少し前の話になりますが、ProvisionThinlineタイプのギターをお迎えしました!
IMG_E5931
生涯3本目のプロビジョンのギターです。
この個体は1998年あたりに前オーナーさんがオーダーした物とのことですが、近年プロビジョンはシンラインタイプを多くラインナップされているように感じるので「シンラインタイプが特に自信作なのかな?」と思い、気になっていたんです(^^)

ボディはマホガニーで、2.6キロと非常に軽量です!
ヘルニア持ちの僕にはありがたいです。


IMG_E5925
リアピックアップはSeymour Duncanで「1」というステッカーが裏に貼られていました。オーソドックスにSTL-1あたりでしょうかね。
光が当たっているところ、マホガニーの導管がハッキリわかるくらい塗膜が薄いのがわかります。


IMG_E5924
フロントピックアップはSeymour Duncan JAZZが載っていたんですが、僕が購入してから何度かの交換を経て現在はSeymour Duncan Custom ShopのPeter Greenを載せています。
後述しますが、この音がまた素晴らしい!!


IMG_E5926
ボディーバック。
マホガニーの導管の凹凸がわかるのは塗膜が薄いせいもあるんでしょうけど、経年で塗膜が痩せてきているせいでもあるんですかね。すごく雰囲気があります(^^)


IMG_E5929
我が家のギターでは少数派(笑)なメイプル指板
購入後にエレキ堂さんでフレットすり合わせしてもらいました。


IMG_5934
ネックも塗装が薄くて半艶。なんとなく木の質感を感じるような、手に吸い付くネックです。
最近の流行りからすると厚みのあるグリップで僕好みです。


IMG_E5930
ヘッド。
ナットが黄土色(周りのメイプルと同じような色)ですが、材質は何ですかね?


IMG_E5922
サウンドについてです!
リアはイメージするテレキャスターの音よりピッキングのアタックにホロー感がありますね!所有しているGibson ES330のリアのジャリ感に共通するものを感じます。
「ゴリッ!成分」を少し抜いた、と言いますか。

また、フロントにダンカンカスタムショップのピーターグリーンというピックアップを載せたのが大正解だったようで、コンコンとしたウッディーな鳴りやポクンとしたミドルがまるでレスポールのようです!(私感)
思わずスイート チャイルド オブ マイン弾きたくなっちゃうようなサウンドです(^^)
バイト感もありますねー

正直、リアのシングルとフロントのハムは「音量差」の点では決して使いやすくは無いんですが、この組み合わせだからこそのミックスポジションのプリプリキラキラ感もたまらないです。


余談ですが、このダンカンカスタムショップのピーターグリーンというピックアップ。
名前からゲイリームーアの59年製レスポールをモチーフにしていることは容易に想像がつきますよね。つまりフロントとリアが逆位相になっていて、ミックスにするとフェイズアウトする仕様になっています(ちなみにフロント側の位相が通常と逆になっていました)。
なのでこのシンラインに載せるにあたり、一旦ピーターグリーンPUをバラしてバーマグネットを取り出し、向きを逆に入れ直してから搭載することによって、リアと位相を合わせました。


IMG_E5686
という訳で、プロヴィジョンのシンラインタイプの紹介でした!
ホローボディで生音も大きい(330ほどじゃないけど)ので、アンプに繋がないで夜に爪弾く時なんかも最近は一番手に取る機会が多いです(^^)
抱えただけで「あ、いいギターだ」ってわかるくらい素性の素晴らしいギターって、すごく所有欲が満たされますよね!