ライブの時、僕はアンプをクリーンに設定してペダルで歪ませています。
アンプがクリーンということはディレイなど空間系をアンプのセンドリターンに入れる必要が無いため、全てのペダルを直列接続してボードを組み、それをアンプのinputに挿しています

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↑↑↑こういうことです。雑な図で申し訳ないですけど。


ところが、最近手に入れたこのアンプ。
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BUDDASuper Drive 80 series II
このアンプの歪みが非常に良いので活かしたい。いや、活かさない手は無い、と

しかしアンプを歪ませてる状態でアンプ前に繋いだディレイをONにすると「ディレイ→歪み」という順になってしまうためディレイがキレイに乗ってくれません。でも、BUDDAを使う時だけボードからディレイだけを外してセンドリターンに繋ぐ…なんて作業は面倒臭くていちいちやってられません。

こりゃBUDDAのセンドリターン用にディレイをもう1台買わなきゃだめかなぁ。。。
でもそのためだけにお金使ってられないしなぁ。。。
なんて考えてたんですが、改めて自分のペダルボードを眺めてたら思い付いてしまいました!


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まず、これが僕のいつものボード。
ジャンクションボックスが2つ載ってるのがおわかりいただけると思うんですが、それぞれ「歪み前」と「歪み後」に挟んでいます。なぜかというとライブで演る曲目によって「今回はフランジャーを使う」とか「今回はオクターバーを使う」という具合に単発でイレギュラーなペダルを使わなきゃいけない時に、わざわざボードを組み替えなくてもジャンクションボックスに繋げばボードの途中に挿入できるからです!

頭いいでしょ(笑)

正直、ジャンクションボックスの使い道はそれくらいしか想定していなかったんですが、よくよく考えたら途中に挿入するだけじゃなく途中で遮断することもできるじゃないかと!
つまり、こういうことを思い付いた訳です↓↓↓
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ジャンクションボックスの片側経路をBUDDAのインプットへ行く出口
そしてもう片側経路をアンプのSENDから入ってくる入口。とするのです。


図の方がまだわかりやすいかな?
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こうすることでボード上のペダルを外したり繋ぎ替えたりすること無く、チューナーから歪みまではアンプ前に、そして歪み以降の空間系はアンプのセンドリターンに繋げられるではないですか!
ディレイがセンドリータンに繋がるという恩恵だけに留まらず、コンプは最前段のままでいけるし、オーバードライブはアンプ前なので普通にゲインブースターとして使えます

いやー、冷静に考えれば全然わかりきってたはずの理屈なんですが、なかなか実践してる人を見ないということは案外みんな盲点なんじゃないかと思うんですが、どうでしょう?笑
いや、こういうのも4ケーブルメソッドって呼ぶのかな?


とにかく、これでライブでクリーンなアンプ(ジャズコとか)を使うとなっても、歪むアンプ(Marshallとか)を使うとなっても、どっちでも何も変更せず瞬時に対応できます!(^^)