先日スタジオに持って行って衝撃を受けたアンプ、日本ハモンドMicro Jugg
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名が示すようにJuggBoxシリーズの中でもマイクロな機種ですが、パワーアンプには真空管が使われていて(プリアンプはソリッド)、40ワットの出力を誇ります。
ヘッドルームが広くクリーンなまま生ドラムにも負けないような爆音が出せ、しかも小さな筐体なのに箱が共振・共鳴してビリビリ鳴っちゃうことも無く、余裕のある鳴り方をするということで大いに驚かされたアンプです!


ちなみに僕はこのアンプの存在は昔から知ってはいたものの、本格的に気になり出したのは濱田製作所のYoutubeを見たのがきっかけです↓↓↓






そんなこんなでハードオフから我が家にやって来たMicro Jugg。
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縦横38センチ四方12kgちょいという片手で持てる可搬性の良さも魅力です。こんな手軽に持ち運べるアンプがバンドでも十分に使えちゃうというクオリティ!こんなアンプは探しても意外と無いんじゃないでしょうか。


ただこのアンプ、小音量では真価を発揮してくれないという点がやはり古い設計の真空管アンプらしいところ(笑)
マスターボリュームが付いてるので小音量にはできるのですが、家でちょっと鳴らすような音量ではプレゼンス成分が不足気味(私感)で、マスターを上げていくとあるポイントを境に突如キレのあるエッジとスピード感が特出してきます!しかしそれくらいマスターを上げた時には既に家で鳴らすには厳しい音量に…(汗)


なので、スタジオで大音量で楽しむべきアンプと割り切った上ですが、しかし今よりほんのちょっとでも家で気持ち良くなれれば…という願いのもとスピーカー交換を決行!!
(スピーカーで解決することなのか否かはおいといて)


まず、純正のスピーカーがコチラです。
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既に外された状態の写真ですが(笑)Jugg Boxオリジナルのスピーカーです。
サイズは10インチ、インピーダンスは8Ω、耐入力は50Wです。
10インチとしてはなかなかの重量感(2.3kg)。

余談ですが、このシリーズの12インチ版を過去に中古で見つけて使用したことがあるのですが、サウンドは非常に好印象でした。

今回、純正スピーカーからこちらのスピーカーに交換します↓↓↓
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JENSENN10/100 TRです!
なんだかよくわかりませんがこのスピーカー、見るサイトによって「Tornado Classic 100」だったり「JN10/100」だったりといろんな呼称があります(笑)
スピーカー本体のどこにも「TORNADO」とは書かれていませんしね。。

サイズは10インチ、インピーダンスは8Ω、耐入力は100Wです。ネオジムマグネットでユニット重量は1.7kg。純正スピーカーより600gの軽量化ですね。
サウンドハウスさんで特価でかなりお安くなってたのですが、僕がポチったら品切れになって価格表示も通常価格に戻ってました。ギリギリセーフ!


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「カーーン」と耳にくるハイミッドの固い部分がいくらか柔らかくなり、「ジャ行」の音も小さじ1杯分くらい足されました。なにより一番わかりやすい変化は低音がタイトになった点で、「ボム」だった低音が「ズンッ!」になりました!
一聴すると10インチとは思えないようなワイドな鳴り方をしますね!
ていうかこのスピーカーはかなりヘヴィな音楽に向いてるのでは?という印象。ザクザク鳴るようなキャラのモダンハイゲインアンプにも合いそうだなぁ。

良くも悪くも、よくFENDERアンプに搭載されている一般的なJENSENに抱くイメージとは全然キャラの異なるスピーカーなので、購入を検討される方は固定観念に引っ張られない方がいいと思います。


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正直、「小音量でもエッジとスピード感を」という希望こそは満たされませんでした。。。
でも、相応の音量を出した際のサウンドは2ランクUPした印象です!

耐圧の小さなJENSENのアルニコなど、紙っぽいサウンドのスピーカーであれば小音量でもジャギ!っと鳴るのはわかっているのですが、このアンプはもう大きい音を出してナンボと割り切った方が幸せになれる気がしたのでした(^^)


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