最近、休日は1人でドライブするのがマイブームです。
いままではドライブと言えばリサイクルショップ巡りが目的だったんですが、最近は道中にリサイクルショップがあっても立ち寄ることなく、ひたすら走り続けるくらいにドライブにハマってます^m^
僕は国道275号線が好きで、基本的にはそこを走るのが毎週でも飽きないほどなのですが、ここ数週間は『275に出るまで』と『275を出たあと』のルートをいろいろ工夫し、ナビを見ながら通ったことの無い道を選んで走るのが楽しいのです
とは言っても、初めてのつもりが いざ通ってみると「あ、この道 昔走ったわ」ってところが結構多いんですけどね。
これはとある週の休日のこと。
札幌を出発し、内陸側(長沼・芦別・赤平)を遠回りしながら275に出て、いつもなら峠を越えて留萌や増毛、厚田に抜けるところを、苫前町に抜けてみようと思い立ちました!

田園風景がとてもキレイです。
僕が275が好きな理由は、季節によって田んぼの色が
冬→雪が積もって白
春→土の茶色
初夏→水が張られた田んぼに空が反射して青
夏→稲が育って緑
秋→お米の収穫前の黄金色
と変化し、季節によっていろんな表情を見せてくれるからです
今はちょうど初夏〜夏の色ですね!

幌加内の道の駅「森と湖の里ほろかない」です。
写真の場所は売店(この時は時間的に既に閉店)とトイレのみなので車は僕のだけ。でもちょっと上に温泉と食堂があるので、そこにはポツポツと車がいました。
この時点で僕的に「幌加内ってこんなに遠かったっけ…?」という感覚。
ナビに頼り、地図を広げて見る機会が減ったせいで、幌加内が実は結構 内陸に入り込んでるという意識がすっかり薄れていました(汗)
275経由だと、沼田町あたりから一旦 内陸に切り込んでいくルートなんですよね。。
苫前町に着くころにはちょうど日本海に沈む夕日がキレイに見える頃合いだという算段で走っているつもりだったのですが、はたして。。。
さて、275を添牛内まで行きましたらそこから国道239号線を左折。
途中、片手では数えきれないほどのキタキツネに遭遇しながら苫前町へ向かいますが、いやぁ〜初めて走る峠の道って、どこにどれくらいのカーブがあるとか、どれくらいの勾配があるとかわからないで走るので、1.5倍くらい疲れるし長く感じますよね(汗)
50分間くらい(だったはず)の動画を再生速度を速くして5分にしました(笑)
苫前町に出ると、

青看板のよこに「三毛別羆事件復元現場」の案内板を発見。
日本最悪の獣害事件と言われる三毛別のヒグマの事件はもちろん知っていましたが、復元現場なる場所が存在していることは恥ずかしながら知りませんでした。この案内板を見て「せっかくだから行ってみよう!」と軽い気持ちで向かってみました
この時の僕の想像は、住宅街の中に当時を再現した家が建てられているような風景。
ところがその想像と現実は全然違うことを、この時の僕はまだ知りません。
通称ベアーロードという道を直進します。
家もまばらになってきたなぁと思うと「あと15km」の看板、田んぼばかりになってきたなぁと思うと「あと10km」の看板、もうほぼ山じゃんと思うと「あと5km」…と これは僕の想像とは違うような所に建ってるなと徐々に気付かされます

人はもちろん、車1台すらすれ違うこともなく進むと、、、

突然、道路が舗装じゃなくなり、、、

細い砂利道を少し走ると、、、

奥に家らしき物が見えてきます。
この時点で結構心臓バクバクです。
ただでさえクマが出そうな山道なのに、あの凄惨な羆事件の現場だと思うと恐怖も倍増です。事件の詳細を知っていれば知っているほど恐怖を感じる場所だと思います。
(ご存知でない方はとりあえずウィキペディアを見てみてください)
もっと時間に余裕をもって、もっと下調べしてから来るべきところですね。ちなみに僕が着いたのは18時40分。あとから調べましたら「夜間は十分ご注意を」と苫前町のサイトにも書かれていますし、実際にヒグマの生息地なのでクマ避けの鈴を持って行くくらいの警戒は必要と思います。
早朝や日没前は一番ヒグマが活発になる時間帯ですからね。

まずはこのヒグマの像がお迎えしてくれます。
デフォルメされた マヌケな かわいらしいクマの像なのに、場所が場所だけにこの生気の無い顔が逆に不気味に見えます。

三毛別羆事件跡地と書かれた石碑です。

現場の簡単な案内図。そして事件の史実が生々しい文章で記されております。
この短い文章だけでも惨さが伝わってくるほどですが、もっと詳しく描かれたテレビ番組や文献などを見たことがある人は、きっと思わず耳や目を覆ったことでしょう。

