コチラの記事↓↓で紹介しましたKAPAコンチネンタルという65年製のギター。

純正PU(ヘフナー製)は音があまり実戦向きでは無く、またリアPU断線によりまともな音が出ていない状態だったため、P90に交換したところまでが前回の記事の内容です。

フロントもP90にしたいのですが、手持ちでP90が1個しか余っていないのでまずはリアのみ。


その後、Duncan DesignedのP90セットを中古で購入した(1個3000円弱)ので、今回はフロントにもP90を載せていきます!
ダンカンデザインというのはセイモアダンカンの廉価版で、複数のモデルを過去に何度か使ったことがあります。USA製の本家セイモアダンカンに対し、韓国製のダンカンデザインってどうなの?などという余計な先入観ナシに純粋にサウンドで評価するなら、コストパフォーマンスは素晴らしいと思っています


一気に飛んで、搭載完了
フロントピックアップは微妙に収まらなかったので、数ミリ木を削りました。

ちなみにですが、リアに載せていたリンディーフレーリンのP90もダンカンデザインのP90に交換しました。つまり現在フロント・リア共にダンカンデザインのP90セットです
「リンディーのままの方がいいだろ」という声が聞こえてきそう(苦笑)ですが、僕の好みとしてはダンカンデザインの荒さや良い意味での大味感みたいなのがオールドロックやブルースにはハマるので好きなんですよー(私感)。

昔、中国製の無名の真空管(12AX7)をオールドマーシャルの初段に挿したら良い意味で荒々しく歪んでめっちゃカッコ良くなったので好んで使ってたんですが、僕的にはその感覚に近いです。


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ハードなスポンジを入れているのは、単音ピッキングの際に右手の小指・薬指がキャビティの中に入り込んでしまうからです(笑)


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ボリュームとトーンのノブは黒に交換しました!


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コンデンサは一旦オレンジドロップに交換したものの、元々このギターに載せられていたスプラグのビンテージセラコンに戻しました。
このコンデンサ、65年製のEpiphone CORONETに使われている物と同じでした!CORONETもピックアップはP90なので、このギターにもちょうどいいってことですよね(^^)


音は、予想通りというか狙い通りというか
とりあえず動画を載せておきます!
僕がまだ10代の頃、人生で初めて1曲通してコピーできた曲「ユニコーンの与える男」にのせてサウンドをお届けしました(^^)

リンディーよりもゴリゴリさとエッジが増したリアと、コンプ感っていうんですかね、上から押さえ付けられているようなブリッと潰れる寸前のミッド〜ローがカッコいいフロント
それでいてミックス時にはプリプリ感と鈴鳴りが出てきますなんなんですかね、P90のミックスの中毒性って(笑)
これぞP90の醍醐味というサウンドに仕上がったのではないでしょうか(^^)


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これにて、KAPA コンチネンタルの改造はとりあえず終了となりました。
当初はピックガードを付けるつもりでいたんですけど、現状のルックスがあまりに気に入ってるのでしばらくはこのままでいこうと思います(^^)


※2023.3.14追記
新たに記事を書くほどの内容では無いので、追記で済ませます。
コチラの記事に書きましたように、このギターは最初から弦アースが取られていない仕様。
僕はワイヤレスを使用していてアクティブ仕様になっているせいか そこまでノイズは出ないのですが、とはいえ金属製のコントロールプレートに触るとノイズが減ることは明確なので、やはり弦アースを取ることにしました
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コントロールキャビティとトレモロキャビティを穴で開通させて、そこからアース線を引っ張ります。手持ちのピンバイスの長さがギリギリでした(笑)


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アース線先端に取り付けたアースラグを介してトレモロユニットに触れるようにします。


これでノイズがバッチリ減りました
やはりライブで実戦使用するためのギターはノイズが少ないに越したことは無いですね。