このたび、新しいギターアンプ用スピーカーキャビネットを導入しました!
記憶から消えてる物(汗)も含めて全部はパっと思い出せないほどのキャビを所有してきました。
上のツイートにも書きましたように、マーシャル、ボグナー、ケリーライト、モーガン、カスタムオーディオ、サー、オレンジ、VHT、レイニー、クレイト、ジャクソンアンプ…と、枚挙に暇がないほど。それぞれに特徴があって、面白くもあり難しくもありな世界。

キャビ選びは、サウンドで選ぶのは当然として、他にも重量によって可搬性も変わるし、所有しているヘッドを積んだ時に横幅が合うか?など、いろんな選択要素がある訳です。

そんな中で今回選んだキャビはコチラです!
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Roccaforte(ロッカフォルテ)の12インチ1発キャビです!それも同じのが2台
同じキャビを他に見たことが無いので、レギュラー品ではなくオーダー物でしょうか。

結構前からデジマートに出てまして、販売店に聞きましたら1台あたり横幅約36cmということで、もちろん1台で使ってもいいけど2台並べれば大抵のヘッドの横幅に合うサイズ感
なのでずっとウォッチリストに入れてチェックしてたところ、ある日突然値下がりしていたのを機に購入しました(^^)

ロッカフォルテと言えば、アンプメーカーというよりはエドワードヴァンヘイレンのアンプエンジニアとしての肩書が有名ですかね。ロッカフォルテのアンプヘッドはラルクのKenさんや生形真一さんが使用されています。いわゆる改造マーシャル系の得意なブランドですね!


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前述のように横幅は約36センチとかなり細身ですが、高さは約54センチ奥行は約28センチあるので、体積としてはそれなりにあります。一般的な1発キャビは横幅の方が大きい物が多い一方 これは背が高いタイプなので、もしかしたらオーディオスピーカーで言うところのトールボーイ型スピーカーのように低音再生能力に優れてるかな?とちょっと期待したりして ^m^
まぁ鳴らすまでは あくまで机上の空論です。こうして妄想するのが楽しいのです(笑)

重量は1台あたり16kgとそこそこ重め。
載ってるスピーカー、エミネンスのガバナーが5キロとなかなか重いスピーカーなんですよねー。


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裏面です。クローズドバック


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ジャックは普通のインプットジャックに加え、もう1台のキャビとリンク接続(並列接続)するためのジャックも装備しています。


では、開けてみましょう!ご開帳ぉぉ〜
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これまで数々のキャビを所有して見てきた僕の第一印象はとにかく「丁寧」!!
言うまでもなく他が雑な作りだって言ってる訳じゃないですからね!でも中にはゴニョゴニョ…な物もありました(遠い目)

載っているスピーカーは、EminenceGovernor(ガバナー)です。
1本あたりインピーダンスは8オーム耐入力は75ワットです。なので2台を並列接続で鳴らすと4オームで150ワットになりますね。


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ロゴエンブレムは中からしっかりナットで留められています(しかも落とし込み加工!)。
木材は、木目的そしてロッカフォルテのブランドイメージ(改造Marshall系)的にバーチ材のプライウッドでしょうかねー。


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裏蓋を留めるビスの受け側はなんと爪ナットに!
今まで所有してきたキャビは例外なく全てが木ネジを木に直接ネジ込む構造だったので、穴が広がっちゃってネジがどこまでも回り続ける…ってことがよくあるんですよね〜汗


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さて、気になるサウンドですが、まず1台だけで鳴らしてみました!(実際はスピーカーケーブルを1本しか所有していなかったため汗)

1発キャビの中でも比較的堅牢な作りのクローズドバック構造(bognerやSuhr、CAE等)での僕の印象は、「低音がタイト」「音が速い」「ストレートに飛んできて指向性が強い」という印象。ですがこのロッカフォルテの1発キャビは、それらが総じて2発キャビ寄りになっているといった感じを受けました!
つまり一言で言うとふくよかで広がり感があります
当然まだ他のスピーカーユニットに交換したりはしてないので正確な事は言えませんが、箱の鳴り方とスピーカーのキャラの組み合わせで、非常にうまくサウンドをコントロールしてる印象

続いて2台を同時に鳴らしてみました!(スピーカーケーブル買ってきた笑)
するとローの迫力や音圧は4発キャビ並みですが、ミドルの出方が1発キャビのそれなので4発キャビのようにドンシャリになったり散ったりせず、「さらにモニターしやすくなった2発キャビ」のような感じに!

いやぁ…これはめちゃくちゃ好きです…!!
動画を撮ったら、あとで追記しますね(^^)


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という訳で、Roccaforteの12インチ1発キャビの紹介でした!

まったく同じキャビが2台あるということは、それぞれに違うスピーカーユニットを載せれば純粋なスピーカーのみの比較を瞬時にできますし、例えば1台をオープンバック、もう1台をクローズドバックにして構造の違いを比較するなどができる訳です(^^)
これはかなりの可能性を感じますね〜

いずれ記事にしますが、この写真に写っているHughes&Kettner Triamp mk2との相性も非常に良く、家でギターを弾くのがとても楽しくなりました。
近いうちスタジオでも鳴らしてみたいです!