紹介してませんでしたが、実は少し前から所有していました!(笑)
1970年代(おそらく1975年)のフェンダーベースマン50というアンプヘッドです。
ツイッターに書いたようにVINETONEさんに依頼していたオーバーホールとモディファイから帰ってきたのでこのたび紹介するに至りました!

ちなみに75年と判断した理由は、トランスのDATE CODEからです。
他にもチューブチャートのデザインとかFENDERエンブレムのデザインなど、判断材料はいろいろありますけどね。


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シルバーフェイスのFENDERアンプが2台になりました(^^)
チャンネルはバンドマスターや他のFENDERアンプ同様に2つあり、向かって左がベースチャンネル向かって右がノーマルチャンネルです。


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こちらBASS INSTRUMENTチャンネルです。ベース用ですね。
ボリューム、トレブル、ベースつまみの他、DEEPスイッチがあります。DEEPをオンにすると、読んで字の如く中低域がグっと深みを増し、音量もアップする感じです。

僕はベースをほとんど弾かないのでこのベースチャンネルを改造してもらおうかな?とも考えました(右のノーマルチャンネルとはまた違うキャラのギター用チャンネルなどに)。でも結局モディファイはせず、純粋なベースチャンネルのままとなっています。
後述しますが、それが大正解でした!


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こちらがNORMALチャンネルです。
左がベースチャンネルなら右はギター用かな?と勝手に思ってたんですが、厳密に言うと他のFenderアンプのギターチャンネルとも少し違うらしいんです。
なので、いくつか定数を変えてもらってギターに適したサウンドにモディファイして頂きました!
このアンプはベースマンという名前ですが キングオブギターアンプと名高い5F6-Aのベースマンではなく、その後のデラリバなどに近い回路。Vinetoneさんの手によって66年デラリバよりもHIGHが良く出る回路にモディファイしてもらっています!
と言っても元々のキャラが結構ハイミッドあたりがしっかり出るタイプなので、前から所有している68年のBANDMASTERヘッドよりも実音感がバーンと来るキャラです。イメージするFenderアンプっぽさは薄いと言えるかもしれません。もっとガツン!とくるロックな感じ


で、さきほどのBASSチャンネルをそのまま残して正解だったという話ですが、
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チャンネルリンクして鳴らした時にBASSチャンネルの音がめっちゃ活きるのです!!
BASSチャンネルはローからローミッドが良く出るキャラで、このチャンネル単独だとモコモコすぎるくらいなのですが、NORMALチャンネルとリンクさせて並列で鳴らすとまるでローミッドのツマミが増えたかのように操作することができるのです!!
しかも効く帯域がめちゃくちゃちょうどいい所なんですよー(^^)
シングルコイルなら太さが増すし、ハムバッカーなら上げ具合によってはワウ半止めみたいなニュアンスまでイケちゃいます!
これ、もうめっちゃ最高です!!


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サイズ感はバンドマスターより横幅が5センチほど小さいだけですね。
リバーブやトレモロが無いので、コントロールパネルが随分スッキリして見えます。

という訳で1975年製フェンダー ベースマン50でした!
ホーバーホール代を入れてもバンドマスターの半額くらいで買えたこのアンプ。音的には同じ銀パネ期ということでバンドマスターと似た感じかなーと思ってたんですが、これがまた全然違ってとても得した気持ちです(^^)