シンガプーラのターボ(通称タボちゃん)が、この前の日曜の夜に倒れました。
体全体でハァハァと呼吸し、自力で立てず、体も冷たくなっていました。
タボちゃんの様子を見て、体に触れた時、直感的に 「これはマズイ」 と思いました。
体温から血の気をまったく感じなかったのです。
ジナママが急いで夜間救急病院へ。
僕は子供たちが寝ているので留守番です。大雪の夜でした。
酸素室に入れられたようですが、あくまでも応急処置にすぎず、
翌朝を待って他の病院へ。ということになりジナママは帰ってきました。
そして月曜の朝、救急病院から他の病院へ、というところで、タボちゃんの心肺が停止。
完全に動かなくなったタボちゃんを見てジナママもかなり動転したようですが、
先生の心臓マッサージでなんとか息を吹き返しました。
少し落ち着いたら、ジナママは他の病院へ連れていってくれました。
この状態では検査もできないし、検査どころか体温を測ることもできないとのこと。
(イヤがって暴れると、呼吸が乱れて危険なためです)
とりあえずタボちゃんの生命力に賭けて、回復するのを待つ状態です。
夕方、仕事中の僕に、ジナママから電話がありました。
このまま病院で診てもらうか、家に連れ帰ってくるかの選択で悩んでいました。
ジナママの実家で以前飼っていたシーズーは、最後の最後、家族に看取られることなく病院で亡くなりました。
タボを病院に連れて行き、タボの心臓が止まったのを見ているジナママの中では
いろいろな思いが巡っていたのでしょう。
もちろん、わずかな可能性に賭けたい気持ちもあったでしょう。しかし・・・
でも僕は、やっぱりタボの生命力に賭けたい、と言いました。
家に連れ帰ってくることは、それはつまり死を意味すると思ったからです。
もちろん、家族のいない場所で最後を迎えることになってしまうならば、
それはタボがかわいそうだし、後悔もするでしょう。
でも、タボの生命力とわずかな可能性から目を背けるのも、絶対に後悔すると思ったからです。
タボはまだ生きていますから。
最終的な判断はジナママに任せました。
そして僕たちは、タボを先生にお任せすることにしました。
火曜日、ジナママが病院に様子を見に行ってくれました。
まだ体全体で大きく呼吸をしているものの、表情も出てきて、ジナママの手に擦り寄ってくる仕草を見せました。
ご飯も少し食べたようです。
この回復は本当にうれしかったです。
水曜日、ジナママはタボがいつも食べなれている食事を持っていきました。
表情は前日よりもさらにしっかりし、体温も戻りつつあるとのことでした。
そして検査ができるまでに回復し、なんと木曜に退院できることになったのです!
僕たちは信じられませんでした。
動かなくなったタボをその目で見たジナママは尚更でしょう。
木曜、タボ退院予定日です。
検査の結果、タボが以前から慢性的にもっている気管支炎が原因であるとわかりました。
以前からずっと気管支が弱く、ゼェゼェと炎症を起こしてタンを吐いたりするタボちゃん。
それが原因で白血球が減少したりという数値的な結果は検査で出たものの
その他は特に問題のある箇所はなかったようです。
2週間効く抗生物質を打ち、これからは毎日薬を家で飲みます。
夜、仕事が終わって家に帰ると、タボちゃんが出迎えてくれました。
自分の足でしっかり立って歩き、高いところにもヒョイと飛び乗ります。
もともと痩せてた体がさらにガリガリになっているものの、
体温も温かく、倒れる前の姿と何も変わらず生活しているのがウソのようです。
本当に良かったです・・・。

今朝のタボちゃん。
我が家の猫たちの中では若いタボちゃん。まだまだ長生きしてくれなきゃ困ります。
まだまだ完全に安心はできませんが、1日でも長く長生きしてもらいましょう。
ついでという訳ではないですが、慢性腎不全をかかえるプンちゃん。
思い返せば、慢性腎不全が発覚してからもう1年以上が経ちました。
ご飯の選り好みは相変わらずですが、容体も良い意味でなにも変わりません。
治ることのない慢性腎不全ですが、悪くもならずにキープできているように僕らには見えます。
でもタボちゃんのこともあったし、近々一応血液検査した方がいいかもしれませんね。

こちらは、台所で缶詰を食べるプンちゃんと、
その余り物を狙って一列に並んで順番を待つ猫チーム。
2番目にタボちゃんがいますね。これはたしか、倒れる前日は2日前の写真です。
生き物がたくさんいると、楽しさや安らぎをいっぱいもらえるけど
大変なこともいっぱいありますよね。
我が家の家族、そしてお友達ワンコやお友達ニャンコ、
世界中の動物が1日でも長く幸せな暮らしができることを願ってやみません。
コメント
コメント一覧 (2)
ほんと、良かったです(T_T)
ご心配おかけしました〜