以前のブログにもサラっと書いていましたように、我が家の72年製1987、
どうも音の出方がおかしかったんです。
文章で表現するのはちょっと難しいんですが、高域の減衰音が「ジョワジョワジョワ・・・」と鳴ってるような、
そして音が全体的に潰れてしまっているような鳴り方でした。
この症状を、僕のお気に入りアッテネーターを作ってくださったvinetoneのTさんに相談したところ
診てくださるということだったので、すぐにお送りして診てもらいました。
バイアス電流を計ると、アイドリング電流が標準で1本あたり各々30mAあるべきところ
1mAしか流れておらず、バイアス回路あたりをチェック中にオリジナルの定数と違う抵抗を発見。
220kΩが150kΩだったので、その抵抗を取り替えた。という事でした。
バイアス電流を30mAに調整して、測定して完了。最大で46W出ているという事です。
(昇圧トランスで本来の117Vに昇圧すればもう少し出る、との事でした)
きっと前オーナーさんが、電圧で規定値に調整されたのだろうとの事です。
このような感じで、あっという間に治って帰ってきたのが、コチラです!
まぁ見た目は何も変わっていませんが(笑)
しかし!!
音はもう完全に本来の音を取り戻しましたよ(^^)
気になってた、音の潰れ感やジョワジョワ残響も完全になくなり、
オーバードライブサウンドはもちろん、音の消え際のクリーンになる感じも最高です★
この個体は、ザラっとした高域が特に良く出ていて、それがより荒々しさを助長しているように感じます。
全体的に言うと、少し軽めでキレのあるキャラクターですね。
僕は、そんなに数多くのビンテージマーシャルを弾いてきた訳ではないのですが、
この個体はけっこう深く歪む方だと思います。
それでも、ギターボリュームを絞ればキレイなクリーンになる抜群の追従性が堪りません!
早く、爆音で鳴らしたいです(^^)
コメント