ジナパパ一家の何てことない日常

ペットの事。家族・育児の事。趣味のギターの事。日常の何てことない事。とにかく一貫性のないブログになってきました(笑)

カテゴリ:楽器 > ギター

このブログにも書いてますように、僕は自分のバンドを組んでいません。「いついつのライブでギターを弾いて欲しい」と依頼された時に演奏する いわゆるサポートギタリストで、年に平均3〜4回ほどライブに出演しております。

いつもご依頼いただき感謝です!

こういう書き方をすると語弊があるかもしれませんが、依頼される曲はそれまで自分が全然興味の無かったアーティストの曲だったりまったく聴いた事がなかった曲も当然ありますし、ジャンル的にも歌謡曲からポップス・ロック、それこそ演歌までいろいろやります。
これは不平不満ではなく、そのおかげで勉強にも練習にもなるという意味ですよ(^^)

ライブが近づくといつも
「次のライブはどのギターでやろうかな」
と考えたりしますが、基本としてはいろんな曲に対応できるオールマイティなギターという選択にはなります。


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パッと見、この中で「オールマイティなのは?」と考えたらストラトが妥当なところなんでしょうけど、演奏するセトリの中に結構ハードめに歪ませるロック調の曲があれば左から2本目のZodiacworksを選ぶことになります。


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ピックアップはP90が2発
元はハードテイルだったのですが、モディファイを依頼してシンクロナイズドトレモロを搭載してもらいました。ボディはメイプルトップ・コリーナバックセミホローメイプルネックボルトオン

・・・という感じでフェンダー方向にもギブソン方向にもいけるギター。
重量も2kg台とライブ向きで、最近はもっぱらこいつを持って行くことが多いです
P90は、僕の中では結構ちょうどいいところにおさまってくれるピックアップなんですよねー


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という訳で表題にも書きました「ギター1本だけでワンステージこなすとしたら?」という話。
僕のようにいろんな曲を演る必要がある人は「幅広く対応できるギター」という選択肢になるんでしょうけど、自分のバンドを組んでいてサウンドや曲調がいつも一貫しているなら「俺はレスポール1本で全曲いける」という人も当然いると思うんですよね(例えばアンガスヤングがSGだけでAC/DC全曲を弾くように)。


なので人によっていろんな答えがあって面白いだろうなと思い、ツイッターで
「あなたにとって “ これ1本あればワンステージこなせる ” というギターは何?」
と問いかけてみました(^^)
ツイッターを開いてリプ欄を見ていただけたらわかるように、めっちゃいろんなギターを教えていただきましたよ!
予想通り、いろんな音を出せるよう改造された器用そうなギターを紹介してくださる方、そして「俺のサウンドはこれさえあれば」というギターを紹介してくださる方に二分される感じでしたね。非常に興味深いです!
もちろんワンステージで2本3本と使う方もいらっしゃいますしね!


さて!
今月は僕にとって思い入れのあるライブがあります。お世話になっている主催者さんが今から5年前に起ち上げた大きなイベントで、僕はバックバンドとして雇っていただいてます。
正直、当初は「もっとうまいギタリストはたくさんいるのに、なぜ僕が…?」と思いましたし、第2回、第3回〜と回を重ねるたびに「次は他のギタリストにチェンジだろうな」などと思っていたのですが、気付けば第1回目から皆勤賞でバックバンドとして呼んでいただいてます。
このイベントを通じて僕は演奏的な面でも人間的な面でもかなり成長させてもらっているので、このステージをバッチリこなしてライブを成功させ、主催者さんに恩返しをする気持ちで頑張ってきます!

