバッドモンキーが断トツに好きと書いていますねw

いやー、時代がやっと僕の好みに追いついてきましたか!
なんつって、怒られるぞホント(笑)

まぁ実際昔から好きなのは事実で、生産終了が発表された時には「予備を買っておかなきゃ!」ということで中古の出物を発見しては購入し、一番多い時で10個は持ってましたね。
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その後「このペダル良いよー」って友達に配ったりして減らしました。
冒頭に書いたように現在は中古で2万円以上とか付けられてるので「タダで配るなんて太っ腹!」と思われるかもしれませんが、普通に中古で2500円とか3000円で買えたんですよ(汗)
今の価格が異常なだけです。
きっとこの人気も一過性のものでしょう(憶測)。


僕は現在、この2台のBAD MONKEYを手元に残して愛用しております。
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右の個体は日本ではほんの一瞬だけ売られていた上海バージョンです。香港バージョンとか中国バージョンって呼ぶ人もいますが、リアルタイムでこれを新品購入した当時は「上海版」という名目でした。

通常版とは色も違います。なんなら重さも違うんですが、開けて見たことが無いので中身の違いはわかりません。てか、中身まではさすがに興味が沸きません(笑)

音については今さら僕がどうこう言う必要ないでしょうし、興味ある人はJHS公式がアップしているケンタとの比較動画をすでにご覧になってるでしょう。


ちなみに僕はご縁があって本物のケンタを2台使わせていただいた経験があるのですが、ケンタの音を鳴らした時、こんなに好きで耳に焼き付いてるであろうバッドモンキーの音を思い出して「似てる!」と思ったことは無いです。
サウンドって、形や数値のように目に見える物じゃないので、「似てる」と思うも「似てない」と思うもどちらも「その人にとっての正答」だと思います。つまり人の数だけ答えの数もあると。

ユーチューブで有名なブレットキングマンさんは2009年にすでにケンタとバッドモンキーの比較動画をアップしていましたが、当時は特に話題にもなっていませんでした。
晩年の故ゲイリームーアがペダルボードに載せてあのStill got the bluesの演奏で使用していましたが、中古市場価格は3000円程度のまま変わりませんでした。

今回はアップ主のチャンネル登録者数や動画内での表現方法、そしてユーチューブという媒体がもつ現在の影響力やSNSが浸透したことによる拡散力で、今までとは違った形で広まってしまった結果でもあるのかなぁと僕は想像しますねー。
それが良いとか悪いとか言ってる訳じゃないです。まぁ「時代だよね」と(^^)


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僕にとっては大好きなペダルであるがゆえに「ね!やっぱり良いでしょ!?」とか「とは言えさすがに2万以上も出すほどではないでしょ」とかいろんな感情が芽生えますが、実用する道具として大好きなことは揺るがないので「高いうちに売っちゃえ」とも全く思わないですし、このブームを横目で見ながらやっぱり今後も今まで通り「なんだかんだ言って最終的にはバッドモンキーなんだよなー」とか言ってるんだろうなぁと思います(笑)




すっかり春めいてきましたねー
我が家は長男そうちゃんが4月から晴れて高校生になります。早いなぁ。。。
そりゃ僕も歳をとるわけです。


さて、入手して僅か1ヶ月足らずという短期間で、すごい勢いで改造のターゲットになっておりますKAPAというブランドのコンチネンタルというギターです。1965年製
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まず入手した時の状態がコチラ↑↑↑


続きまして、
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P90(ソープバー)2発にし、1ボリューム・1トーン化、そして操作が難解だった2つのPUセレクターをオーソドックスなトグルスイッチに交換した状態がコチラ↑↑↑


続きまして、
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ピックアップをTOM ANDERSONのミニハムに交換した状態がコチラ↑↑↑


という経緯で姿かたちを変えてきたコンチネンタル。
今回はまずピックガード加工です!
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このラインを引いた形にカットします。


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ドリルでたくさん穴を開けてからパキっと折り、サンドペーパーをかけました。
これは子供の頃にミニ四駆の軽量化で培った技術ですね(笑)


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意外と短時間でキレイにできるもんですね。
まぁ、もしも1からピックガードを作るとなると労力は全然違ってくるんでしょうけど。。


なぜこうしてカットしたかと言いますと、
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Fenderジャガー用のメタルプレートを付けたかったのです。
でもジャガーのようなスイッチ類は不要なので、穴が開いていないプレートを買いました。つまりただの飾りという訳です。アクセントになってなかなかいい感じ


さて、続きましてはピックアップキャビティを深くザグります
まずはこのギターを買った時の写真を見てください↓↓
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元々このギターに載っていたHofner社製ステイプルピックアップは、Gibsonハムバッカー等とは違って足が無いので、高さが低めのピックアップです(薄いって言えばいいのかな?)。


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そのため、PUキャビティがかなり浅いのです。実測で深さ9ミリ。
なので、トムアンのミニハムはキャビティの底に置いた時点でもう弦に触れるギリギリ状態!ていうか、ハイフレット押さえたら触れてる!汗
しっかり実用的に調整をするためには、キャビティを深く掘って高さを下げられるようにした方が良いというわけです。いや、しなければならないのです。


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我が家ではほとんど出番が無く、約2年ぶりに封印を解かれし電動トリマ


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現状では他のピックアップを載せる予定は無いため、トムアンのミニハムが載ることだけを考えて10ミリ掘り下げました。まずまずキレイにできたんじゃないでしょうか。
しかし、10ミリ掘ったことで生音がめちゃくちゃ変わりました…。なんか空洞っぽいポコポコとした大味な鳴りになりました…。ちょっとショック…。


