シングルコイル派の僕ですが、最近ブログにちょこちょこ書いてますようにレスポールタイプばかり弄っています。とは言ってもそれらのレスポールタイプ、1本はフォトジェニックですし、もう1本は左利き用というラインナップ…。そうなると「ちょっと良いレスポールが1本欲しいなぁ」と思ってくるのは自然な成り行きと言えます(笑)。

という訳でGibsonの中でも安価なレスポールトリビュートや、Gibsonカスタムショップ監修モデルのエピフォンなんかを物色してたんですが、出会いは突然やってきました。。

人生2本目のゼマイティス メタルフロントです!
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神田商会ゼマイティス(神田ゼマ)の中で最高峰の「トニーズコレクション」というシリーズで、型番はS24 MT CUSTOMといいます。
トニーズコレクションは、ピアノ用にストックされていた樹齢600年・乾燥50年のホンジュラスマホガニーでボディ&ネックが作られているとも言われています。トニーゼマイティスさん伝統の3ピースネック・3ピースボディという構造です。ちなみにトニーズコレクションは今はもう作っていない(作れないらしい)です。


ちょっと余談ですが、
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↑↑↑これが約6年前まで所有していた1本目のメタルフロントです。
これはトニーズコレクションのメタルフロントの中でも一番彫りが深くて装飾が豪華なタイプでした。彫金の濃淡にメリハリがあり光の当たり具合で影ができるほどで、神田商会にも残っていない貴重なモデルだと当時神田商会の方がおっしゃってました。
今見返してもやっぱオーラがすごいわ。。。


一方今回紹介しますメタルフロントは、
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トニーズコレクションのメタルフロントの中でも最も装飾が簡素なタイプなのです。
そこまでゼマイティスを深く知らない人にとっては、もしかしたら「メタルフロントは豪華なデザインが標準仕様」と思われてるかもしれませんが、実際トニーゼマイティスさんが生前に製作されたメタルフロントで豪華な彫金の個体は多くはなかったそうです。

この個体、純正ではニッケルメッキのカバードハムバッカーにメタルのコントロールノブという仕様でした。でも僕はこの簡素なタイプのメタルフロントにはノンカバードハムバッカーで黒いノブが付いているのが(ルックス的に)好きなので、早々に交換して写真の状態にしました(笑)

本当はエスカッションも普通の黒にしたいんですが、汎用品はサイズが合わないんですよー。


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装飾が簡素なのはボディトップのメタルプレートだけではなく、ヘッドにバインディングが無いという点にも表れています。その代わりヘッドの突き板とネック材の間にナチュラル塗装のメイプル板(かな?)がサンドされていて、ヘッドのエッジを面取りすることでメイプルがチラっと覗いてナチュラルバインディングのように見せています。これがオシャレなんですわー


あと僕の中ではめちゃくちゃポイント高い点を言わせてください!!

今まで手にしてきたトニーズコレクションは計4本。それらは全部見た目も音も大好きだったんですが、ネックが薄くて平べったく感じるのだけがどうしても馴染まずに手放してしまったんです…。(なのに懲りずに5本目を買ったというw)
ところが今回の個体、ネックにバインディングが無いという初めての仕様なのです!
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バインディングが無いというだけではなくエボニー指板のエッジがロールド処理されているので、これまで手にしてきたトニーズコレクションのようなネックの薄さや平べったさ、指板のフラットさをあまり感じないのです!
もともと太めネックが好きな僕にとっては、これはめちゃくちゃ嬉しい誤算でした!!


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ボディバックのジュラルミンプレートは彫金されていないタイプです。
ペグはトニーズコレクション定番のシャーラー


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このスッキリとした感じがまたいいんですよねー(^^)
あ、装飾が簡素なタイプだからって強がってる訳じゃないですからね ^m^
んーやっぱりエスカッションも普通の黒に交換したい…!


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という訳で、Zemaitis トニーズコレクションメタルフロントS24 MT CUSTOMでした。
実はまだそんなにしっかり鳴らしていないので、音に関しては改めて記事にしたいと思います!