昨夜、あるギタ友さんと Marshallとそれを渦巻く環境 についてずっと話していました。話しながらいろいろ思うところがありましたので、今の気持ちを記事にしておこうと思います。敢えてここで書くことではないのかもしれませんけどね。1人でも読みながら「あ、俺も同じ」と思ってくれる人がいるならなんとなく嬉しいじゃないですか(^^)


と、その前に本題とは関係ありませんが・・・


僕はブログを書く上で基本的には思ったことを自分の言葉で好き勝手に書かせていただいております。ただの自己満足的ブログではありますが、ちょっとでもアンテナに引っかかって見てくださった方に少しでも楽しんでいただき、そして参考にしていただけたら嬉しいと思っております。そのために、無難なことばかり書いて保守的になるよりも、思ったこと感じたことをできるだけストレートに表現していますが、人間として最低限のルールやモラルに則ってはいるつもりです。同調してくださる方も大勢いらっしゃいますが、コメント欄を通じてご意見いただくこともあります。時には僕の稚拙さ故に言動をご指摘いただくこともあるかもしれませんが、それらはありがたく受け止め、今後ブログを書いていく上で参考にさせていただきたく思います。ただ、中には反論したいだけなのか筋が通っておらず支離滅裂なことをおっしゃる方もいらっしゃいます。そういう方は、僕の考えをお話しさせていただこうとコメント返ししても大抵は二度とコメントくださいませんし、IPアドレスから検索すると過去にネットの掲示板などで少々問題のある発言をなさっている形跡が見つかったりします。無視すればいいのかもしれませんが、発信するだけ発信しておいて都合悪いコメントは無視とはしたくありません。そういう気持ちで今後もブログを書いていきたいと思っております。ご理解いただけましたら幸いです。
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では、改めまして本題に・・・

まず最初にお伝えしておきたいのは、僕がMarshall教のMarshall信者であること。
つまりMarshallをひいき目で見てしまうのは自認するところです。
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僕がギターを始めた20年ほど前には「PLEXI系」などという言葉は聞かなかったように記憶しています。ところが今は、PLEXI系が溢れています。「PLEXI(プレキシ)」とは、Marshall社が1969年の前半まで自社アンプのコントロールパネルに採用していたプレキシグラス(アクリル板)のこと。つまりPLEXI系とは、その年代のMarshallアンプのサウンドを目指した機材を指す言葉です。実際は、69年前半までと限定せずにJCM以前あたりまでのビンテージマーシャル全般を指す言葉になっている傾向がありますし、さらに言うならばヴァンヘイレンのいわゆるブラウンサウンドとイコールになっている風潮があるようにも感じます。

大まかに JTM→JMP→JCM→JVM と続いてきたMarshallの系譜ですが、古いファンは

「Marshallと呼べるのはJCM800まで」
「MarshallはJCM800で終わった」

と言う人も少なくありません。
時代と共に音楽シーンは変化し、それに合せてギターサウンドも変化しますが、それにMarshall社が対応してきた結果が上記のセリフに繋がったとするなら非常に皮肉なことだと思いませんか?
メサブギーがハイゲインなレクチファイアを発表するや受け入れられたのに対し、MarshallがハイゲインなJCM900を出せば「こんなのMarshallじゃない」と叩かれ、挙句の果てには「石で作った歪みなんてダメ」だと設計までつっこまれる。それはつまり、世間が「Marshallはこうでなきゃ」「Marshallはいつまでもこうであってほしい」と思っているからこそ。JTM、JMPという過去の栄光があまりに偉大すぎるからこそそこからの脱却は非常に難しくなる。これは老舗ならではの悩みと言えるのでしょう。
ザックワイルドが昔のインタビューで「ギブソンのある社員がレスポールのボディバックにストラトのようなコンターを入れたら弾きやすくなるのではないか?と言いやがった。俺はその社員がGibsonを退社して本当に良かったと思ったよ」という主旨の発言をしました。ジョークも混ざってるかもしれませんが、GibsonもMarshallと同じ立場だとすれば、ザックワイルドの言葉は世間のGibsonファンを代表して発した言葉と言えるのではないでしょうか。
「こうじゃなきゃ」「こうであってほしい」という声が大きくなるほど、進化を止めることにも繋がってしまうのでしょう。そしてちょっとでも道を外そうものなら「邪道」と叩かれるのです。
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さて、冒頭の「PLEXI系」に話を戻します。
Marshall社も、いわゆる「売れ線」のプレキシ系に全く手を付けていない訳ではありません。Vintage Modernという、ビンテージマーシャルサウンドを基本にして現代風に使いやすさを備えたモデルを発売したりもしました。しかしこの中途半端さが逆に受け入れられずに短命に終わりました。色が悪かったとも囁かれていますし、JMPのようなルックスにして欲しかったという声もあるようです。サウンドの評価は上々だっただけに、そのルックスのせいで音も出さずに拒否反応を起こしたギタリストがいたとするならば非常に残念です。
また、ビンテージリイシューシリーズとして、JTMやJMPは復刻もされており、それは好評を得て永くラインナップされています。中には「Marshallはこれだけ出していればいい」という人もいるようですが、僕はそうは思いません。理由は書くまでもないと思うので割愛します。
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そんなMarshallの「歴史」と並行して、他社は続々とマーシャルを基にしたアンプを発表していきます。もろに当時のJMPやJTMを模した「コピー品」もあれば、そこからの進化系もあります。そしてその中には、新たなスタンダードとしてアンプ界を成形したと言えるほどのブランドも時代と共に現れてきました。ソルダーノ然り、ボグナー然り、フリードマン然り・・・。
・・・Marshall信者の僕が敢えて言わせていただきますが、Marshallはちょっと不器用だったのかな?と感じます。前述したようになかなか殻を破れない立場なのは理解できますが、Marshallは他のどのメーカーよりもPLEXIマーシャルを知り尽くしているのですし、そこから進化できる技術力も間違いなくもっているのです。敢えて避けてきたのか、しようと思ったが上記のブランドたちに先を越されてしまったのか、進化の方向性をちょっと見誤ってしまったのか、それは僕にはわかりません。
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それでも僕は、Marshallを愛していきます。
某メーカーの某アンプの謳い文句に、こうありました。

「これは、アタリのJCM800のサウンドを再現しました」

そのアンプに数十万円というお金を出すなら、僕は1万円札を数枚握りしめてボロボロのJCM800を買ってきて、偉大な先人たちがしてきたようにお気に入りのブースターを1個繋いでギターを弾きたいです。もちろん値段の話じゃありませんが、僕はMarshallは敷居の高い存在にはなって欲しくはありません。もちろん、高価なアンプを否定する訳ではありません。そこには膨大な開発費や労力がかかっていることでしょうし、もちろんブランドイメージなどがあった上での価格なのでしょう。それに、「Marshallがやらないならウチが」という姿勢はあって然るべきと思いますし、各社もMarshallの素晴らしさを理解しリスペクトした上で「ここをもっとこうすれば」と開発しているとするなら、それは大いに賛同します。でも、僕はそれらのアンプの根幹にあるMarshall社をリスペクトし続けたいと思いますし、なによりもMarshallというロゴを纏ったアンプを背にしてギターを弾き続けたいのです。もちろんサウンドも大好きです。
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さて、もうすぐ正式に発表されるであろうMarshallの新製品Astoriaはいったいどのような評価を受けるのでしょうか。非常に興味深いですね。
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以上、頭デッカチなマーシャル好きの戯言でした。