こちらで購入の報告をしておりました、ファーストマンS2-Aという60年代後半の日本製フルアコースティックギター↓↓↓


中古ギターを買ってきたらまず分解!がお決まりコースだった僕ですが、そういう気力も絶えてきまして よほどの汚れや不具合が無い限りは軽く磨く程度で、最近ではネジ1本外すことすらなくなりました(汗)

とは言ってもリサイクルショップで買ってくるギターの大半は弦が死んでるので、まず弦を交換するついでに指板の手垢は必ず取りますけどね。


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このP90のようなナゾのピックアップ。いったいどういう素性の物なのか気になります…
ネットで調べても情報がほとんど無いですし、まぁ仮に自分でバラして見たとしても何もわからないんでしょうけど(笑)


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フルアコなので歪ませるとハウりやすいため、こいつをアンプに繫げる時は大抵クリーン〜クランチ程度で弾くのですが、そういう音がまた良いのです

バッキングの指弾きの方はクリーン。リードの方はチューブスクリーマーで軽く歪ませてモジュレーションもうっすら掛けてます。
※ラルクのSingin' in the rainを弾きました

GibsonのES330を所有していた時も同じように感じてたんですが、サスティーンが短いんですよね。いや、短いというかピッキングのアタックが大きいせいかすぐ減衰するように錯覚してるだけなのかもしれません。なので、コードストロークでガシャガシャ弾くようなプレイをすると特に非常に気持ちいいです(私感)。

こういう感じのプレイですね↓↓↓
ピッキングのアタックが「ガギャ!」っとしてるの、わかります?(笑)
これが妙に弾いてて気持ちいいんですよー


↓↓↓こういうなんちゃってブルース的なフレーズを弾くとサスティーンの短さが気になってしまうのは否めないのですが、でもこれはこれで独特の気持ち良さがあるのもまた事実。
プリプリ!っとしたサウンドが独特ですよね。
もしかして胴厚なフルアコもこんなキャラだったりするんですかね?


改造の必要性を感じないくらいに現状は気に入ってるのですが、再来週のライブが終わって落ち着いたら、磨きつつパーツを外して各所を見ていこうと思ってます!

2か月連続ライブの1発目が終了しました!

僕にとっては2回目の会場だったのですが、前回からアンプが変わってました
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Marshall 1962 ブルースブレイカーでした。
※会場で撮影し忘れたので、これは10年ほど前に僕が所有してた時の同アンプの写真です。

前回演った時のアンプはたしかJCM2000DSLだったんですよね。僕的にはブルースブレーカーの方が扱いやすかったです(ツマミが少ないせいもありw)。
やっぱりこの手のワンボリュームアンプは音量出してナンボですね!家では真価を発揮させてやれないアンプの筆頭だと思います(笑)


エフェクターとギターはこれらを使用しました。
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とは言ってもエフェクターはこのボードの中でもほぼチューブスクリーマーしか使わなかったような感じですねー。ガラ〜ンと乾いたクランチのコードストロークでは対バンのギタリストさんからも「いい音だったよ」とお墨付きをいただきました^m^

ギターはここ最近ライブのメイン機となりつつあるZodiacworksです。
こいつはかなり自分の中で信頼度が上がってきましたね!
そしてやっぱり軽いのは正義!(セミホローなので2kg台)


さて、来月のライブまで1か月切ってるので、楽しみながら練習頑張ります!


先日、スタジオリハでした。
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最近買ったFirstmanのフルアコS2-Aをスタジオデビューさせようと思ったのですが、NAZCAのケースに入りませんでした。パッと見そんなに大きいギターには見えないのでレスポールくらいの胴幅だと勝手に思い込んでたんですけど、サイズ的には335などシンボディのセミアコ用ケースじゃないと入らなそう。
・・・買わなきゃ。


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という訳で、Zodiacworksを使うことにします。
たしかGOTOHのP90を載せてからライブで使うのは初めてのような(^^)


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ペダルボードはいつも通り。
※この写真はスタジオで撮ったものではありません。

いつもはTSがクランチ、RATがメインドライブ(強め)、そして両方ONでギターソロといった使い方が主なんですが、今回はGAINを下げたRATをクランチで鳴らすといった使い方をしてみました。
巻き弦のルート音だけが移動するストロークで、しっかり低音感を残しつつガラーンと乾いた歪みを作ることができますね
ほんとRATは汎用性が高い

さて、2カ月連続でライブがあるので頑張ります!

