FenderのDeluxe Reverbというアンプを語る上で「歪みやすい」というワードをよく聞きます。

クリーンで使いたい人にとっては、
生ドラムに負けない音量にした頃には歪み始めてしまう。
というネガティブな意見ですが、逆に

アンプでドライブさせたい人にとっては、
そこそこの音量でもいい感じに歪んでくれる。
というポジティブな意見に。

いずれにせよ「歪みやすい」ということには間違いなさそうです。
という訳で、、
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我が家の1969年製フェンダーデラリバ(AB763)を用いて、デラリバというのはどれくらい歪むアンプなのか、そしてその歪みは “ 使える歪み ” なのかを検証してみました!!


では早速動画をどうぞ!


ツイッターより音質の良いYoutubeバージョンも載せておきます↓↓



動画のスタートであるVOLUME 3 はギリでクリーンです。ここからちょっとでもボリュームツマミを上げたら歪み始めます(笑)
そういう意味では、VOLUME 3 が一番美味しいクリーンのポイントと言っていいと思います。ギュムっとしたチューブコンプレッションを感じるクリーンですね

それ以降は、VOLUME 5、7、10と上げるにつれて歪みが増していきます
この動画ではアッテネーターを繋いでいますが、3.5以降くらいからはボリュームを上げても聴感上の音量は変わらずに歪みが深くなっていくという印象です。

そして中低域はどんどんブーミーになっていくので、トレブルを上げたりベースを下げたりといったEQの調整は必須になってきます。
ブリっとした歪みになっていくあたりは、Fenderアンプの、とりわけ6V6パワー管が使われた低出力アンプの特徴とも言えますね(^^)

※ ちなみにこの動画ではVOLUME 10のブーミーなサウンドを補正するようなEQ設定をしたため、逆にVOLUME 3の音が軽い傾向になってしまってるかもしれません。この記事の最後にEQ設定を載せておきます。


そして動画の後半でチューブスクリーマーを踏んでブーストしていますが、これでバッキングとリードの切り替え、さらにはギターボリュームを絞ってクリーン〜クランチといった使い方ができるくらいの幅広さがありますね!
ただ、弾いてる本人の実感としてはデラリバのVOLUME 4〜5 くらいでチューブスクリーマーを踏むのが一番気持ちいいかな(^^)


最後に、動画撮影時のEQはこのような設定です!
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注)ボリュームポットの数値や個体差、真空管の銘柄や状態等によって歪み始めや歪み具合は変わります
注)アッテネーターで音量を下げているため、ここでは爆音でスピーカーストロークさせることによるサウンドは反映されておりません
注)その他様々な環境や条件で音は変わるため、全てのデラリバで同様の挙動を約束するものではありません



2024.7.27追記
ハムバッカー編もアップしました!コチラです↓↓