ペダル検証もついに記念すべき100台目となりました!!\(^o^)/
サボって書いてないペダルも結構あるので、実際はとっくに100弾超えてたはずなんですけど


記念すべき100回目は、
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グヤトーンのコンプレッサー、DRIVING BOX PS-103です。
これは70年代の物だそうです。ボロいですね〜
PS-103には前期型と後期型があって、前期型は電池駆動のみですが後期型はアダプターも使えるようになってます。ネット情報によるとそれだけの違いだそうです。ちなみに僕のは前期型なので電池駆動のみです。

こいつを入手した経緯は。。。


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お借りしているビンテージのダイナコンプ(コチラ参照)が超気に入ってしまったから。
なんでもグヤトーンのPS-103には、このビンテージのダイナコンプと同じ缶オペアンプが使われているらしいのです!
なら似たような音が出るんじゃね!?って期待しちゃいますよね?浅はか?


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という訳で中を見てはみましたが、まぁ当然ながらチンプンカンプンですよね(笑)。
そっと蓋を閉じたよね。


では早速比較してみましょう!!
果たしてPS-103は、ビンテージダイナコンプの代役となりうるのか!?
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結論から言うと、結構違いますね。
まぁ大まかな系統は似てるんですよ、実際。でも細かいことを言いだすとね。
一番違う点はミドル〜ローにかけての出方でしょうか。ビンテージダイナコンプはここが際立って芳醇なんですけど、グヤトーンの方は比較的スッキリしています。だから、ダイナコンプはギターソロのブースターとして使いたくなるようなサウンドなんですが、グヤトーンはバッキングで使いたい音です。より荒くてロックな感じなのは完全にグヤトーンの方ですね。ただちょっと平面的と言うか、ガサガサした音って感じもします(抽象的でスミマセン)。
あくまでもダイナコンプと比較した場合の話ですよ。

・・・って、「なんでコンプなのにブースターとしてのレビューなんだよ」と突っ込まれそうですが、使ったことのある方ならわかってくださると思うんですけどビンテージダイナコンプはブースターとしてかなり活きるペダルだと思うんです。美味しい帯域をグッと上げてくれるので。そんなダイナコンプの代わりになり得るか?というテーマだったためにグヤトーンも同じ用途でのレビューにしました。

グヤトーンを普通にコンプとして使った印象としては、ダイナコンプよりパッコーン感は弱いと思います。フルテンにしても極端な掛かり方にはなりません。クリーンのカッティングなんかでもっとパキっとさせたりキラキラしたアルペジオを鳴らしたい人は他の選択肢の方がいいかもしれません(あくまでも好みですが)。

いやー、でもこの音がビンテージダイナコンプの10分の1の価格で手に入っちゃうなら、試してみる価値は大だと思いますよ!!
さすがデジマート地下実験室の井戸沼室長がオススメされているだけのことはあります(^^)