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アンプヘッドOrange AD30スピーカーキャビネットMarshall 2064Bセッティングが完了
昨日アップした記事に書きましたように紆余曲折ありましたが、ホッと一安心。。


※アンプヘッドとキャビ、それぞれの紹介記事は以下をご覧ください↓↓↓





まずはアンプヘッドORANGE AD30 single channelから。
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オレンジというとRockerverbなどのモダンでハイゲインなシリーズが今は有名だと思いますが、このADはビンテージテイストなシリーズです。整流部がチューブでパワー管がEL84…という仕様からもなんとなく察するところはありますよねw

歪ませると特に低音弦がブーミーになって割れるような、ファズっぽい印象です。

この動画はGAINつまみ1〜2時くらいの設定です。
ズシャッ!という歪みからファズっぽいっていうのもわかっていただけるでしょうか?
ギターボリュームの追従性がめっちゃ良くて、これだけ歪んでいてもクリーンまで落とすことができますし、ハイとローがしっかり残ってくれるのでちゃんと “ 使えるクリーン ” なのが素晴らしいです(^^)


続いては、アンプのGAINつまみ8時くらいのクリーンサウンドです。
セカストで1万円くらいで買った最近お気に入りのFirstmanのフルアコで撮りました。

近年は主にフェンダーアンプを愛用していた僕にとって、オレンジはキラキラ成分ちょっと控え目でミドルにあたたかさを感じるクリーンです。とは言えMIDDLEつまみの効きはとても良いので結構幅広くイコライジングできますね!(上の動画はMIDDLE9〜10時くらいに抑えてます)

この設定でRATやTS-9で歪ませても非常に良い感じで、ペダルのプラットフォームアンプとしても十分役割を果たしてくれます。先ほど「ファズっぽい」と書きましたが、オーソドックスなオーバードライブやディストーションが欲しい場合(ていうかそういう場合がほとんどですよねw)は、アンプはクリーン〜クランチまでにしておいてペダルでゲインブーストさせる方が扱いやすい歪みが作れると思います!


さて、続いてはスピーカーキャビネットMarshall 2064Bです。
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現在スピーカーはCelestion G12H-30 Heritage グリーンバックを載せています。

この2064Bというキャビは、4発キャビ(1960等)と同じサイズなのに1発しかスピーカーが載っていないというレア仕様なのですが、弾いていると「大型キャビ感」を変に意識させないし「1発キャビ感」も感じず、低音は量感タップリに鳴るというキャラです!
オーディオに例えると、一昔前に流行ったミニコンポ +サブウーファーの「作られたような重低音」ではなく、大型フロア型スピーカーを余裕たっぷりに悠々と鳴らしているような量感ですね!


ちなみに↓↓この動画はキャビがRoccaforteの小型1発キャビ(が2台)です。



アンプヘッドは同じAD30なのですが、マーシャル2064Bを鳴らした前出の2つの動画に比べて低音はタイトで音が前に飛んでくるような「スモールキャビ感」を感じるサウンドなのがおわかりいただけると思います。
まぁ載ってるスピーカーも違うしカメラを置く位置も違うのでシビアな比較ではないですが、動画から伝わるもの以上にその場で弾いてる本人が一番違いを感じます(^^)

もちろんそれぞれの良さがあるので優劣の話ではないのですが、大型サイズでスピーカー1発という2064B、、、実はかなり素晴らしい仕様かもしれない・・・!!
体積の容量、そしてバッフル面積の大きさもサウンドの要になっているんでしょうね!


