さて、DV MARKというブランドのアンプは、過去にRaw Dawg EGと、Raw Dawg 60という2台を所有したことがありまして、その2機種についてはコチラに書いております↓↓↓



これら2機種は共にブルースギタリストのエリック・ゲイルズのシグネーチャーモデル。
彼のファンのみならず万人受けするようなFENDER系クリーンサウンドが魅力、というのが僕の大まかな評価なのですが、なんせローがボッスンボッスン出る!!
スタジオで大音量で鳴らせばハイも主張してきてくれるので上から下までバランスが良くなってくるのですが、家で鳴らす程度の音量だと低音の処理になかなか苦戦を強いられます。。。

そんな感じで悩んでいる時にヒューケトだったりブッダだったりという大型のチューブアンプヘッドを手に入れ、あーやっぱり僕はこっちの方が好きだな(私感)ということでその後エリックゲイルズモデルは手放したのでした。小さくて軽いので可搬性はバツグンだったんですけどねー。


とまぁそんな経緯がありながら、懲りず(?)にまた入手したDV MARKのアンプが今回紹介しますMICRO60というアンプヘッドです。
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人気機種だったMICRO50というアンプの後継機種だそうです。
見ての通り、サイズは本当に小さいです。幅なんと20センチ!重さ1.9キロ!

前述のエリックゲイルズモデルはプリに6205というミニ真空管が使われているのですが、MICRO60はソリッドです。


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パッと見のコントロールからクリーンと歪みの2チャンネル仕様かと思いきや、実際は「クリーンチャンネルのみのアンプに歪みエフェクターを搭載させたアンプ」という作りです。なので歪みをONにしてもクリーン側(いや、アンプ側と言うべきか)のEQやVOLは全て活きてます。ここをしっかり認識して操作しなきゃいけませんね。


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まずクリーンアンプ側のサウンドは、EQの効き幅が非常に広いので汎用性はかなり高そうですね!前述のエリックゲイルズモデルはジャギッとしたプレゼンス成分が不足気味でクリンッとしたHIGHだったのですが、MICRO60はしっかりザ行の音も出してくれるので、歪ませればよりロックな方向にもイケます
あと意外とチューブコンプレッションっぽいギュムっとしたニュアンスもあります!この点はかなり評価高いと思います!ミニ真空管を使ってないモデルなのにいい意味で裏切られました。

ネットでは「真空管っぽくない」「表情に乏しい」といった評価も見ますが、僕的にはそれなりに腕さえ伴っていればめっちゃ表現豊かに再生してくれるアンプだと感じますよ(^^)


そして続いては内蔵の歪み回路の方です。
こちらもEQの効き幅が広いので、チューブスクリーマーっぽいオーバードライブからエッジの立ったディストーションまでイケます。フルアップすればゲインもそこそこ深いところまでいけますね。僕はゲインはそこそこにして足元のブースターでゲインアップするのが実戦で使いやすいかなと思いますねー。


一言で言うと「すごく汎用性の高いアンプ」だと思います。
新品でも4万円台で買えて小さくて軽くてこの音となれば、かなりオススメしたいアンプです!