いつもお世話になっている札幌のギターショップ エレキ堂さんで面白そうなギターを見つけ、衝動買いしてしまいました!(笑)
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左利き用(!)のレスポールモデルFLG-XXX(XXXの部分は不明)です!
なぜ右利きの僕がレフティのギターを買ったかと言いますと、単純にギター自体の雰囲気がカッコ良かったというのはもちろんですが、、、


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フェルナンデスの中でもGibson系のコピーモデルは通常『BURNY』ブランドなのに、これはFERNANDESロゴになっているのです。
通称「石ロゴ」と呼ばれる「F」が「石」という字に見えるロゴの時代(70年代)ならギブソン系コピーでフェルナンデスブランドは結構見るんですが、この80年代後期〜90年代中期あたりではなかなか珍しいのではないでしょうか?

余談ですがもしBurnyだったなら型番は「RLG」となります。
仕様的にはRLG-70(当時定価7万円)あたりが該当するのですが、この個体はレフティーなのでちょっとアップチャージで75か80くらいだったと予想します。



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あと、ヘッドのSuper Grade MODELというデカールが左利き用のギターなのに右利き用の向きで貼られてしまっている(つまり左利きの人が持つと上下逆さまになってしまう)という凡ミスにもちょっと惹かれました。右利きの僕が持てば正しい向きになるということですから「右利き用に改造しなさい」と言われてる気がしたもので(笑)



さて、何度も申し上げますようにこのギターは左利き用なので、僕が使うためには右利き用にしなければいけません。じゃないとローコードを押さえるのも簡単なペンタをなぞるのも脳内でバグが起こるのです(汗)
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右利き仕様にしながら、清掃やメンテもしつつ各所を見ていきましょう!


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リア・フロント共にピックアップはGOTOの物が載っていました。
写真は撮っていませんがカバーを外すと、どちらのコイルもアジャスタブルポールピースになったゼブラのハムバッカーでした。まぁオリジナルかどうかはわかりませんけどね。


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リアピックアップキャビティーの中にシリアルナンバー(?)が。
チラっと覗くマホガニーの色は、90年代あたりまでよく見られた焦げ茶っぽい色です。


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フレットエッジバインディングになっているので、きっとグレード的にはそんなに悪くはないモデルなんでしょうねー。


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ブリッジとテールピースにはMADE IN JAPANの刻印が。


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トグルスイッチキャビティの蓋の裏にMADE IN JAPANのデカールが貼られていました。
どうやら日本製のギターのようです。フェルナンデスは自社工場をもっていませんが、この年代はどこの工場で作られていたんでしょうねー?


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ペグはまだ裏を見たりはしていないのですが、おそらくGOTOH製でしょうかね。
ネックはしっかり太めで僕好みです(^^)


さて。
では左利き用ギターを右利き用に改造するという本題へ。

なにはともあれ、まずはこれまで1弦が張られていた方に6弦を張り、6弦が張られていた方に1弦を張らなければなりません。話はそこからです。言葉で言うのは簡単ですが、そのためにはまず弦が直接乗っかっているパーツ、つまりナットとサドルも1弦側と6弦側を逆にする必要がある訳です。

サドルは一旦全部外して1弦側と6弦側を逆に付け直せばいいのですが、ナットは要交換です。
まずはナット。
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実はギターを買う時にエレキ堂さんがストックパーツから右用ナット(上の写真に写っている物)を譲ってくださったんですが、いざ付けてみたら高さがだいぶ足りなかったので、たまたま家に余っていたGibson系サイズのタスクを付けました(^^)
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純白すぎるのが気になりますねー(苦笑)。


サドルは前述のように1弦側と6弦側を逆にして入れ替え
ただそもそものブリッジ本体の取り付け角度が左利き用になっているので、サドルの前後を入れ替えるなどオクターブ調整がしっかり合うようにするのにちょっと時間を要しました。

ここまでの作業で、とりあえず右利きの僕でも演奏はできるようになりました!!(笑)

あとは意外な盲点(?)である配線ですね!
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例外もありますが基本的に左利きギターのポットは0と10の回転が右利き用とは逆に配線されています。なので、いつもの感覚でボリュームを10にしたら逆に音が出ないという事態に陥ります(汗)
この作業は配線し直すだけでOKなので、ポットや配線材などパーツは買い替えなくてもそのまま流用できます


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そうそう、ピックアップをJUNTONEペイズリーに交換してみましたよ。
純正(?)の後藤ピックアップは、フロントはまぁいいんですがリアのエッジ不足がちょっと好みではなかったもので。。


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ストラップピンの位置も換えます。
カッタウェイの角の先端にしようかと思ったんですが、無難に裏にしときました(笑)
肩から下げて立った時のバランスもいい感じです!

最後にピックガードを取り付け完成です!!
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レフティギターを右利き用にするということでピックガードの位置がトリッキー(笑)ですが、パッと見では意外なまでにすんなりと受け入れることができますね ^m^


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この写真を見て、トグルスイッチリングをブラックにしてもいいなぁ(レスポールカスタムっぽく)と思いました。


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黒いレスポールモデルは、紳士的でもあり、硬派でちょっと不良っぽくもありますよね(^^)



ピックアップ交換前ですが、チラっと音も撮ってみました!

前述したようにリアPUは僕の好みとしてはちょっとエッジ不足なのが気になりますが、フロントのウッディな感じは所謂レスポール!という良いサウンドしてくれてると思います(^^)

ちなみに本来左利き用ギターをひっくり返して弾くのでハイフレットが押さえられません実際に演奏で実用できるのは18フレットまでってとこですかねー。ただ僕は普段から16フレットジョイントのギブソンES-330を使っているので、実質18フレットくらいまでしか実用範囲の無いギターに対してそもそも不便さや抵抗はそんなに感じてないので大丈夫です ^m^


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それよりも、右腕がボリューム・トーンノブに触れて回ってしまうことに不便さが(苦笑)。
この点の対策は、ALPHA製のトルクが重いポットに交換することで簡単には回らないようになるんじゃないかな?と考えてます!
まぁ慣れるのが先のような気もしますが(笑)


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という訳で、フェルナンデスのFLGレスポールコピー、左利き用を右利き用にモディファイしてみました!ギター自体とてもカッコ良いですし生音もなかなか明るくて良い鳴りしてるので、サウンド的にもうちょっと追い込んで遊んでみようと思っています(^^)