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というわけでORANGE AD30と Marshall 2064Bのレビューでした!
一言で言うと、最高です

先日購入しましたORANGE AD30 single channelという真空管アンプヘッド。



そしてその前に購入していましたMarshall 2064Bというスピーカーキャビネット。



これらをアンプ置き場に設置するため、スチールラックを新調しました(^^)
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直接キャビを載せるとスチール製のラックが鳴いてしまうため、キャビは床に直置きにしてコの字バーラック強度を確保します。


無事に設置完了です!
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我が家で唯一の、僕の趣味スペースが完成です
基本的にこじんまりしてるのが好きなので、アンプも含めた推しグッズが一点に集中してるこの空間はずっと眺めていられます(笑)


これで晴れてオレンジアンプをマーシャルキャビで鳴らせる環境が整ったわけです!
…が、ここで問題発生。。。

ギターを弾いていると、キャビ(スピーカー)からブーーーン…という低周波ノイズが鳴り始め、それがどんどん増大していくのです。
ギターの再生音だけじゃなくあらゆる生活振動から共鳴し出します。。。
やはり4発キャビのサイズに1発しかスピーカーが載っていないという特殊な仕様ゆえ、キャビ内部で音が反射しまくって共鳴してしまうのでしょうか・・・?

これまで数えきれないほどのキャビを所有してきましたが、こんなの初めてです。


あらゆる可能性を想定していろいろ試してみました。ダクトにタオルをギューギュー詰めにして塞いでみたり、内部に吸音材を入れてみたり、バッフルを少しずつ開いていき共鳴しなくなるポイントを探したり。。。

ちなみにタオルと吸音材はまったく効果なし。
バッフルをそれなりに開ければ共鳴しなかったのでその時点では上のツイートをしましたが、その後ほどなくして共鳴し出しました(汗)
つまり、全対策・全無意味(涙)


どうしたもんかと2日間ほどモヤモヤした時間を過ごし、最終的にはキャビ背面に穴を開けてオープンバックにするしかないと思っていたのですが、あるタイミングで床を叩くとスピーカーからガン!ガン!という金属音が出ることに気づきました。ネジが緩んでいるのか、あるいはスピーカー自体が破損しているのかと思ったのですが、チェックしても緩んでるネジは無いし、スピーカーはどこを触っても金属音なんて鳴りません。

しかしその床を叩いた時のガンガン!という金属音は、アンプヘッドの電源が入っている時だけ鳴ることに気付いたのです(つまりアンプの電源がオフだと、床を叩いてもスピーカーはガンガン鳴らない)

ここでやっと「この金属音はスピーカーから物理的に出ている音ではなく、スピーカーから再生されている音だ」とわかったのです。
ということは、原因はキャビではなくヘッドということですね!
これに気付けたら、一気に進展!!


真空管を1本ずつ軽く叩くと、4本中2本のパワー管(EL84)がマイクロフォニックノイズを発していることに気付けたのです!(上のツイートに書いたように、叩くとガゴォォン!ゴワァァン!という金属音のようなノイズがスピーカーから再生される)

この壊れた2本をアンプから外してパワー管2本だけで使用すると、ブーーンという低周波ノイズ、あらゆる振動からの共鳴、ガンガン!という金属音、すべてが解消しました!
いやぁ、、、キャビに穴を開ける前に気付けてよかった、、、ww


という訳で完璧に鳴らせる状態になりました!
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逆光の写真ですみません(笑)
すっかり長くなってしまったので、完璧になったアンプヘッドをマーシャルキャビで鳴らしたレビュー記事は後日改めて書きます!



↑コチラの記事の最後にチラっと登場したアンプヘッド。。。


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ORANGEAD30 single channelという真空管アンプヘッドです。

細かいことは他の詳しいサイトさんにお任せするとして端折って説明しますと、オレンジはそれまでのちょっと不人気時代から脱却すべく1990年代後半〜2000年頭にAD5やAD15といった低出力モデルで人気回復するのですが、その中の1つであるこのAD30をLed Zeppelinのジミーペイジが使用したことも話題となりました。

その後のTERRORシリーズやRockerverbシリーズ等での躍進は周知の通りですね

このAD30はSingle Channelという名の通り1チャンネル仕様なのですが、発売後ほどなく時代の流れに沿ってクリーンと歪みの2チャンネル式(Dual Channel)へと移行するため、このシングルチャンネルは球数はそんなに多くないようです。


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この個体はリサイクルショップに長く売れ残っているのを見ていて前から気になっていたんですが、マーシャルのビンテージキャビを入手したことで「欲しい欲」が過熱しまして。。。

