僕は昔から、ネットで検索しても全然ヒットしないような機材の中から自分好みを発見できるのが嬉しくて、だからという訳では無いですが「定番」と呼ばれる物にはあまり手を出さなかったんですよね。
でも最近、たとえばMicro Ampだったり現行品のTSだったりみたいな所謂定番商品の定番たる所以に今さらながら気付かされることが多々あり、そんなこんなでEP Boosterを買ったりSD-1を引っ張り出してきたりして、僕なりに定番と向き合っております(^^)

そんな僕の中で「これまでちゃんと向き合ってこなかった定番商品」の1つがコチラ。
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BOSS OverDrive/Distortion OS-2です。
今さら僕が説明するのも烏滸がましいですが、オーバードライブサウンドとディストーションサウンドをCOLORツマミで行ったり来たりできます。が、OD側やDS側に振り切るとわざとらしい音になってしまうので、12時(ODとDSのハーフ&ハーフ)を基準にしてあとはお好みで微調整くらいが一番おいしいポイントを見つけやすいと思います。

ゲイン量はなかなか高めです。基本的にはゲイン低めでも高めでもいい音してます
DRIVEつまみ9時くらいでONすると、クリーン(OFF時)とのサウンドがシームレスに繋がる感じがして非常にナチュラルで素晴らしいです!この、オンにしてもキャラが変わらず歪みだけが自然に増える感じは、僕的にはJAN RAYを思い起こさせました。こんなこと言うと「お前の耳は大丈夫か?値段は10倍くらい違うぞ」って言われそうですが、音がジャンレイに似てるということではなく、あくまでもアンプのキャラはそのままにゲインツマミを少し上げただけ みたいな感覚が似てるんですよね(^^)

いや、待てよ
それって音が似てるよりもスゴイことでは・・・?(笑)
それだけキャラの幅が広く、アンプの素のキャラに近づけることも容易、っていうことでもあるのかなと思います。

あとギターのボリュームの追従性がとても良く、絞ってもエッジがしっかり残るのでボリューム操作が楽しくなります
ここはかなりポイント高いですね。


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今、サイコーにマイブーム来てるのが、BIG MUFFとの合わせ技です。
僕みたいにFUZZの世界に中途半端に足を突っ込んでる程度の人間だと、ビッグマフだけだとピッキングのアタックにもう少し「ざ行」のエッジが欲しくなるんですが、そこをバッチリ補ってくれます。TSだと、ざ行はあまり出てこないんですよ。


さて、実はこのOS-2を購入したのはこの動画を観たのが一番の理由でもあります。

ライムトーン今西さんとギタリストのAssHさんがOS-2のオペアンプを交換する動画です(^^)
オペアンプによる音の違いはビンテージチューブスクリーマーでも目の当たりにしてきましたが、正直 僕は最近「バンドの中で鳴らしたら細かい違いなんてわからない」っていう考えにシフト気味なので、「言われてみたら違うかも」程度の変化はキリが無いしあまり追求しなくなりました。
でもこの動画のサウンドはかなり変化してるのがわかりますよね

という訳で、
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僕もオペアンプを交換してみました^m^
動画のように10種以上も試すのは大変なので、お2人が1位に選ばれていたJRCのNJM072Dに交換してみました。美味しいところだけ持って行ってすみません

純正と比べ、いい帯域が出てきますね〜。芳醇になるというか艶っぽくなるというか。これもボリューム絞ってもしっかりエッジが残ります!
とは言え、ハッキリ言ってOS-2はノーマルのままで十分すぎるくらいいい音です
歪み単体でもブースターでもイケるし、ローゲインからそこそこのハイゲインまで出せるし、温かいキャラからドンシャリ気味のキャラまで連続可変できるし、実はすごいポテンシャルを持ったこのペダルを今まで試さずに来た自分を恥じております(^_^;)