こうしてライブ活動をさせていただけるようになって早9年目。ライブ活動初期の頃は3〜4回ほどエレアコを使ったこともあるんですが、近年はまれにアコギの曲の依頼が来た時もエレキで代用という感じです。

ところが、たまたま今年は新年一発目のライブがアコギ。そして次回のライブはエレキとアコギが入り混じっての全8曲。更にその後に予定されているライブもアコギでの依頼を既にいただいてます。
そんなこんなでアコギを使う機会が増えてきていることもあり、音作りに関してもテキトーではいけないなぁとちょっと思い始めてる今日この頃(思い始めてるだけでまだ実行には移せてないw)


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という訳で今回のペダル検証は、前回のライブから使い始めたBOSS AD-3 Acoustic Instrument Processorのご紹介です。いわゆるエレアコ用プリアンプと呼ばれる物ですね。
「いまさら!?」とか言わないでください、めっちゃ古い機種であることはわかっています笑

これを買った時点では、僕はアコギプリアンプはこのAD-3しか使ったことがありませんでした。なので良いも悪いも全然わかってなかったのですが、その後に購入したTRIALのSingle Input Preampとの比較についてちょっと書いてみようと思います


まずTRIALの方。
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これは音の変化が本当に自然です!アコギ本体とピックアップのキャラを良くも悪くも変化させないのが特徴ですね。なので、アコギ本体とピックアップをPAに通したサウンドで概ね満足できている状態で使うべきプリアンプだと感じます。
言い換えると、アコギ本体とピックアップで満足できていない状態でこのプリアンプを通しても、大満足な音に大きく変えてくれるということは期待できないでしょうね。
良いアコギを持ってる人が最後の微調整で本器を使うっていう感じの、玄人好みするプリアンプという印象です!笑


さて本題のBOSS AD-3です。
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これは前者TRIALとは違って良くも悪くもサウンドを大きく変化させますね。言い方が適切かどうかわかりませんが、わかりやすくアコギっぽい音にするという感じです(わざとらしいと言えなくもな…ゲフンゲフン)。印象としてはミドルをカットしてシャラ〜ン感を増す方向の音作りですね。


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僕のエレアコはミニミニギター(ショートスケールより更に小さい)なので、ポロロ〜ンとしたサウンドです。なのでAD-3で人工的にシャラ〜ンとさせてやるくらいで丁度よくなるのかもしれません。つまりこのアコギにはAD-3がハマったという感じですね。
逆に、しっかり鈴鳴りのするアコギでAD-3を使ったらハイが出過ぎるのでは?なんて思ってしまうくらい。。。

EQとしてボトム(低音)とトップ(高音)がついてますが、僕は家でもライブでもトップはほぼゼロで丁度いいくらいでした。

リバーブやコーラスは共にクセの無い、いわゆる良い意味でBOSSを感じるようなエフェクトですね(ライブではどちらも僕はOFFでした)

あとAD-3にはハウリングを抑制する機能を 手動・自動で使えます。僕は今のところステージやリハでアコギのハウリングに悩まされたことが無いので、この機能の恩恵にはあずかれてないです。


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背面には、コーラスをステレオで鳴らすためのステレオ出力や、本器をエレキギター用アンプに繋ぐのに適した出力、あと当然ながらDIやPAへの出力などが装備されています。


という訳でアコギ用プリアンプBOSS AD-3の紹介でした!
僕的にはミュートスイッチがついていたらもう完璧でしたね(^^)
AD-3はかなり古い機種で、今現在 後継機種もかなり出ているのでそっちも気になりますねー