ちょっとブログが放置気味になってしまいました(汗)
そんな中でも趣味のリサイクルショップ巡りは変わらず続けております。

つい先日も、セカストでいい出物に出逢いました(^^)
メーカー不明のせいだと思いますが、9900円(税抜)という安値でした!
リサイクルショップ巡りがお好きな方ならわかっていただけるかもしれませんが、視界に入った瞬間「あ、これ買って帰るやつだ」って思うヤツありますよね?こいつがまさにそれでした(笑)


IMG_4307
メーカーやモデル名まではパっと出てきませんが、ネットでは見た記憶のあるフォルム。
Fホールから中を覗くとセンターブロックが入っていないので、フルアコ構造。


IMG_4308
一見P90っぽく見えるピックアップですが、ポールピースがビス状になっていないのでロッドマグネット方式でしょうか?(つまりジャズマスターピックアップに近い?)
あとは2ボリューム2トーン、3wayトグルスイッチというGibson系のコントロールです。


IMG_4309
ブリッジやテールピースは汎用品の流用ではなく、しっかりメーカーオリジナルの物が奢られているようですね!


特徴的なのは、ネックジョイント。
IMG_4304
(値札が貼りっ放しの写真ですみません)
一見ギブソン系のギターなのですがジョイントがボルトオンなのです。
まぁこの時代のビザールギターではよくある仕様ですけどね。FenderのCORONADOなんかもボルトオンでしたしね。
MADE IN JAPANの刻印があります。

IMG_4306
帰宅してから調べたところ、どうやらFirstmanS2-Aというモデルのようです。
型番の語尾に「A」が付くモデルはカッタウェイの角が鋭利になっていてカッコイイです
サンバーストの色味もいい感じですよねー

※ 追記
さらに調べますと全く同仕様でBURNSブランドとして発売されていた個体も存在し、ヘッドロゴの跡から僕のこの個体はBURNSブランドの物であったことがわかりました!


IMG_4312
本来ヘッドには  Firstman  BURNSのエンブレムが付いてるようなのですが、この個体はタイの5バーツ硬貨が貼られていました。メーカー不明として売られていたのはこのためですね。
60年代の日本のギターによくある0フレット仕様です。
(ちなみにこの硬貨はすぐ剥がしました)


IMG_4311
片側3連タイプのペグ
ブルボンのエリーゼを彷彿とさせるデザインですね(笑)
メイプル(と思われる)3ピースボリュート有りというネックは、同年代のギブソンを意識しているからこそのスペックでしょうか。


IMG_4313
指板はローズウッド


IMG_4310
IMG_E4490
ボディトップとバックは同じ木だと思うのですが、メイプルというよりはアッシュ系の木目っぽいです。時代的にもセンとかですかね?(ただの憶測)
まぁきっとプライウッドなので、表面だけ木目の良い木材(化粧板)が貼られているという可能性も全然ありえるとは思います^m^


まだバラしたり本格的な調整などはしていないので、細部や中身の写真はありません。
ほぼ買ってきたままの状態ですが、動画を撮ってみたのでご覧ください(^^)
まずはRAT2でクランチさせたコードストローク主体のプレイから。
先日無期限活動休止が発表されたばかりのトライセラトップスのSilly Scandalsを弾きました。

歪ませるとエッジが立ってきて、またサスティーンは良くも悪くも伸びないギターなので、こういう小気味良いコードストロークはとても似合うと思いますね!


続いてはTS9で歪ませて、ブルースっぽいのを弾いてみました。
シンボディ(薄いボディ)のフルアコ構造に、P90っぽいピックアップということもあり(誤解を恐れずに言うなら)以前所有していた62年製のGibson ES-330と似た傾向のキャラです。
エゲツない価格差のギター同士で比べちゃ怒られそうですが、でも箱物はその特徴的な構造のせいもあって「メーカーが違っても似たようなキャラになる」と言う人も結構いますので、あながち間違いではないのかもしれませんね!

ピッキングのプリっとしたアタックやすぐ減衰するサスティーンに哀愁を感じる、田園風景の田んぼにうつる夕日を思い起こさせるサウンドです(ド主観)。


という訳でファーストマン バーンズS2-Aの紹介でした!
IMG_4329
買う時は、まぁ値段も値段だしちょっとしたオモチャになればいいかなーくらいに思ってたんですが、結構本格的に付き合ってみたくなるギターでした!(^^)

特にピックアップの構造なんかは非常に気になるので、清掃がてらパーツ類などバラしてみたらまた写真撮ってアップしようと思います。