もう2か月以上前のことですが、こんな記事を書きました。

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(↑画像をクリックするとその記事に飛びます。)



要は「指板の色が変わりましたよ」っていう内容のブログでした。
皆様、着色か?とか、指板貼り替えか?などと予想してくださったようですが、答えは一切明記しなかったんですね。ところが、同じことをご自分のギターにも施したピロさんがご自身のブログにあっさり書いてしまったので、僕もそろそろ答えを書きますww

ピロさんのブログはコチラです。




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実はこれ、指板貼り替えでもないですし、厳密に言うと「塗装」っていうのともまたちょっと違うんですよ。

「含侵」っていうのが正解です。

指板の表面に黒く着色しただけだと、弾いているうちにどんどん色が落ちて指先が黒くなり、指板の色もどんどん薄くなっていきます(たまにそういうギターありますよね)。しかし含侵だと木の繊維の間に浸み込ませているため指板の色が薄くなっていくことも無いですし(施工直後に弾きまくるとさすがに表面が薄くなってしまうようですが)、内部まで染み込んでいるので例えばフレット交換等で指板面にサンダーをかけるようなことがあっても元の薄い木の色が出てこないらしいのです
仕上がりも、僕的にはかなり自然な感じだと感じます。まぁその辺は「含侵だから」というよりもリペアマンさんの腕が絡んでくるのだと思いますけどね(^^)





さて、なんで前のブログで答えを明記しなかったかと言いますと、「指板を染める」ということに対して後ろめたさと言いますか、ごまかしてる感があったことは否めないからです。特に、安い価格帯のギターの指板が黒く塗られていることが多いというのも理由の1つです(安ギターを否定する訳ではありませんヨ)。あと、僕が施してもらったProvisionレスポールモデルの指板は色が薄茶色ながらも高価なハカランダ材なので、包み隠さず言うのなら、そんな価値のある材を着色したことで反感を買うのを恐れたのも事実です。
※ リペアマンの今野店長も、僕と同じように思っている人は多いのではないか?と思われていたらしく、含侵の需要があることが少々意外だと素直におっしゃってました。

しかし2か月が経った今、本当にやってもらって良かったと思っています!

指板だけにとどまらずギター全体がビシっと締まって見えますし、見た目が好きなギターは必然的に手に取る機会も増えます。もともとこのProvisionには一番愛着があったからこそ施したのですが、さらに愛着もわきました。ギターって「楽器」であることはもちろんですけど「身に付ける物」でもありますから、やっぱり自分がカッコイイ!って思える物を持つことは大切ですよね。

しかも価格が超良心的だったのです!
まぁ含侵の相場がわかりませんが(笑)、僕らが同じことを自分でしようと思ったら、塗料や道具買ってくるだけでリペア代より高くなっちゃうんじゃないか?っていうくらい安いです。決して大袈裟に言ってませんよ!?

〜〜追記〜〜

指板含侵のこの記事、問い合わせが非常に多いです!
僕と同じように指板を黒くしたいと思ってらっしゃる方が結構多くいらっしゃるんですね!(^^)
気になる方は施工してもらった工房や連絡先などお教えしますので、お気軽に直メッセージください!お待ちしております(^^)