休憩中などの練習用として職場に置いている、ヤマハのパシフィカ。
僕は自宅でギターを弾く場合、朝の出勤前と帰宅してから20時までという限られた時間しか鳴らせないので、なんやかんや職場でパシフィカを弾いてる時間が一番長いのです。


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2年以上前、こんなジャンク状態で1620円で買ってきたパシフィカをまさかこんなに愛用し続けるとはその時は思っていませんでしたねー(^^)

これはパシフィカの中でもPAC312という型番です。20年くらい前のモデルですね。
ところで、パシフィカの型番の数字には法則があるのをご存知でしょうか?
僕の「312」を例にしますと、
・最初の「3」はグレード。数字が高いほど値段も高い。
・次の「1」はハムバッカーの数。
・最後の「2」はシングルコイルの数。
となっております
僕の知ってる限り、現行のパシフィカにもこの法則は継承されています。
とか言って万が一例外もあったりしたらすみません


では本題に戻ります。
僕はこのPAC312が気に入ってライブでも使用したくらいなのですが、その後も4〜5本ほど購入して多い時で計4本のパシフィカを同時所有してた時期もありました(笑)

1万円前後(中古)で買えるので、油断すると増えちゃうんですよね。
現行品のお高め(定価6〜7万)のモデルも一時期所有しました。

が!結局は音的にもルックス的にも最初に買ったこのPAC312より気に入る個体には巡り会えず、今でもちょこちょこと手を加えながら愛用し続けてるというわけなのです。

その「ちょこちょこ手を加えた末の最終形態」をブログに書いていなかったことに気付いたので、紹介させていただこうと思います!


まずは全体像。
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いやぁ・・・カッコイイです。
まぁ完全に好みの世界なんですが、このギターはどっちかと言うと音より見た目に比重を置いていじってきたので、ルックスはかなり僕好みになってます。とは言っても音もめっちゃ気に入ってますけどね!


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ピックアップはいろいろ試しました。3シングルにしていた時期もあります。
最終的にはSSHで、フロントとセンターはJuntoneさんに作っていただいたジナパパシグネーチャーシングルコイルリアはDimarzioのスティーブヴァイモデルです。センターピックアップはほとんど使わないんですが、フロントはビンテージテイスト溢れるシングルコイルサウンドで、リアはモダンでハイパワーなハムバッカーサウンドです。意外と出力バランスは良好です

ブリッジは以前はSuper BeeのBlade Runnerを載せていた時期もあるのですが、シンクロ特有の金属的な鳴りが薄れて、ちょっとまとまりすぎた感があったので純正品に戻しました(^^)

黒いアームバーはその辺に転がってたヤツです(笑)


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薄いイナーシャブロックで決して高価では無いシンクロナイズドトレモロタイプなのですが、精度としても音的にも全然使えると思います!スプリングはたしか買った時のまま。


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現行のパシフィカとはロゴの書体が違います。
ペグもパシフィカ純正品です。
ナットとペグの間が共鳴してキーーンと鳴ってしまうので、スポンジを挟んでます。

ところでこのネック、実はこのPAC312の純正ネックではありません。
その後購入したパシフィカのうちの1本(PAC112)に付いていたネックです。
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派手ではないですがトラ目が出ているネックだったので、312の純正ネックと挿し替えました!
PAC112と312はサイズ的な規格は共通なので、そのままポン付けできます
これが6や9から始まる型番のパシフィカだとジョイント形状が違うのでポン付け不可です。


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あと見えないところですが、電装系パーツはグレードアップさせています。
正直僕はよっぽど粗悪な物じゃない限り電装パーツはそんなに拘らない派なのですが、このギターは音が出ないジャンク品として買ったギターなので、どうせ買い替えるならやはり耐久性・信頼性のあるパーツを選びますよね(^^)


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という訳で、PACIFICA PAC312の最終形態でした!
もちろん現行のパシフィカも良いギターでしたが、非常に優等生であまりいじる余地が残されていないという面でも僕にとってはそんなに楽しめるギターではありませんでした。心置きなくいじれるギターを探している人に20年前位のPAC312やPAC112はオススメです
(112と312は金属パーツやピックガードの色が違うだけで基本的に同じギター)
いじっただけ応えてくれるポテンシャルも持っているギターだと僕は思います!
・・・中古で1万円ちょっとで買えますしね^m^