防音をテーマにしてブログの記事を書くのは、実に11年ぶりです。
11年前には、ロックウールと遮音シートを組み合わせて窓にハメ込むタイプの防音パネルを作ったのですが、強度が弱かったためにどんどんフニャフニャになって窓にうまくハマらなくなり、挙句には貼り合わせたテープの粘着力低下によりバラバラになって役目を終えました(汗)


それから11年。
ホームセンターで「サウンドガードW」なる室内用防音パネルが売られているのを見たのがきっかけで、また防音に挑戦してみたいという興味が再燃しました!
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910mm × 1820mm の物を3枚購入。
1枚当たり1万円ちょっとと決して安い買い物ではありません。が、11年前に自作で失敗した僕にとっては、はじめから遮音材と吸音材が接着されていること、そしてそこそこ硬いので自立性もあるというこのサウンドガードWはかなり魅力的に映ったのです(^^)

近年はコロナで家時間が増えたりゲーム実況者や配信者が一般人でも増えたことで、こういう防音材の需要や興味も増してきてるんでしょうね。


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防音性能については割愛しますので、詳しく書いてるサイトさん等を見ていただければ幸いです。


まず、ギターアンプからの音をどれくらい防音してくれるかを実験してみました。
やり方は単純に、サウンドガードWをアンプの前に立てるだけです(笑)
聴感上の音量としては、かなり小さくなりますね!
周波数帯域としては高音ほどよく吸ってくれるようで、クリーントーンのカッティングは高域主体なのでアンプからの音がかなり吸われることによってむしろピッキングの生音のほうが大きく聴こえるほどです。
逆に、中域〜低域が多いディストーションサウンドでは、高域のジャリっとしたところはかなり小さくなるもののローミッド以下のボワンボワンしたところはそこそこ大きい音量のまま、といった印象ですね。

という訳で、サウンドガードWの防音性能はなかなかのものだということがわかりました!
とは言え、当然ながらこうしてアンプの前にサウンドガードWを立てて使うわけではありません。弾いてる自分までモコモコに篭った小さい音量で聴くことになっちゃ意味がありません。

つまり、このサウンドガードWを活かすも殺すも使い方次第ですね!

さて、ここで一度 防音する目的を整理しておきたいのですが、僕は「家の外に漏れるギターの音を小さくしたい」というのが目的です。うちは一軒家なので、壁や床、天井を伝って他の住人に迷惑をかけるということは無いからです。
ご近所から苦情が来たことは今まで一度も無いんですけど、要はまぁ真空管アンプを少しでも大きい音でイキイキと鳴らせたら…という身勝手な希望であります(苦笑)

とは言え、やっぱり家族からもうるさいと思われないに越したことはありません。
なので、ギターを弾いている部屋(2階の寝室)から他の部屋へ漏れるギターの音もある程度小さくできるのが理想です。

そこで、ギターを弾いている部屋のドアにも、内側からサウンドガードWを貼ってみました。
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ドアに跡がつくとイヤなので、先にマステを貼ってその上から強力両面テープを貼りました。
どうしてもできてしまう隙間には隙間テープを貼りました(^^)
一応水を透さない隙間テープというのを使いましたよ!水を透さないということは気密性が高いということなので音も通しにくいだろう、という予想です。僅かでも隙間があるとその隙間の方から音が聴こえてくるのがハッキリわかるくらいなので、防音する上では隙間は徹底的に埋めなければ良い防音材を使っても意味が無いです。


この状態で部屋の外に漏れる音がどれくらい小さくなったかを確かめるため、1階のリビングにカメラ(iphone)を置いてサウンドガードWの有り無し比較動画を撮ってみました!
※ 検証のためいつもより大きめの音量でギターを鳴らしております。



どうでしょう?僕の感覚としては想像してたよりもかなり効果があったと思います!
カメラ(iphone)を置いたそばにフレンチブルのぷっちょ君が寝ていたので寝息や鼻息がたまたま収録されていますが、鼻をすする音と比較すると同じような音量か むしろギターの方が小さいんじゃないかと感じます。ただ、それはあくまでも「音量」の話であってどっちが「気になるか」ということになると意味合いがまた全然違ってきますけどね。

