去年の10月頭を最後に更新が止まっていたSuper100レストア記。
9月中旬から酷いノイズに悩まされ、原因の特定に至らずに約4か月の月日が流れましたが、そこはさすが1332さん!お忙しい本業の合間を縫って見事に完全復活させてくださいました!ヾ(=^▽^=)ノ
ウチの問題児がほんとご迷惑をお掛けしました
・・・って、1967年生まれのオヤジだから「児」ではないですね(笑)


さて、もう一度おさらいしますと・・・

我が家のSuper100。入手当時は原型をあまり留めていない改造だらけの状態でした。
それでも、おおよその仕様から1966年製(3Bバージョン)だと判断した僕は、vinetoneさんに依頼して66年仕様にレストアしてもらい、ずっと使ってきました。
しかし、アンプ大名鑑マーシャル編を読み、細部の仕様から1967年製(4Bバージョン)であることが発覚!
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僅か1年の違いですが、この頃のマーシャルは月単位で仕様が細かく変化していた時代なので、この1年の差はデカいのです(パワー管がKT66からEL34に変わってるだけでもかなりの変化ですよね!)。
そこで1332さんに依頼して、1967年の仕様にレストアしてもらった・・・という流れです(^^)

Super100を取り巻くこの流れは、以下のリンクを順にご参照ください♪

・Super100入手

・改造だらけのSuper100、66年仕様にレストア

・実は67年製だったと発覚

・レストア記その1

・レストア記その2

・レストア記その3

・レストア記その4

・レストア記その5

・レストア記その6

・レストア記その7

そして今回のレストア記その8へと繋がるわけです(^^)



先日1332さんが撮ってくれた動画を拝見する限り、長く悩まされたノイズもすっかり無くなっており、「ハイトレブルに艶があり、ローゲインでもすごい音圧がある」との感想もいただきました。楽しみ♪

さて、まだ手元には届いておりませんが、このレストア記の 「まとめ」 の写真をいただきましたので、
各部のビフォーアフターをGIFでご覧ください!



まずは、フロントビュー。
フロントビュー
特に大きな変化は見られませんが、経年でキャップが外れてしまい目盛りがドコを指しているのかが全くわからなかったツマミが、1332さんのご厚意で新しくなりました。













バックビュー
バックビュー
一目でわかる変化は、電源トランスが変わったことと、パワー管がKT66からEL34に変わったことです。
ちなみに電源トランスを交換したことによって100Vでも駆動できるようになり、今後はあのクソ重いステップアップトランスをスタジオに持って行かなくても大丈夫♪












シャーシ部フロントビュー
シャーシフロントビュー斜め
写真ではわかりにくいかもしれませんが、シャーシの劣化や汚れ、柔らかいアルミならではの歪みなどをキレイに修正してくださっています。













ブロックエンド部
ブロックエンド
この角度から見ると、アルミ製シャーシの歪みがキレイに修正されているのが一目瞭然ですね。ブロックエンドは同社の歴史の中でも僅か数年だけしか使用されませんでした。













電源トランス搭載部
電源トランス横
かつての度重なる改造で開けられたシャーシの穴を、僕はシールやテープで塞いでいた(汗)のですが、1332さんがリベットやアルミ板でしっかりと塞いでくださいました。















出力トランス搭載部
出力トランス横
ご厚意で付けてくださった補強金具が見えます。このように僕が依頼していなくても1332さんが気付いて手をかけてくださっている箇所がたくさんあります。感謝です!















電源トランス オーバービュー
電源トランス上
もちろんオリジナルではありませんが、リプレイスした電源トランスがレイダウンなのが萌えます。僕が雑にビニールテープで塞いだ隙間も、しっかりアルミ板で塞いでくださっているのがよくわかりますね。














プリ管&チョーク オーバービュー
プリ管上
数年前に入手した時点で改造だらけだった当アンプですがチョークは貴重なオリジナルです。アルミシャーシがまるで新品当時にタイムスリップしたかのような輝きですね。あれ、この写真を見て気付いたのですが、プリ管のカバーも変わってますね。















・・・あと、内部に関しては知識のない僕にはあまり言及できる部分が無いので(^_^;)、
ババっと写真をドウゾ!

内部pot

内部セレクター

基板
この最後のGIFを見ると、いかに1332さんの作業が美しいかが良くわかりますよね!コンデンサの足の曲げ方や配線の取り回しなど、1332さんの美的センスがキラリと光っています。

ただ部品と線材がハンダで繋がっていて音が鳴れば良いのではなく、きちんとキレイに組めばアンプはサウンドでもしっかり応えてくれるというのが1332さんのお考えだそうです。たしかに、プラモデルのように説明書(回路図)を読んで指定された場所に指定された部品を付ければいいだけなら僕でもできるかもしれません。しかしアンプはそんな単純なものではなく、製作者の知識や経験、そして何よりセンスが大切なのでしょうね。オーディオアンプに比べて云々とよく言われますが、ギターアンプだって配線の取り回しひとつで鳴り方やノイズにも影響する繊細でシビアな物だということが良くわかりました!


・・・って、まるで僕が作業したような物言いですが、僕は何もしていません
(゚∀゚)アヒャヒャ



という訳で、長らく続いてきましたSuper100レストア記もいよいよ完結が迫ってまいりました!いろいろありましたが、近いうちにサウンドレビューをもって無事に完結できることを願うばかりです(^^)