先日アプリができてから、ハードオフ・ネットモールのチェックがしやすくなりました
Twitterの方でもハードオフの各店さんからフォローしてもらって、ますますハードオフ贔屓が加速しそうな僕です(^^)


さて。
ある日いつものようにハードオフネットモールをチェックしていると、気になるセミアコを発見。メーカーは謎ですが、ボディにはウェザーチェックがビッシリ入っているし、ピックアップはDeArmond & GibsonティムショーPAFと拘りの仕様になってるじゃないですか
しかもディープジョイント
さらにギブソンのハードケースもついてくるみたいだし

なんとなく只者じゃない雰囲気をビビっと感じて、ポチっちゃいました(^_^;)

数日後、到着!
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いわゆる、Gibson ES-335のコピーってことになるんでしょうかね。
写真でどこまで伝わるかわかりませんが、結構いい雰囲気放ってます。

・・・ただ、いかんせん謎な部分が多いです。だからこそ そそられたんですけどね(笑)


ヘッドストック。
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ミルフォードっていうロゴが入っています。ギブソンのレスポールJr.とかJ-45みたいなゴールドのシルクスクリーンロゴです。右上がりなのはGibsonロゴを意識してるんでしょうか?(笑)
ペグはグローバーが載っています。
ここにもびっしりとウェザーチェックが入ってるんですけど、ちょっと角度が悪かったのかうまく写っていませんね。

ちなみに「milford ギター」でググっても、この個体が掲載されたハードオフのサイトしかヒットしません。工房製のオーダーギターか個人製作の物か、そんなとこでしょうか・・・もしくはただの335コピーのロゴを過去オーナーさんが替えただけとか?(謎)


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セミアコはFホールの中に貼ってあるラベルにいろんな情報が書かれているものなんですが、このギターには今は無きスイング・ジャーナル誌主催のジャズディスク大賞金賞受賞(1984年)のシールが貼られています。
このギターの製作時に貼られたのか後から貼られたのかわかりませんし、そもそもこのギターとジャズディスク大賞に関係があるのかどうかすらわかりません(^_^;)

ただ、過去オーナーはジャズが好きで、このセミアコをジャズギターとして使っていた可能性は高そうですね


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前述しましたが、ピックアップはフロントがDeArmond製


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リアが80年代のGibsonのティムショーPAF(New PAF)です。
近年再評価されてきてて僕もレスポールDCに載せているPUですが、ぶっちゃけもうちょいブライトで垢抜けた音の方が僕個人としては好きです。

ブリッジが前後逆に付けられて届きました。面倒なのでまだそのままです。
塗装が剥げた部分の色を見るとブラス製ブリッジのようですね。塗装はニッケルです。


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ウェザーチェックがびっしり入っていますが、これが経年変化によるものなのか、僕みたいに冷却スプレーで人為的に入れたものなのかはわかりません。
ただ雰囲気は悪くないですね。
僕が「只者じゃないかも」と思わされたポイントでもあります。


「只者じゃないかも」・・・とは言え、ぶっちゃけ僕はそんなに「見る目」を持ってるわけじゃないので、ただの安物コピーギターである可能性も否定できません。
と言いますのも、、、
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なぜかボディバインディングの上に塗装されてしまってるという謎ポイントが。。。
これは意図がまったくもって不明ですね
バインディングが無い335と言えばGibsonではES-335 Studioという廉価モデルを思い起こさせるので、普通ならバインディングが見えてる方が良いと思うのが心情だと思うんですが、なぜ敢えて隠してしまったのでしょうか???(-"-)


そして、
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指板にバインディングが無いのもまた、ES-335 StudioやEpiphoneのDOTといった廉価版を彷彿とさせるなぁ。。。と思いきや、あとから調べたらGibson ES-335は初年度の1958年製は指板にバインディングが無かったことがわかりました。
それを狙って再現された物なのか否か憶測の域を出ませんが、もしかしたらマニアックな人がオーダーした(製作した)ギターかもしれませんね ^m^

・・・まぁ、そこまで拘りのある人ならボディバインディングを隠しちゃうってのはあまり考えられないので、ただコストと手間を削減しただけという可能性も捨てきれませんが


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さて、気になるサウンドです。
今、比較対象がストラトしか無いのでそう感じるのかもしれませんが、ブリっとした低音が良く出ますね!特にフロントはDeArmondの特性もあるのかそれが顕著です。それに比べるとリアは意外とエッジーで、これならロックでも全然イケます
フロントで深めに歪ませてロングトーンでリードを弾くと超気持ちいいです
ただ全体的にはもうちょっとブライトな方が好きかな。

あと、セミアコなので当たり前なんでしょうけど生鳴りが大きくてサスティンもとても長いので、アンプに繋がないで弾いてもとても楽しいです!!昨日は午前で仕事終わらせて帰宅したんですが、夜までずっと爪弾いていました(^^)
ネックとフレットの状態が良くて非常に弾きやすいのも嬉しいポイントです

所有経験がほとんど無くてセミアコのことはよくわからないので、比較対象として他のセミアコ(欲を言うなら本家335)と一緒に弾いてみたいですね〜。


という訳で、謎セミアコのご紹介でした!
最後に、一応この個体が紹介されているハードオフのURLを貼らせていただきますね!
HARD OFF 久留米国分店 ギターメンテナンス MILFORD JAZZ GUITAR SEMI HOLLOW

あ〜素性が知りたい!!