ちなみに、上の実験をギターアンプではなくiphoneから音楽を最大音量で流してやってみると、寝室の外に出た時点で音量は感覚的には半分以下になってシンバルなどの高音はほぼ聴こえなくなり、1階に下りたら物音を立てずにじっくり聞き耳を立てないと音楽が鳴ってることにも気付かないほどでした(^^)
テレビつけてたりしたら完全に聴こえないと思います。

エレキギターの音は中域主体なので、サウンドガードWにプラスして中域を吸ってくれる特性の他の吸音材も併用するのが吉なのかもしれませんねー。


さて!序章はここまで!
ここまではあくまでも「家の中」での防音であり、僕が一番の目的としているのは前述のように「家の外に漏れる音の防音」であります!
まずはギターを弾いている寝室にある2つの窓を、サウンドガードWで塞ぎます
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まずはこの縦長の窓。


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ちょうどいい大きさに切ったサウンドガードWをハメ込みます
僕は、購入するサウンドガードWの数を最小限に抑えるためにどうしても2分割にせざるを得ませんでしたが、もちろん1枚で作った方が接ぎ目の隙間ができるのを防止できます。


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続いてはこの大きい窓
写真左下に見切れていますが、ここにギターアンプが置いてあります。


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サウンドガードWは最大で910mm ×1820mmなので、この窓のサイズを埋めるにはどうしても1枚物にはできません。僕はセンターで二分割にしました。
まぁ仮に1枚物で作れたとしてもデカすぎて保管場所に困るでしょうね。

ちなみにサウンドガードWをカットする時は、窓枠の実測よりも縦横それぞれ1センチほど大きくカットしました。その方がキッチリとハマりますし、隙間もできにくいからです。特になにかで押さえたりしなくてもピチっとハマっているので倒れてきたりはしません(^^)


ここまでやった状態で部屋の照明を消すと、真っ昼間なのにもかかわらず何も光が入り込まない漆黒の闇の世界になります!防音は、隙間を一切作らないのが絶対条件ですからね!
光が入らないかをチェックすることはめちゃくちゃ重要です。


さて、あとは換気口もなんとかしなければいけません。
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このような開閉可能なカバーはついてるものの、換気口なんて言ってしまえばただ壁にズドーンと穴が開いているだけみたいなもんですからね。音は通り放題です。

ちょっと写真は撮り忘れてしまいましたが、まずは通気口のカバーを外してて壁にズドーンと開けられた穴にサウンドガードWを詰め込みました。通気口の役割もある程度果たすためにサウンドガードWに小さい穴をたくさん開けておきましたが、たぶんほとんど意味は無いでしょう(汗)

この時点でもう既に外から聞こえてくるあらゆる音がかなり小さくなり、部屋の中が妙に静寂に包まれたように感じます!いやぁ、通気口から通ってくる音って、こんなにデカかったんだなぁ…
てことは逆に言えば、室内のギターの音が外に漏れるのもかなり防げるのでは、と期待大!!


一応、念には念をということで、
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サウンドガードWを切り貼りして作った、通気口のカバーガード。


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ちょっと見た目に難あり(笑)ですが、無いよりはマシでしょう(^^)


さらに、さらに。
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ギターアンプのスピーカーの下に、静床ライトという商品名の防音タイルカーペットを敷きました。50センチ四方の物を2枚です(ホームセンターで1枚1000円位)。
まぁギターはベースやバスドラムのような重低音が出るわけでは無いので、振動に強いカーペットはそこまで意味は為さないかもしれませんが、使わないよりはいいかなと。


という訳で、計画していたところまでの防音DIY(?)は完成です!!
さて、いったい外に漏れるギターの音がどれだけ小さくなったのか気になるところと思いますが、前述の1階での比較動画のように外にiphoneを置いて動画を撮ってみたのですが、あいにくその日はめっちゃ風があって、風の音のせいでギターの音がよくわからない動画になってしまいました(涙)

という訳で一番肝心な結果報告は保留となってしまいます。ゴメンナサイ。。。
あらためて別の日(風の無い日w)に録音できたら、この記事に追記します!!


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