今、何かと話題の絶えないギブソンです。
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2006年製のレスポールDC Proというモデルです。
「レスポール」とは名がついているものの、ダブルカッタウェイだったりチャンバード(中空)ボディだったりと、ちょっと異質な存在ってことになるんでしょうか。


偉大なるGibson Les Paulは今から約60年前には既に完成され現在の姿になりました。
各社は追いつけ追い越せとばかりにレスポールをオマージュしたモデルを開発し独自の進化を遂げていきますが、当のギブソンがそれをやると「邪道」「余計な事しやがって」と言われてしまうのは、やはり自らが60年以上も前に作り出したレスポールの存在があまりに神格化されすぎたからでしょうか

3ピースメイプルネック

パンケーキボディ

ウェイトリリーフ

コンター・ヒールカット

リッチライト・ベイクドメイプル指板

自動チューニングシステム

etc・・・

いろんな理由はあれど、ギブソンはレスポールに様々な進化(?)の手を加えていきますが、それらはことごとく裏目に・・・。どんなに技術や経験を蓄積させても自らが60年も前に作ったギターを越えられない。でもオリジナルレスポールにおんぶに抱っこではいけない。その苦悩は相当なものでしょう。。。

でも僕は過去の栄光に固執せずに攻めたギブソンの姿勢が好きです(^^)v
頑張れGIBSON!!


という訳で話をレスポールDC Proに戻します。
以前ブログでOrville by GibsonのコリーナVを紹介した時に「ハムバッカー搭載ギター2本のうち、どっちを残すか迷ってる」と書きましたが、そのうちの1本がこのギターだったんです。
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前述した話で言えば、このDC Proも “ レスポールとして見れば ” 邪道な存在なのかもしれませんね。ボディのマホガニーがくり抜かれて軽量化されているという部分が特に敬遠する人が多いように感じます
でもB'zの松本さんだってチェンバードボディのレスポールをRECで多用してますしね ( ̄ー ̄)
僕も過去にウェイトリリーフされたレスポールはこの個体を入れて4本所有してきました。僕はあまりこういうところに嫌悪感を覚えないんですよね〜。むしろ好きかも。

ちなみに僕の個体、チェンバードのくせに3.9キロ弱あります(^_^;)
ところでウェイトリリーフによって何グラムくらい軽量化できるんでしょうね??


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サウンドはめちゃくちゃ好きです
艶やかで伸びのあるサウンドは実にレスポールらしい!
太さとエッジの鋭さが両立した点も実に素晴らしい!

現在、ピックアップはリアにDuncanのパーリーゲイツ、フロントに同59が載っています。パーリーゲイツは初めて使いましたが、ハイが暴れて噛み付いてくるような歪みが非常にカッコいいですね。レスポールDC Proのローがよく出るボディ特性にも非常に合ってると思います!
80年代のNew PAFやバーストバッカーも試しましたが、ダンカンの方が良い感じ (^^)
まぁこの辺の好みは気分で変化すると思いますが。


あと、個人的にこのギターの好きなところが2つあるんですよ
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1点は、カッタウェイ部分のバインディング下からトップ材のメイプルが見えている点(^^)
レギュラーラインのレスポールはメイプルにバインディングが被さって見えなくなっちゃってるので、メイプルが見えてるのは個人的によくやってくれたと思います。まぁ細かいところではありますけどね^m^

あと1点は、指板にバインディングが無いところ。
こういうこと言ったら怒られるかもしれませんが、Gibsonレギュラーラインモデルのバインディングのプラスチッキーで安っぽい質感は何とかならないもんか?と常々思っております。ヒスコレと同じ材質のバイングングを使ったって何万もコストが跳ね上がる訳じゃないだろうに。その点 DC Proにはそもそも指板にバインディングが無いので、そういうモヤモヤを感じる必要がありません(笑)。どうせならボディのバインディングも無くしてくれてもよかったです^m^
なので、僕はバインディングの無いレスポールスタジオが大好きなんですよ
・・・まぁヒスコレ買えない人間の強がりですね


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いろいろいじりたい箇所があるので、まだまだ楽しませてくれそうです(^^)v


ちなみに、、、
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照明が当たるとこんなにギラついてくれます^m^