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1964年製ギブソン メロディーメーカーです!
当時「スチューデントモデル」として発売されたギターです。
手軽に買えるビンテージギブソンとしてマニアックな人気のあるモデルですが、近年は全然手軽に買えない値段になってきましたね。


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スチューデントモデルとは言え、当時の上位機種に使われていたのと同じホンジュラスマホガニーハカランダが使われていて、今この時代となっては非常に贅沢なスペックです


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ウェザーチェックがビッシリなボディトップ
メロディーメーカーには当時ピックアップが1つのタイプと2つのタイプが存在しました。僕のは写真のようにピックアップ1つのタイプです。
1959年に発売開始した当初は幅が広い「ワイドタイプ」のピックアップだったのですが、翌年からすぐに幅が狭いタイプに仕様変更されました。

ピックアップ1つのタイプは、コントロールはワンボリューム・ワントーン。あとジャックのみ。
それら全てが1枚のピックガードに載せられているためピックガード上で全ての配線が完結するという「生産効率重視=コスト削減」なスチューデントモデルゆえの仕様ですね!


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ボディバック
前述のボディトップ側の塗装はサンバーストとは言え木目が透けない潰しのサンバーストなのですが、バック側は木目が見える塗装です。ホンジュラスマホガニー1ピース


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ヘッド
同社のレスポールやSGのようにマホガニーで両耳を接いでないので細いシェイプ。スチューデントモデルゆえのコスト削減が生んだシェイプなんでしょうけど、これはこれでメロディーメーカーの意匠登録かのように認知されていますよね(^^)

ペグとナットは交換されています。ナットはプラの既製品だと思うので近々交換します。


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ネック
こちらも今や貴重なホンジュラスマホガニー1ピースです。
1965年から(1964年後半からかな?)のナローネックに変更になる前なので、かなり太くて握り応えのあるネックシェイプです。


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オイリーで艶やかなハカランダ指板です。
ボディとネックのジョイント部は、ボディのボックス型の中にネックが挿し込まれている構造なのでボディとネックの接合面積は意外と大きいと思います。それがきっと強度や音にも反映されているんでしょうね!


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「ジャンク品とまではいかないものの…」というのが販売店の説明で、購入価格は相場よりかなり安かったこのギター。でもお店で試奏させてもらったら演奏性に全く問題は無いですし、バラしてみたら交換パーツも多くない(ていうかこのギターはそもそもパーツ数が少ないw)し、木部に加工なども無く、むしろ良い状態でした


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昔から「蚊の鳴くような音」と揶揄されることもあるメロディーメーカーのピックアップ
僕は以前1960年製のシングルカッタウェイのメロディーメーカーを所有してたことはあるんですが、リペアを依頼したまま持ち逃げされたので、実は音は聴いたことがありませんでした。

なのでメロディーメーカーの音は今回初めて体験したという感じなのですが、か細いという印象は思ってたより全然無いですね!僕が弾いた印象だと、本体のトーンを4割ほど絞ってやれば扱いやすくなります!
という訳で一応サウンドを置いておきます!

どうでしょう?普通に全然伸びやかで太い音だと思います(^^)
フロント風な音を出してる時はトーンを8割くらい絞って指板ギリギリの所をピッキングしてますが、普通にリアの音を出してる時はトーンの絞り具合は3〜4割ほどです。

あ、あと
「サスティーンが無い」
っていうのもメロディメーカーではよく言われますよね。

本当にサスティーンが伸びないギターももちろんありますが、実際はちゃんと音は伸びてるのにピッキングアタック音が強い(アタック音だけ特に大きいのですぐに音が小さくなると錯覚してしまう)ギターっていうのもあると、僕は思うんです。メロディーメーカーは僕の印象だと後者。その点でもトーンを4割ほど絞ることでアタック音をちょっと抑えてやる効果は大きいと思いますよ!

いやー手前味噌ですが僕もトーンをいじれる大人になりましたわ(笑)


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という訳で、1964年製 Gibson Melody Makerでした。
安かったこともあり、正直 改造の素材に…という考えもあったんですが、全然この状態のままで実用できる素晴らしいギターでした(^^)
やっぱりビンテージギターって独特な魅力がありますよねー。