しかし試奏させてもらったらポットのガリが酷くてほとんど音が出ず…!!(涙)
音が好みかを確認する以前に、まともな音が出る状態じゃありませんでした…

「直せなくても自己責任で少しお安くしていただけませんか?」とお願いすると店長さんに確認していただき、大分値引きしてくださったので、、、


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無事(?)に購入にいたったという。そんなストーリーがあったのでした(^^)
…まぁ無事かどうかは修理するまでわからないですね 汗


前述のように、このMarshallのビンテージキャビに積みたかったんですよー!
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いやぁー、映えますね
もちろんコンボアンプもいいですけど、やっぱりスタックの佇まいはテンション上がります


田渕ひさ子さんは、ヘッドがマーシャルキャビがオレンジなんですよね(^^)


、、、で、気になるのは試奏の時のあの酷かったガリが直ったのか?ですよね。
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結果としては、接点復活剤で直りました
ただ、かなり頑固でしたね。。。ちょっと付けてグリグリした程度では全然直る気配が無かったので諦めかけましたが、根気よく続けたら直りました。
まぁ接点復活剤で直すのはある意味 対処療法みたいなものなので、いずれポット交換の必要が出てくる可能性アリアリですね。


という訳でとりあえず音が出るようになったので、早速チラっと動画を回してみました。
AD30をクランチさせ、TS-9でゲインブーストしています。
キャビは、まだマーシャルを設置していないためロッカフォルテです。



※ 下のYoutubeショートの方はTS-9をオンにする前のAD30のみのドライブ音も収録されておりますので、ぜひ両方ご視聴ください(^^)

アンプ単体でハイゲインまで歪ませるとブリっとしたファズっぽい歪み方になっていくので、この動画のようにAD30はクランチに抑えつつペダルでブーストした方が扱いやすいディストーションになる気がします。

ハムバッカーの場合、どクリーンを作るならGAINつまみは9時以下ですね。
僕が愛用してるFenderアンプと似たようなキラっとしたクリーンを作ろうと思ったら、AD30ではミドルつまみはかなり下げる(0でも良いくらい)ことになります。
ただ歪ませるほどにジャリっとしたハイが増してくるので、オールドロック的なゴリっとしたオーバードライブを作るならミドルつまみも上げるのも良いですねー(^^)

マスターボリュームは家で難なく鳴らせるくらいに音量を下げられるので便利です!


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今回はOrange AD30 single channelの紹介でした!
まだ付き合いも浅くてファーストインプレッション的な感じしか書けませんでしたが、今後新たな気付きがあったり違う音で動画を撮ったりしたら、また記事にしたいと思います(^^)

先日入手したマーシャル74年製のスピーカーキャビネット、2064B
12インチ4発キャビと同じ大きさだけどスピーカー1発というレア仕様です。

入手からこれまでの経緯はコチラをご覧ください。
↓↓↓




買ったものの自宅に置き場所が無く、また現在アンプヘッドを所有していないこともあり、職場の片隅に放置していたこの2064Bですが、重い腰をあげて自宅に持ち帰ることにしました(^^)

おっと、ヘッド持ってないのになんでキャビ買ったの?なんていう野暮な質問はナシですよ!w


ところで、いつも機材の小型軽量化を推し進めていた僕がなぜ突然こんな大型キャビを使う気になったかと言うと、もうスタジオ遊びをする機会もそんなに無いだろうなと感じてるからです。
たくさんの機材をスタジオに持ち運ぶのが辛いという理由で小型軽量化を進めてきましたが、ここ最近はライブのリハ以外でスタジオに行く機会も激減したし、なんならアンプを持って行かないことも多いのです。
家でしかアンプを使わないなら持ち出す心配せずにデカくて重い物でOKですからね



ということでとりあえず自宅に持って帰ってきた2064Bですが、現在デラリバを置いているスチールラックにはギリギリ収まりませんでした・・・
5ミリという僅かな差に泣きました・・・惜しすぎる!
なのでちょっと大きめのスチールラックをポチり、届くまでの間にキャビを “ 使える状態 ” に仕上げておこうと思います!

