メーカー不明」ということで、こういうの大好きなので買ってみました(笑)
解像度が悪くて細かい部分がよくわからない数枚の写真を頼りに買ったのですが、それでもなんとなく雰囲気が良さそうなことは伝わってきたので。。。

とは言え、まぁこういうのは9割方ギャンブルですね(笑)

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こちらが現物でございます。
なかなか雰囲気はいいと思いません?^m^
買う時に見た写真では、バインディングはボディには有るが指板には無いと思っていたのですが、実際に現物を見てわかったのは、


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ボディのバインディングはウッドバインディング(ボディエッジだけ着色していない)でした。
そして
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指板には黒いバインディングが巻かれてありました。
アバロンのポジションマークも相まって、TAK松本モデルのようです^m^


そして何より予想外だったのが、、、
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まさかのフラットトップ(笑)
これは正面からの写真だけではまったくわかりませんでした。。
ボディ厚もかなり薄めで、どっちかと言うとレスポールスタンダードというよりレスポールスペシャルなんかの感覚に近いギターと思った方がよさそうです。


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バックのマホガニー材は、なんだか結構良さげな雰囲気。。。


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ボリュート有りのネック。
これまた良さそうなマホガニーが使われています。
それなりに経験ある人の自作品か、どこかの工房製、という感じがします。

ペグはシングルラインでDELUXEと刻印されています。クルーソンですかね?


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メーカー不明ということもあり、ヘッドは無印です。
ヘッドシェイプも細身でなかなか良いです。トラスロッドカバーも無し。



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ブリッジは買った当初はバダスタイプだったのですが、家にストックしていたVOXの純正ブリッジに交換しました。これアルミでめっちゃ軽いし、バダスやラップアラウンドブリッジのように弦を曲げなくてよい点がお気に入りです。


では電装系を見ていきましょう。
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まずフロントピックアップ。
Duncan DesignedのP90タイプが載せられていました。
ちなみに写真でわかるようにネックジョイントはディープジョイントです。
ザグリも非常にキレイで好感がもてる仕事が為されています。


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リアピックアップ。
Duncan DesignedのHB103というハムバッカーで、Seymour Duncanブランドでいうところのダンカンディストーションの廉価版ということです。

・・・実は買う前に見た写真で、このハムバッカーの特徴(スクエアウィンドウで、しかも〇の中心からズレた位置にスクエアウィンドウが開けられている)がオールドPAFやその精巧なレプリカに似てると感じたので、こりゃ只者じゃないピックアップが載ってるのかも!と淡い期待を寄せて買ったのです。
・・・が実際届いてみたら何てことないダンカンの廉価版でした(笑)
写真の解像度の低さにやられましたが、まぁ届くまでいい夢見させてもらいました^m^


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コントロールキャビディ
ここもザグリが非常に丁寧だし、配線の這わせ方もすごいA型気質を感じます(笑)
さきほどのピックアップも含め、電装系のパーツ類は比較的入手しやすい物がチョイスされているといった印象ですね。


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生鳴りはレスポールスタンダードほどタイトではなく、どっちかと言うとマホガニー単板の薄いギターのように大味に鳴るタイプです。


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廉価版のダンカンデザインPUということで正直音はそこまで期待していなかったんですが、フロントはP90の特徴をしっかり捉えているし、リアはハーモニクスが鳴りやすい倍音タップリのパワー型で、非常にわかりやすいキャラに仕上がっていると感じました!
ハムとP90のミックスは、キラキラ感とプリプリ感が強調されてクリーンでのカッティングやストローク向きのサウンドです!
いやー、これは好きな音!!
最近P90にどっぷりハマっているんですが、フロントP90、リアハムという組み合わせは僕の中でギブソン系ピックアップレイアウトの1つの回答とまで感じさせてもらいました!


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メーカー不明で情報が少ないということもあり安かったギターなのですが、実際は作りも材もなかなか良さそうだし丁寧に作られていて、尚且つ音も好みで非常に気に入りました!
素性がよくわからないけど良い音という謎めいたギターを持つことも、ある意味一流ブランドを持つこととは違った意味での満足感があります^m^