お気に入りのアンプヘッドFenderのBANDMASTERと組み合わせて使うキャビネットをいろいろ物色しております。
先日まで使っていたCRATEのキャビは低音の量感不足により、僕の好みからするとちょっと音の重心が高かったので手放しました。で、その後にリサイクルショップで見つけたのがメサブギーの3/4(スリークォーター)バックキャビネット。
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オープンバックでもクローズドバックでも無い、スリークォーターバック
ご存知でした?僕は知りませんでした、そんな構造の物がメサブギにあったなんて。
ちなみにスピーカーはお馴染みのBLACK SHADOW MC-90(by Celestion)です。このキャビは鳴らした瞬間に「あ、良い」ってなりましたね。12インチ1発とは思えないローの圧と、音が耳に近く感じるようなストレートに来るハイ。誤解を恐れずに言うなら「ハードロックとかメタルに合いそう」っていう感じです!低域は「ブゥーン」じゃなくて「ズンッ」。近年のレンジが広い音楽にも合うでしょうね!

これで何の不満も感じていなかったんですが、そんな時に見つけたのがこれ。
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Marshall1974CXです。ハンドワイヤードシリーズ1974Xコンボ用の増設キャビです。
このキャビ、実は十数年前くらいからずっと心のどこかで気になり続けていたキャビなんです。
中古の出物は少ないので欲しいと思った時にいつでも買える物では無いんですが、ちょうどバンドマスターヘッドのキャビをいろいろ試してるこのタイミングで出会ったので、購入してみました


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いわゆるオープンバックで、スピーカーはCelestionG12M-20 Greenback Heritage
ちょっとお高めのグリーンバックですね(笑)

音はメサブギーに比べて中低域がルーズ(あくまでも前出のメサブギーと比べて、ですからね)。やはりこの辺は堅牢なメサブギーの方がタイトに出てくるのは「いかにも想像通り」という感じですね(^^)
特にハイで顕著ですが総合的に見てもサウンドはふくよかで広がり感・エアー感があります。メサブギーが耳に直に来るとするなら、こちらはスピーカーと耳の間の空気感も一緒に連れて来る感じですね。この点が僕の好みに合っていたというか、ジャンル的に合っていたというか、バンドマスターの良さを惹き立てているというか。
ファーストインスピレーションは「地味」「おとなしい」なんですが、聴き込むにつれその味や深みがわかってくるようなキャビですね


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という訳でマーシャル1974CXが残りました
メサブギーに比べて8kgくらい軽いのもヘルニア持ちには嬉しいポイントですね。

ただスピーカーが耐入力20Wなので、バンドマスターでは許容オーバー。
家で鳴らす程度なら問題ないですが、スタジオに持ち込んで鳴らす時のことを考えたらスピーカー交換は必須となりますねー。何を載せようかなーと考える楽しみが増えました(笑)^m^