“ 使える状態に ” とは言っても決して現在が音が鳴らない訳ではありません。
冒頭のリンク先にも書いてますが、この2064Bというキャビは本来オルガン用として作られたキャビで、搭載されていた純正スピーカーは12インチのようでビミョーに12インチじゃないというなんともギタリスト泣かせな仕様なのです…!

そのため、一般的な12インチスピーカーを載せられるように新規にネジ穴を開ける等の下準備をしなければいけません。

バッフルに新規にネジ穴を開け、そこに鬼目ナットを打ち込む作業。
そのために、まずバッフルに張られたパイピングとグリルクロスを外します。。。

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これが一番大変な作業と言っていいでしょう。
この錆びた数十年前の針が折れて木の中に残らないよう、慎重に1本1本抜くという精神的にも体力的にも疲弊する作業。それを数百本です。。。


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根気よく続けてパイピングとグリルクロスが外れれば、バッフルの表面側が顔を覗かせます。
スピーカーが載る部分の円形の穴の周辺に4つの小さなネジ穴が見えますよね?それが12インチとはビミョーに間隔が異なるという憎きネジ穴です(笑)


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一気に飛んで鬼目ナットを打ち込んだ状態。
黒い方がオリジナルのビス受け。そして銀の方が今回12インチ用に新設したビス受けです。


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無事に4本分打ち込みました(^^)
こうして見比べると、従来のネジ穴より新規のネジ穴の方が数ミリずつ内側にあるのがわかると思います。このビミョーな差のせいでこんなに大変な作業を、、、(怒)


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これで一般的な12インチ規格のスピーカーを載せられるようになりましたよ!
従来のビス穴は特に塞いだりはせず、このまま残しておきましょう(面倒臭いだけ)


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載せるスピーカーはこのCelestion G12 Vintageの予定だったのですが、、、


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HeritageシリーズのG12H-30 グリーンバック
が手に入ったので、こちらを載せることに
このヘリテイジシリーズも最近はなかなか出てこなくなってきましたねー


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という訳で搭載完了!!
あとは・・・そうです「アンプヘッド持ってない問題」なのですが、、、


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むふふふ・・・

ちょっとブログが放置気味になってしまいました(汗)
そんな中でも趣味のリサイクルショップ巡りは変わらず続けております。

つい先日も、セカストでいい出物に出逢いました(^^)
メーカー不明のせいだと思いますが、9900円(税抜)という安値でした!
リサイクルショップ巡りがお好きな方ならわかっていただけるかもしれませんが、視界に入った瞬間「あ、これ買って帰るやつだ」って思うヤツありますよね?こいつがまさにそれでした(笑)


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メーカーやモデル名まではパっと出てきませんが、ネットでは見た記憶のあるフォルム。
Fホールから中を覗くとセンターブロックが入っていないので、フルアコ構造。


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一見P90っぽく見えるピックアップですが、ポールピースがビス状になっていないのでロッドマグネット方式でしょうか?(つまりジャズマスターピックアップに近い?)
あとは2ボリューム2トーン、3wayトグルスイッチというGibson系のコントロールです。


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ブリッジやテールピースは汎用品の流用ではなく、しっかりメーカーオリジナルの物が奢られているようですね!


特徴的なのは、ネックジョイント。
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(値札が貼りっ放しの写真ですみません)
一見ギブソン系のギターなのですがジョイントがボルトオンなのです。
まぁこの時代のビザールギターではよくある仕様ですけどね。FenderのCORONADOなんかもボルトオンでしたしね。
MADE IN JAPANの刻印があります。

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帰宅してから調べたところ、どうやらFirstmanS2-Aというモデルのようです。
型番の語尾に「A」が付くモデルはカッタウェイの角が鋭利になっていてカッコイイです
サンバーストの色味もいい感じですよねー