そして完成です!!
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ビフォー↑↑↑


アフター↓↓↓
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うん、なかなかいい感じじゃないでしょうか(自画自賛)。
元々のピックガード形状はぼってりしたストラトみたいな印象だったので、シルバーの差し色が入ることで引き締まりました(^^)


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ピックアップの高さ調整ができるようになったことで適正なセッティングができるので、これでやっと正確な音の評価ができるようになったと言えます。
いやぁーしっかし、ヘフナーのステイプルハムバッカーという特殊なサイズのピックアップが載っていたネジ穴が まさかトムアンのミニハムにもそのままの位置で流用できたなんて、なんたる奇跡でしょうかww

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先日は10インチスピーカーの話でしたが、今回は12インチスピーカーです!
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CelestionG12 EVH。ルックスの通りエドワードヴァンヘイレンモデルです。
MADE IN UK。
いやぁーカッコイイですね!
エディーが好んで愛用していた耐圧20ワットのG12M Greenbackのサウンドを再現すべく作られたモデル、ということです。実はこのスピーカー、同社のG12M-20 HERITAGEとモノは同じでラベルを貼り替えただけ…という噂もあるとか無いとか(笑)


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このRoccaforteのキャビに載せます。
ちなみにこの全く同じ2台のロッカフォルテキャビは、1台にCelestion NEO V-typeが載っていて、もう1台はカラッポの状態です。そのカラッポの方に今回買ったG12 EVHを載せて、Neo Vと比較していきましょう

余談ですが、Roccaforteさんはエディのアンプを改造したり修理してた人です。そんなRoccaforteのキャビにエディーモデルのスピーカーですから「エディーファン?」と思われそうですが、実は全く通ってきてないです(笑)


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サウンドは由緒正しきグリーンバック系譜のサウンドですね!
グリーンバック特有のコンプ感が効いたような歪み方をするので、人によっては一聴するとジャリ感が足りないとかちょっと大人しくも感じられそうですが、オケやバンドに混ざって存在感を放つ点や 聴き疲れしないサウンドは、やはりグリーンバックならでは

と言ってもコモってるとか抜けないってことでは決して無く、僕の個人的な印象ではレギュラー版の現行グリーンバックより薄い幕が1枚取り払われたようなオープンさも感じます(^^)


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これまで使ってきたNEO V typeはネオジムマグネットらしいジャ行の音とスピード感、そして底抜けに明るい派手さがあり、そんなスピーカーが比較相手だからこそG12 EVHは地味に思いがちなんですが、聴けば聴くほどにギターらしさを感じてくるというか「ギターの美味しいところってこの帯域だよね」と実感させてくれるスピーカーです!




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Marshall LEAD12 model5005。そのサウンドから『リトルJCM800』などと呼ばれている80年代の家庭用ソリッドステートアンプの名機です。

でも今回はアンプが主役では無く、スピーカーの話です!
LEAD12は、CelestionのG10D-25という10インチスピーカーが純正
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G10D-25はマグネットがとても小さくて(量ってはいないけど)重量もかなり軽いです。
そもそもLEAD12というアンプが当時のMarshallの中で最も小型な家庭用トランジスタアンプだったこともあってか、言ってしまえば当時一番安いセレッションスピーカーがこのG10D-25だったんじゃないかと。
(とは言ってもG10D-25はイギリス製Celestionですから、のちに代わってしまう8インチのノーブランドスピーカーよりはとても良いです)

これを高級スピーカーに交換したらどれほど素晴らしいサウンドになるのか…!?
という実験が今回のテーマです。

めちゃくちゃワクワクします。。。まぁそもそも純正スピーカーのままでも特に不満もなく素晴らしいサウンドを轟かせてくれるのがLEAD12というアンプ。まずはZemaitisを使って以前に撮った動画からご覧ください。



なんの小細工もせずアンプ直結で That's Marshall!というドライブサウンドを聴かせてくれますね!ただこのアンプ、家庭用の12ワットのアンプと言えどそれなりに音量を出さないと本領を発揮してくれないあたりに時代を感じさせますww


で、今回載せます高級スピーカーがコチラ!
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Celestion G10 GOLD ALNICOです!
おそらく同社の10インチスピーカーの中では1番高価なモデルなのではないでしょうか。もちろん高けりゃ良いって訳じゃないのは承知の上ですが、とは言えそれなりの対価を払っている訳ですから期待度が増すのはいたしかたありません(笑)

という訳で、G10D-25とG10 GOLDの比較動画です!



アンプのツマミは変えず、純粋にスピーカーの違いだけでの比較です。
どうでしょう?
個人的な好き嫌いで言えばG10D-25の方が好きでしたが、これはG10D-25に合わせてアンプのツマミをセットしたせいだと思います。G10 GOLDに合うようなアンプセッティングにすれば印象も全然変わったでしょう。

動画でどこまで伝わるかわかりませんが、中〜低域は圧倒的にG10 GOLDの方が厚みがあります。一方「いかにもマーシャル」的な高域のヒリヒリ感はG10D-25ですかね!
動画は歪みサウンドだけですが、このアンプはG10D-25ではクリーンがペラい(失礼!汗)のに対し、G10 GOLDでは厚みのあるクリーンになりました。とは言えそもそもこのアンプは歪ませてこそ活きるアンプだと思いますけどね^m^

良い悪い、好き嫌い、は各人次第ではありますが、このアンプの設計者が本来狙っていたサウンドは純正スピーカーで鳴らした音であることは揺るがない事実。LEAD12にとっては「これぞマーシャル!」というサウンドが出ている純正スピーカーとの相性の方が良いと言って良いのでしょうね!
やっぱりアンプとスピーカーの相性って大事ですね(^^)




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