これが凄惨な事件現場となった家の復元です。
1915年(大正4年)の住居って、まだこんなに頼りなかったのですね…。雪深い極寒の北海道で、こんな隙間だらけの家でどうやって人々は寒さをしのいでいたのかも非常に気になります。

このヒグマの像は実物大らしいです。。。
いや、デカすぎでしょ・・・
話が後世に伝わっていくにつれ尾ひれがついていった可能性もありそうですが、口から踵まで2.7m、体重340kgだったと言われています。

当時を再現した家の中です。いろいろ展示物がありますが、のんびり読む気分にはとてもなれなかったので、写真だけ撮りました。
クマ避けの鈴などは持っていなかったので、僕の存在を彼らに知らせるために車のエンジンをかけて音楽を流したまま見学したのですが、それを除けばあたりは鳥の声が聴こえるだけの静寂の中、湿った土と草木の匂いがジットリと鼻に纏わりつくような山中です。
あと、現地に来てから気付いたんですがスマホは圏外でした。。
さきほどの石碑に手を合わせ、逃げるように現場を後にしましたね(汗)
さて、だいぶ苫前町の住宅地に戻ってきた頃には、気付けばもう暗くなり始めていました。

日本海に沈む夕日は残念ながら一足遅かったです。雲もちょっと出てきましたね。
帰りに留萌でガソリンを入れて(やってるスタンドを探すのにちょっと手こずった)、コンビニで晩御飯を買い、ずっとオロロンラインを南下して家に着いたころには23時でしたー

超ザックリですが、この日走ったルート。
実際に走ったルート通りでは無いですが、合計600km弱くらいの距離だったようです。
もちろん ちょいちょい休憩はしましたが、さすがに1人で12時間以上運転するのは疲れました。今回はちょっと時間配分をミスったので、今後はもう少し計画性をもって安全にドライブします!

いままではドライブと言えばリサイクルショップ巡りが目的だったんですが、最近は道中にリサイクルショップがあっても立ち寄ることなく、ひたすら走り続けるくらいにドライブにハマってます^m^
僕は国道275号線が好きで、基本的にはそこを走るのが毎週でも飽きないほどなのですが、ここ数週間は『275に出るまで』と『275を出たあと』のルートをいろいろ工夫し、ナビを見ながら通ったことの無い道を選んで走るのが楽しいのです

とは言っても、初めてのつもりが いざ通ってみると「あ、この道 昔走ったわ」ってところが結構多いんですけどね。
これはとある週の休日のこと。
札幌を出発し、内陸側(長沼・芦別・赤平)を遠回りしながら275に出て、いつもなら峠を越えて留萌や増毛、厚田に抜けるところを、苫前町に抜けてみようと思い立ちました!

田園風景がとてもキレイです。
僕が275が好きな理由は、季節によって田んぼの色が
冬→雪が積もって白
春→土の茶色
初夏→水が張られた田んぼに空が反射して青
夏→稲が育って緑
秋→お米の収穫前の黄金色
と変化し、季節によっていろんな表情を見せてくれるからです

今はちょうど初夏〜夏の色ですね!

幌加内の道の駅「森と湖の里ほろかない」です。
写真の場所は売店(この時は時間的に既に閉店)とトイレのみなので車は僕のだけ。でもちょっと上に温泉と食堂があるので、そこにはポツポツと車がいました。
この時点で僕的に「幌加内ってこんなに遠かったっけ…?」という感覚。
ナビに頼り、地図を広げて見る機会が減ったせいで、幌加内が実は結構 内陸に入り込んでるという意識がすっかり薄れていました(汗)
275経由だと、沼田町あたりから一旦 内陸に切り込んでいくルートなんですよね。。
苫前町に着くころにはちょうど日本海に沈む夕日がキレイに見える頃合いだという算段で走っているつもりだったのですが、はたして。。。
さて、275を添牛内まで行きましたらそこから国道239号線を左折。
途中、片手では数えきれないほどのキタキツネに遭遇しながら苫前町へ向かいますが、いやぁ〜初めて走る峠の道って、どこにどれくらいのカーブがあるとか、どれくらいの勾配があるとかわからないで走るので、1.5倍くらい疲れるし長く感じますよね(汗)
50分間くらい(だったはず)の動画を再生速度を速くして5分にしました(笑)
苫前町に出ると、

青看板のよこに「三毛別羆事件復元現場」の案内板を発見。
日本最悪の獣害事件と言われる三毛別のヒグマの事件はもちろん知っていましたが、復元現場なる場所が存在していることは恥ずかしながら知りませんでした。この案内板を見て「せっかくだから行ってみよう!」と軽い気持ちで向かってみました