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本来ヘッドにはFirstmanのエンブレムが付いてるようなのですが、この個体はタイの5バーツ硬貨が貼られていました。メーカー不明として売られていたのはこのためですね。
60年代の日本のギターによくある0フレット仕様です。
(ちなみにこの硬貨はすぐ剥がしました)


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片側3連タイプのペグ
ブルボンのエリーゼを彷彿とさせるデザインですね(笑)
メイプル(と思われる)3ピースボリュート有りというネックは、同年代のギブソンを意識しているからこそのスペックでしょうか。


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指板はローズウッド


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ボディトップとバックは同じ木だと思うのですが、メイプルというよりはアッシュ系の木目っぽいです。時代的にもセンとかですかね?(ただの憶測)
まぁきっとプライウッドなので、表面だけ木目の良い木材(化粧板)が貼られているという可能性も全然ありえるとは思います^m^


まだバラしたり本格的な調整などはしていないので、細部や中身の写真はありません。
ほぼ買ってきたままの状態ですが、動画を撮ってみたのでご覧ください(^^)
まずはRAT2でクランチさせたコードストローク主体のプレイから。
先日無期限活動休止が発表されたばかりのトライセラトップスのSilly Scandalsを弾きました。

歪ませるとエッジが立ってきて、またサスティーンは良くも悪くも伸びないギターなので、こういう小気味良いコードストロークはとても似合うと思いますね!


続いてはTS9で歪ませて、ブルースっぽいのを弾いてみました。
シンボディ(薄いボディ)のフルアコ構造に、P90っぽいピックアップということもあり(誤解を恐れずに言うなら)以前所有していた62年製のGibson ES-330と似た傾向のキャラです。
エゲツない価格差のギター同士で比べちゃ怒られそうですが、でも箱物はその特徴的な構造のせいもあって「メーカーが違っても似たようなキャラになる」と言う人も結構いますので、あながち間違いではないのかもしれませんね!

ピッキングのプリっとしたアタックやすぐ減衰するサスティーンに哀愁を感じる、田園風景の田んぼにうつる夕日を思い起こさせるサウンドです(ド主観)。


という訳でファーストマンS2-Aの紹介でした!
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買う時は、まぁ値段も値段だしちょっとしたオモチャになればいいかなーくらいに思ってたんですが、結構本格的に付き合ってみたくなるギターでした!(^^)

特にピックアップの構造なんかは非常に気になるので、清掃がてらパーツ類などバラしてみたらまた写真撮ってアップしようと思います。


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↑↑コチラで紹介しました、マーシャル2064Bというキャビネット。
1960などの12インチスピーカー4発キャビとまったく同じサイズなのにスピーカーが1発のみという、珍しいオルガン用のキャビです。

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こちらがCelestion製の純正スピーカーなのですが、、、
「インピーダンスが特殊な10オーム」
「サイズがビミョーに12インチ規格と異なるので12インチスピーカーと互換性が無い」
「べらぼうに重い」
「そもそもギター用スピーカーではない」
といった諸問題(?)を抱えているため、まずはギター用の12インチスピーカーに交換するところから手をかけていきたいと思います
※もちろんこのスピーカーでギターを鳴らしちゃダメっていう訳ではないですよ


というわけで
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用意したのはCelestionG12 Vintageです。
大定番であるVintage30の前身と言われるスピーカーですね。当初はMarshallアンプに搭載されるために作られたスピーカーでした。セレッションが中国製に移行する前のイングランド製


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まずはただ置いただけ。一見サイズはぴったりのように見えるでしょ?
ところが前述のように純正スピーカーは12インチスピーカーと微妙にサイズが異なり、ネジ位置がほんの数ミリずつ違うのです(汗)
なのでバッフルには新規にネジ穴を開けて爪ナットを打つ必要があります。
・・・ということはグリルクロスを一旦外す必要があるので、数十本(いや100本以上?)のタッカー針を折れないように1本1本慎重に抜く作業が待っているわけです。。。

やったことある方なら、この作業の辛さ、、、わかってくれますよね、、、
うーん、、、重い腰があがるのはいつになることやら(笑)


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