結構前から某リサイクルショップにこのアンプがあることは知っていたんですが、それがシルバーウィークセールで安くなってたので思わず飛びついてしまいました。
そうです!人生初のHughes&kettner(ヒュースアンドケトナー)です!
余談ですが「ヒュース」と「ケトナー」という人の名前がメーカー名になってるそうですね。仮に日本なら「田中と高橋」みたいな ^m^

光ることで有名なヒューケトのアンプ。そのフラッグシップモデルであるTRIAMPmk2です。今の最新機種はmk3ですので、これはこれは1世代前のモデルですね。

Hughes&Kettner / TRIAMP MKIII [お取り寄せ]

価格:501,600円
(2022/10/4 18:42時点)



「光るのがカッコいい!」ということで人気の同メーカーですが、実は僕、この光り方がちょっと派手すぎて「欲しい」とまで思ったことは一度もありませんでした(汗)
でも、もし音が好みじゃないなどで売ったとしても損はしないだろう(得もしないかもしれないけど)という価格だったので、試してみるいい機会だと思って買ってみました^m^


持ち帰ってさっそくライトアップを堪能(笑)
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暗闇の中だと映えますねぇー
状態も悪くないし、音もしっかり鳴って安心。


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スイッチやツマミがたくさんあって一見操作が難しそうに思いましたが、各パートごとに分けて見てみると全然わかりやすかったです(^^)
チャンネルは3つあるのですが、それぞれのチャンネルにAモードとBモードがあるので実質6チャンネルという感じです。多い!


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まずはチャンネル1
モードAではキラキラっとしたクセの無いキレイなクリーンで、モードBでは少しチューブサチュレーションが加わったクリーン〜クランチ。という感じ。


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続いてチャンネル2
アメリカンな歯切れの良いドライブがモードAで、少し重めでダークなブリティッシュドライブがモードB。という感じ。

・・・あ、これはあくまでも僕の勝手な解釈ですからね!


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そしてチャンネル3
メタルまでいけちゃうキメ細かくてハイゲインなチャンネルです。
モードAでも十分バッキングもソロもいけるディストーションで、それをさらにヘヴィーにしたのがモードBという感じ。
どちらのモードも、変な表現ですが「キレイに歪む」みたいなサウンド(^^)

各チャンネルのモードAとBはEQが共通となってしまいますけど、いずれもEQはイメージ通りに動いてくれる感じの挙動で、直感的にいい音を悩まず作れるとてもわかりやすいアンプです!


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そして最後にマスターセクション
最終的なマスターボリュームと、全チャンネル共通のプレゼンスです。


ここまでで説明しました各チャンネルと各モードの切り替え、さらにエフェクトループに繋いだエフェクトのオンオフは全て付属のフットスイッチで行なえます。
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ちょっとENGLのアンプを思い起こさせるようなウロコ模様のメタルです(笑)


チラっと裏面も。
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ビルトインタイプのMIDI端子がついております。
これは初期型はオプション扱いで、後期型は標準装備となるそうです。


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100Wと50Wの切り替えスイッチがあります。
僕はまだ100Wしか試していないので、当記事に書くサウンドレビューや動画は全て100Wモードでのものとなります!


サウンドは各チャンネル総じて「クセが無くて扱いやすい」という印象です!
僕の周りでは「ケトナーはクリーン〜クランチまでは良いけど歪みがあまり好きじゃない」という人も結構いるんですが、ポップスや歌謡曲なんかメインにやってる僕にはむしろ好印象でした
バンドで使っていないのであくまで想像ですが、歌モノのバックではすごくいい感じに馴染むんじゃないかなっていうサウンド。


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これがまたRoccaforteのキャビとめちゃくちゃ合うんですよー!
実は、前まで使ってたCAEのキャビだとジャリジャリ成分が目立ちすぎてなかなか難しいアンプだな…と思ってたんですが、ロッカフォルテのキャビに替えたら印象がガラっと変わりました(^^)
やっぱキャビとの相性は重要ですねー!


このアンプの紹介というつもりで撮った動画ではありませんが、このアンプとロッカフォルテのキャビで鳴らしたので置いておきます!
↓↓↓


Zemaitisで弾いているリードパートは、チャンネル3のAモードで。
Kanjiストラトで弾いてるアルペジオパートは、チャンネル1のBモードです。
ハムバッカーの太いリードトーンシングルコイルの煌びやかなクリーン。1台でこれを高い次元で両立できるアンプって実は結構 貴重だと思ったりもします(^^)

こと機材に使うとあまり良い意味に捉えられないかもしれませんけど「平均点が高いアンプ」という表現を敢えて使わせていただきます!
逆に言うと「どうしてもこれじゃなきゃ」ってほどの個性が無いとも言えるのかもしれませんが、ロックからポップス、歌謡曲から演歌まで演る自分にとって「このアンプを現場で使ったとしたら」と想像したらハッキリ言って使い勝手の良さしか思い浮かびません^m^


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こういう多チャンネルアンプを自分が買うことなんて無いと思っていましたが、正直全てのチャンネルがこんなにも使える音となると、凄まじく便利で考えを見直しました(笑)