この時の僕の想像は、住宅街の中に当時を再現した家が建てられているような風景。
ところがその想像と現実は全然違うことを、この時の僕はまだ知りません。
通称ベアーロードという道を直進します。
家もまばらになってきたなぁと思うと「あと15km」の看板、田んぼばかりになってきたなぁと思うと「あと10km」の看板、もうほぼ山じゃんと思うと「あと5km」…と これは僕の想像とは違うような所に建ってるなと徐々に気付かされます


人はもちろん、車1台すらすれ違うこともなく進むと、、、

突然、道路が舗装じゃなくなり、、、

細い砂利道を少し走ると、、、

奥に家らしき物が見えてきます。
この時点で結構心臓バクバクです。
ただでさえクマが出そうな山道なのに、あの凄惨な羆事件の現場だと思うと恐怖も倍増です。事件の詳細を知っていれば知っているほど恐怖を感じる場所だと思います。
(ご存知でない方はとりあえずウィキペディアを見てみてください)
もっと時間に余裕をもって、もっと下調べしてから来るべきところですね。ちなみに僕が着いたのは18時40分。あとから調べましたら「夜間は十分ご注意を」と苫前町のサイトにも書かれていますし、実際にヒグマの生息地なのでクマ避けの鈴を持って行くくらいの警戒は必要と思います。
早朝や日没前は一番ヒグマが活発になる時間帯ですからね。

まずはこのヒグマの像がお迎えしてくれます。
デフォルメされた

三毛別羆事件跡地と書かれた石碑です。

現場の簡単な案内図。そして事件の史実が生々しい文章で記されております。
この短い文章だけでも惨さが伝わってくるほどですが、もっと詳しく描かれたテレビ番組や文献などを見たことがある人は、きっと思わず耳や目を覆ったことでしょう。

これが凄惨な事件現場となった家の復元です。
1915年(大正4年)の住居って、まだこんなに頼りなかったのですね…。雪深い極寒の北海道で、こんな隙間だらけの家でどうやって人々は寒さをしのいでいたのかも非常に気になります。

このヒグマの像は実物大らしいです。。。
いや、デカすぎでしょ・・・
話が後世に伝わっていくにつれ尾ひれがついていった可能性もありそうですが、口から踵まで2.7m、体重340kgだったと言われています。

当時を再現した家の中です。いろいろ展示物がありますが、のんびり読む気分にはとてもなれなかったので、写真だけ撮りました。
クマ避けの鈴などは持っていなかったので、僕の存在を彼らに知らせるために車のエンジンをかけて音楽を流したまま見学したのですが、それを除けばあたりは鳥の声が聴こえるだけの静寂の中、湿った土と草木の匂いがジットリと鼻に纏わりつくような山中です。
あと、現地に来てから気付いたんですがスマホは圏外でした。。
さきほどの石碑に手を合わせ、逃げるように現場を後にしましたね(汗)
三毛別羆事件復元地の看板をたまたま見つけ、向かう。車1台も出会わない田園風景を走り、最後は細い砂利道の突き当たりに現れる熊害事件の現場。スマホは圏外。実際も熊が出る場所らしい。何枚か写真を撮って手を合わせ、逃げるように去りました。軽い気持ちで日没間近に1人で行く場所じゃないです…。 pic.twitter.com/pfAsDMddmC
— ジナパパ (@zinapapa_guitar) May 29, 2023
さて、だいぶ苫前町の住宅地に戻ってきた頃には、気付けばもう暗くなり始めていました。

日本海に沈む夕日は残念ながら一足遅かったです。雲もちょっと出てきましたね。
帰りに留萌でガソリンを入れて(やってるスタンドを探すのにちょっと手こずった)、コンビニで晩御飯を買い、ずっとオロロンラインを南下して家に着いたころには23時でしたー


超ザックリですが、この日走ったルート。
実際に走ったルート通りでは無いですが、合計600km弱くらいの距離だったようです。
もちろん ちょいちょい休憩はしましたが、さすがに1人で12時間以上運転するのは疲れました。今回はちょっと時間配分をミスったので、今後はもう少し計画性をもって安全にドライブします!

コメント
コメント一覧 (2)
変わらず、ひっそり拝見しております(^^)/
パパさん、若い!(笑)
以前は自分も、何となく方角だけ決めて、フラッとドライブとかしてましたが…
今や運転するのも疲れを感じ、普段はもっぱら奥さんの車の後部座席に座っております。
でも、パパさんの写真や文を拝見していたら、どっかに行きたくなりました!
180度 話変わりますが、FREQOUTがメチャクチャ気になっております(笑)
いざ走り出すと、疲れていることも忘れて走り続けちゃいます
若いどころか、歳をとったせいで疲れの感覚が鈍ってしまったのかもしれません(笑)
奥さんにも無理し過ぎないようにと注意されました。。
FREQOUT、なかなか楽しいですよ!
飛び道具の使用だけに留まらず、曲のエンディングなんかで最後の音を伸ばす時に
フィードバックさせる、とか案外いろいろ使える場面はあるなぁと感じてます!