ジャンク品扱いでもともと安かったうえ、貯まってた楽天ポイントも使用して実質12000円ほどで購入できたアンプです!
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マーシャルLEAD100 MOSFET(MODEL 3210)というアンプヘッドです。

マーシャルの歴史上ちょうどJMPからJCMに切り替わった後の1980年代前期にいくつかの小型トランジスタアンプも発売され、それらは小出力でトランジスタなのにJCM800のような音がするということから「リトルJCM800」と評されました。

今回紹介します3210は、大きさこそフルサイズのヘッドよりは小さめですが出力は100Wと大型アンプと同等(数字的には)。前述した小型トランジスタアンプの代表機種であるLEAD12やLEAD20等と同じシリーズでありながら、こちらはきっとステージで使用することも想定しての100ワットというパワーだったのではないでしょうか?


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内部のラベルには、1985年10月30日の検品を示す表記がありました。


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Marshall社のレギュラー品は、1973年の途中からプリント基板となります。
僕は回路のことは全然わからないんですが、LEDが計4本見えますので歪ませる回路は当時の同社のガバナーあたりを踏襲しているのかな??


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トランスはマーシャルアンプではおなじみのDRAKE製の立派な物が載っていますね!


ではコントロール部を見ていきましょう!
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左からマスターボリュームとリバーブ。3バンドEQ。そしてNORMALチャンネルのボリューム。
フットスイッチジャックを挟んで、BOOSTチャンネルのトーン、ボリューム、ゲインです。
ちなみにリバーブはスプリングリバーブです!

BOOSTチャンネルのゲインツマミは引っ張ると3バンドEQがONになります。押し込んだ状態(つまり3バンドEQを通らない状態)だとローミッド主体のウォームなサウンドですね。EQを引っ張った状態で使うのがデフォルトになるでしょう。

NORMALチャンネル側はヘッドルームが狭くて歪み始めが早めです。だから「CLEAN」という名前じゃなく敢えての「NORMAL」なんでしょうね(笑)。その分ボリュームを上げてのクランチサウンドは1959や1987、またはそれらのサウンドを目指したJCM2000DSLのNORMALチャンネル等に近い感覚で使うことができます(^^)


ツイッターに載せた動画があるので、転載しておきます!
この動画はBOOSTチャンネルで3バンドEQを通した音です。
味付け程度にチューブスクリーマーを踏んでたかもしれませんが記憶が定かじゃないです汗

いやぁーなんて言いますか、80'sハードロックサウンドが何の小細工も無しに飛び出してくるあたり、やっぱりその時代の音を出すにはその時代の機材を使うのが手っ取り早いんだなぁと改めて思わされますね!

細かいウンチクは抜きに、純粋に弾いてて気持ちのいいアンプです(^^)
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あ、ちなみに冒頭に書いたようにこちらのアンプはジャンク扱いだったのですが、インプットジャックに多少接触不良がある程度で、他は全然問題なしでした