SNSやYOUTUBEをチェックしている方ならご存知かと思いますが、ここ最近デジテックのバッドモンキー界隈が熱を帯びています。どうやらJHSの公式ユーチューブチャンネルがバッドモンキーとあのCentaurの比較動画をアップしたことによって「似てるじゃん!」と広まり、バッドモンキーの中古市場価格が高騰し海外を中心に安くても2万円以上の値がついているようなのです。。

箇条書きにすると、、、

・ケンタウルスとは90年代後期くらいに6万円で発売された高級ドライブペダル
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・後に生産終了となったケンタは今や100万円超えの個体もあるほどのプレミア価格に!!
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・中古3千円くらいで売ってるデジテック バッドモンキーがケンタに似てると話題に。
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・バッドモンキーの中古価格が高騰中(現在2万円超えも…)←今ココ

と言う感じ。超乱暴ですな(笑)


さて、デジテックのバッドモンキーは新品でも5000円ほどで売られていたごくごくフツーのTS系オーバードライブペダルです。ごくごくフツーとは言っても僕個人的には以前からめちゃくちゃバッドモンキーが好きで、
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8年前のブログ記事を見返したら『バッドモンキー最強説』を唱えてましたw

こちらのTS系ペダル弾き比べ会の時の記事では、、、IMG_E9861

ビンテージTSや高級モディファイ物などと比較してもバッドモンキーが断トツに好きと書いていますねw

いやー、時代がやっと僕の好みに追いついてきましたか!
なんつって、怒られるぞホント(笑)

まぁ実際昔から好きなのは事実で、生産終了が発表された時には「予備を買っておかなきゃ!」ということで中古の出物を発見しては購入し、一番多い時で10個は持ってましたね。
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その後「このペダル良いよー」って友達に配ったりして減らしました。
冒頭に書いたように現在は中古で2万円以上とか付けられてるので「タダで配るなんて太っ腹!」と思われるかもしれませんが、普通に中古で2500円とか3000円で買えたんですよ(汗)
今の価格が異常なだけです。
きっとこの人気も一過性のものでしょう(憶測)。


僕は現在、この2台のBAD MONKEYを手元に残して愛用しております。
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右の個体は日本ではほんの一瞬だけ売られていた上海バージョンです。香港バージョンとか中国バージョンって呼ぶ人もいますが、リアルタイムでこれを新品購入した当時は「上海版」という名目でした。

通常版とは色も違います。なんなら重さも違うんですが、開けて見たことが無いので中身の違いはわかりません。てか、中身まではさすがに興味が沸きません(笑)

音については今さら僕がどうこう言う必要ないでしょうし、興味ある人はJHS公式がアップしているケンタとの比較動画をすでにご覧になってるでしょう。


ちなみに僕はご縁があって本物のケンタを2台使わせていただいた経験があるのですが、ケンタの音を鳴らした時、こんなに好きで耳に焼き付いてるであろうバッドモンキーの音を思い出して「似てる!」と思ったことは無いです。
サウンドって、形や数値のように目に見える物じゃないので、「似てる」と思うも「似てない」と思うもどちらも「その人にとっての正答」だと思います。つまり人の数だけ答えの数もあると。

ユーチューブで有名なブレットキングマンさんは2009年にすでにケンタとバッドモンキーの比較動画をアップしていましたが、当時は特に話題にもなっていませんでした。
晩年の故ゲイリームーアがペダルボードに載せてあのStill got the bluesの演奏で使用していましたが、中古市場価格は3000円程度のまま変わりませんでした。

今回はアップ主のチャンネル登録者数や動画内での表現方法、そしてユーチューブという媒体がもつ現在の影響力やSNSが浸透したことによる拡散力で、今までとは違った形で広まってしまった結果でもあるのかなぁと僕は想像しますねー。
それが良いとか悪いとか言ってる訳じゃないです。まぁ「時代だよね」と(^^)


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僕にとっては大好きなペダルであるがゆえに「ね!やっぱり良いでしょ!?」とか「とは言えさすがに2万以上も出すほどではないでしょ」とかいろんな感情が芽生えますが、実用する道具として大好きなことは揺るがないので「高いうちに売っちゃえ」とも全く思わないですし、このブームを横目で見ながらやっぱり今後も今まで通り「なんだかんだ言って最終的にはバッドモンキーなんだよなー」とか言ってるんだろうなぁと思います(笑)